桜井充
テンプレート:政治家 桜井 充(さくらい みつる、1956年5月12日 - )は、日本の政治家、医師。民主党所属の参議院議員(3期)、民主党政策調査会長(第13代)。
厚生労働副大臣(野田第3次改造内閣)、財務副大臣(菅第1次改造内閣・菅第2次改造内閣)、参議院経済産業委員長等を歴任。
目次
来歴
宮城県仙台市二十人町生まれ。仙台市立榴岡小学校、仙台市立宮城野中学校、宮城県仙台第一高等学校、東京医科歯科大学医学部卒業[1]。1985年から東北大学医学部付属病院内科に勤務。1993年、東北大学大学院医学研究科博士課程修了。1996年に国立療養所岩手病院第2内科医長に就任。専門は内科学であるが、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、花粉症の治療にも力を入れた。
1998年、第18回参議院議員通常選挙に民主党公認で宮城県選挙区から出馬し、初当選した。以後3期連続当選。参院議員当選後も、医師の経験を生かし歯科医療、シックハウス問題への対策に取り組んでいるほか、外交政策、金融政策にも関わり、地域金融円滑化法案(金融アセスメント法案)の立案にも関わった。2005年9月、前原誠司民主党代表が設置した民主党「次の内閣」ではネクスト金融担当大臣に就任。2008年には参議院経済産業委員長を務める。2009年9月、参議院民主党政策審議会長に就任し、翌2010年6月からは政策調査会長代理も兼任(鳩山由紀夫代表の下では政策調査会は廃止されており、菅直人の民主党代表就任により復活した)。同年9月、菅第1次改造内閣で財務副大臣に任命され、菅第2次改造内閣まで務める。
2011年9月、野田佳彦代表の下で再び民主党政策調査会長代理、参議院民主党政策審議会長に就任。2012年10月、野田第3次改造内閣で厚生労働副大臣に任命された。同年12月、海江田万里代表の下、民主党政策調査会長に就任。なお同党で参院議員が政策調査会長を務めるのは、直嶋正行に次いで2人目である。
政策・主張
主要政策
本人のHPに拠れば、主な政策は下記の通りである。
医療政策
- 医師不足の解決
- 公的皆保険制度の堅持
- 地域医療の崩壊の阻止
- 患者が望む医療の提供[2]
介護政策
- 利用者サービスの改善(要介護認定の廃止)
- 介護職員の労働条件の改善[3]
引きこもり政策
- 雇用対策として、引きこもりの職業訓練を行う
- 「引きこもり」への企業の理解を深める
- 家族関係の再構築[4]
経済政策
- 銀行の自己資本比率の見直し
- 中小企業が必要な融資を受けられるように
- 中小企業の社会保険料の見直し
- 印紙税の廃止[5]
主張
集団的自衛権
- 2014年2月28日、民主党が集団的自衛権の行使容認をめぐる憲法解釈の見直しについて賛否の曖昧な見解をとりまとめたことについて「民主党はいろんな立場の人を認める共生社会を目指す政党だけに、ばらばらなのは当たり前だ。わかりにくいといわれるのはその通りだ」と述べた[6]。一方で、集団的自衛権の行使を容認する場合には「憲法改正という立ち位置にいきたい」と述べ、憲法解釈の見直しによるのではなく、改憲で行使容認をすべきだとの見解を示した[6]。
非正規雇用の増加と企業について
- 2013年5月24日、東京都内での連合の会合で、経団連会長の米倉弘昌について「企業は目先の利益を追求し、非正規雇用者を増やしている。継続的な経営にマイナスになる」とした上で、「米倉氏と話したことがあるが、首相と同じくらい頭が悪い。ああいう人がトップに立っているから社会は良くならない」と述べた[7]。その後、桜井は共同通信の取材に「冗談半分で言った。不適切であればおわびする」と釈明した[7]。
- 2014年5月13日、「結婚したいと思う人がきちんと結婚できる社会をつくることが重要」と述べ、「安定した雇用の創出」と「賃金アップを目指す考え」を示した。また、「人口減少の背景の大きな要因として非婚による出生率の低下」、「非婚の原因を低賃金」と指摘し、生活基盤を確立することの重要性を訴えた。「安倍政権が進める限定正社員などは低賃金雇用を増やすことになる」などと批判もした[8]。
国民の生活について
選択的夫婦別姓制度
- 2004年の時点では選択的夫婦別姓制度の導入に肯定的な意見を表明し、「現在、法律上は結婚の際に夫、または妻の姓を選ぶことになっていますが、実態的には、ほぼ選択の余地なく、ほとんどのカップルが夫の姓を選んでいます。アイデンティティーに深くかかわる自分の姓を自ら選択できない状況は、個人の尊重、男女平等という観点から見直しを検討すべき」[10]とも述べていたが、2010年には選択的夫婦別姓制度の法制化へ反対、と述べている[11]。
その他
不祥事
年金未納問題
人物
