楊振寧

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楊振寧
ノーベル賞受賞者 ノーベル賞
受賞年:1957年
受賞部門:ノーベル物理学賞
受賞理由:素粒子物理学における重要な発見に導いた、いわゆるパリティについての洞察的な研究

テンプレート:中華圏の人物 楊振寧(よう しんねい、1922年9月22日 - )は中国系アメリカ人の物理学者

人物

1942年、西南聯合大学を卒業して1945年渡シカゴ大学へ留学し、エンリコ・フェルミに師事する。

1949年から1965年にかけてプリンストン高等研究所の所員・教授を務めた。その後、1965年からはニューヨーク州立大学の教授となる。

プリンストン時代、コロンビア大学李政道素粒子間の弱い相互作用におけるパリティ非保存に関する共同研究を行い、パリティ対称性の破れが存在することを強く示唆した。このことはただちに同じ中国出身のコロンビア大学の女性物理学者、呉健雄らのチームによって実証される。この業績により、2人は1957年度のノーベル物理学賞を受賞することになった。中国系のノーベル賞受賞としては、初のケースになる。当時は中華民国(台湾)籍だったが、1964年にアメリカ市民権を得ている。

他にゲージ理論におけるヤン=ミルズ理論、可解模型のヤン=バクスター方程式など、多くの業績がある。

1984年復旦大学より名誉博士号を授与された。

1953年には、国際理論物理学会 東京&京都 で来日した。

2004年には、54歳年下の大学院生と結婚したことでも話題となった。

受賞歴

関連項目

テンプレート:ノーベル物理学賞受賞者 (1951年-1975年)