東京高速道路
東京高速道路(とうきょうこうそくどうろ、テンプレート:Lang-en)は、東京都中央区付近にある一般自動車道である。また、東京高速道路株式会社は、この一般自動車道の運営と道路下の不動産の賃貸を事業とする会社である。この一般自動車道については外部から東京高速道路株式会社線、会社線、KK線とも呼ばれる。
概要
部分開通は1959年であり、首都高速道路より長い歴史をもつ。全線開通は1964年である。
首都高速都心環状線の汐留JCTと京橋JCTとの間を、銀座の街を取り囲むように走る約2kmの路線である[1]。なお、途中の西銀座JCTで首都高速八重洲線に接続している。
KK線は首都高速道路と直結しているため、首都高速道路の一部と誤解されやすいが、この道路は、道路法に基づく自動車専用道路(旧建設省所管)ではなく、道路運送法に基づく一般自動車道(旧運輸省所管)であり、法律上は全く別の制度に基づく道路である。
大型車やロードローラー、2人乗りの自動二輪車、125cc以下の原動機付自転車、小型二輪車およびミニカーの通行は禁止されている[2]。都心環状線の渋滞時には迂回路としても利用されることが多い。
道路の下に店舗(銀座ナイン・西銀座デパート・銀座インズなど)を建設し、テナントからの賃貸料によって収入を得ているため(本社事務所も西銀座デパートの、一番東京寄りに位置する場所に入居している)、道路利用者からの料金徴収は行なっていないが、収入によって道路を維持するという点については他の民間道路事業者と同様であるため、日本有料道路協会に加盟している。
この道路は、銀座を囲む外堀・汐留川・京橋川を埋め立てて造られたもので、その一部は千代田区と中央区、および港区と中央区の境界となっていた。しかし事前に境界確定の取決めを経ずに埋め立てられたため、現在でもこの道路の土地の行政上の所属は決まっていない。この為、各テナントは、郵便物等を送付させる場合、店舗出入口側の向側の地番に、“先”という地番外地名を通称で付けている。
首都高とKK線の乗り継ぎ
首都高速道路を走行中にこの道路に入ると、有料区間である首都高速道路から無料区間である会社線に一旦出ることになるが、汐留、西銀座、白魚橋に設けられた乗継所では、有料区間から無料区間に流出する乗継所で受け取った乗継券を、10分以内に有料区間に再流入する際に示すと料金を再度支払う必要が無い[3]。ETC搭載車 の場合は、有料区間から無料区間に流出する乗継所150m手前でETCの通信が行われ、有料区間に再流入する際はETCレーンを通行することで乗継券が不要となる。従ってETC搭載車が乗継所で停止する必要はない。
出入口など
施設名 | 接続路線名 | 備考 |
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汐留乗継所 | (Y)八重洲線 汐留JCT方面 | |
新橋出入口 | 北池袋方面出入口 | |
土橋入口 | 北池袋方面への入口 | |
西銀座JCT/西銀座乗継所 | (Y)八重洲線 上り方面 | |
西銀座入口 | 新橋方面への入口 | |
新京橋出口 | 新橋方面からの出口 | |
東銀座出口 | 上野方面からの出口 | |
白魚橋乗継所 | (C1)都心環状線 京橋JCT方面</br>※厳密には8号線 |