- 趣味は酒、ゴルフ、競馬、カラオケ、卓球、将棋、スポーツ観戦。
- 専門は心療内科であり、参院議員当選後も政治活動のかたわら引きこもり、拒食症、アルコール使用障害等の心身症やアレルギー患者の診察にあたっている。そのため引きこもり・自殺・拒食症等の心身症に関する政策に関わっている。
- 2007年、国会での発言量(閣僚を除く)が最も多いと週刊東洋経済に紹介された[14]。
twitterでのなりすまし
ネット上での選挙運動の解禁を検討する与野党実務者協議会で座長を務めていたが、桜井自身がtwitterでなりすましの被害に遭っており、協議会における桜井の発言をきっかけに、他の国会議員が受けていたなりすましの被害も発覚した。その影響により、選挙期間中は与野党のいずれもがtwitterの使用を自粛する方向で一致した[15]。
所属団体・議員連盟
- 適切な医療費を考える民主党議員連盟(会長)
- 歯科医療議員連盟(会長)
- 統合医療を普及・推進する議員の会(会長)
- 商店街活性化議員連盟(会長)
- インクルーシブ教育を推進する議員連盟(副会長)
- フランチャイズを考える議員連盟(副会長)
- 適切な医療を実現する医師国会議員連盟(幹事長)
- バイオマス活用推進議員連盟(事務局長)
- 幹細胞研究支援議員連盟(会長)
- 尊厳死法制化を考える議員連盟(会長)
- 国際観光産業振興議員連盟(副会長)
- アルコール問題議員連盟(事務局長)
- 慢性呼吸器疾患対策推進議員連盟(副幹事長)
- 日本・ハイチ友好議員連盟(事務局長)
- 薬害ヤコブ病問題を考える議員の会(事務局長)
脚注
関連項目
外部リンク
- 参議院議員・医師 桜井充 WEBSITE(公式ホームページ)
- 桜井充 公式ブログ
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
西村智奈美
辻泰弘
|style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 厚生労働副大臣
西村智奈美と共同
2012年
|style="width:30%"|次代:
桝屋敬悟
秋葉賢也
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
池田元久
峰崎直樹
|style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 財務副大臣
五十嵐文彦と共同
2010年 - 2011年
|style="width:30%"|次代:
五十嵐文彦
藤田幸久
テンプレート:S-par
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
山根隆治
|style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 参議院経済産業委員長
2009年
|style="width:30%"|次代:
木俣佳丈
テンプレート:S-ppo
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
細野豪志
|style="width:40%; text-align:center"|民主党政策調査会長
第13代:2012年 -
|style="width:30%"|次代:
(現職)
- 転送 Template:End
- ↑ プロフィール参議院議員・医師 桜井 充 WEBSITE
- ↑ 参議院議員・医師 桜井 充 WEBSITE医療政策Medical Care Political Measuresより
- ↑ 参議院議員・医師 桜井 充 WEBSITE介護政策Nursing Political Measures
- ↑ 参議院議員・医師 桜井 充 WEBSITE引きこもり政策Social Withdrawal Political Measuresより
- ↑ 参議院議員・医師 桜井 充 WEBSITE中小企業活性化策より
- ↑ 6.0 6.1 「党ばらばら、当たり前」民主桜井氏 集団的自衛権めぐり 産経新聞 2014年2月28日
- ↑ 7.0 7.1 「首相、米倉氏頭悪い」 民主・桜井氏「冗談半分で言った」 スポーツニッポン 2013年5月24日
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 別姓79号
- ↑ 週刊金曜日ニュース2010年7月2日記事
- ↑ 国会議員署名これまでと今後の展望 - 空港はいらない静岡県民の会(2009年3月7日時点のアーカイブ)
- ↑ 民主・桜井氏にも未納期間 国民年金保険料
- ↑ 週刊東洋経済2007年10月6日号。
- ↑ テンプレート:Cite news