智北駅

1977年の智北仮乗降場と周囲約500m範囲の状況。左稚内方面。道路整備前で、駅と踏切の位置が現在と異なる。国土交通省国土画像情報（カラー空中写真）を基に作成

智北駅（ちほくえき）は、北海道（上川総合振興局）名寄市字智恵文にある北海道旅客鉄道（JR北海道）宗谷本線の駅である。駅番号はW52。電報略号はチホ。

歴史

1959年（昭和34年）11月1日 - 日本国有鉄道宗谷本線の智恵文駅 - 南美深駅（当時は仮乗降場）間に智北仮乗降場（局設定）として新設開業^[1]。旅客のみ取扱い。
1987年（昭和62年）4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。同時に駅に昇格。智北駅となる^[1]。
1990年（平成2年）3月10日 - 営業キロ設定。
1991年（平成3年）11月1日 - 智恵文駅寄りに100m移転。改キロ。

単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の北側（稚内方面に向かって右手側）に存在する^[2]。分岐器を持たない棒線駅となっている^[2]。

仮乗降場に出自を持つ開業時からの無人駅^[3]で、ホーム東側の出入口附近のホーム上に待合所を有する^[4]。軽量鉄骨のプレハブの建物である^[4]。ホームは旭川方に階段を有し^[4]駅施設外に連絡している。移設時に有効長を長くした^[2]。鉄骨製コンクリート床である。トイレは無い^[4]。

いわゆる秘境駅のひとつに数えられる^[5]。

ホーム名寄方の手前に北海道道252号美深名寄線の踏切がある。この252号線が整備される以前は、旧道踏切が現在の位置より150m程稚内方に寄った位置にあったため、ホームの位置も100m程稚内方にずれていた。

智恵文駅の北側に位置したため「智北」とした^[6]。

周囲は沼や湿地が多い^[4]。田畑が広がる。

北海道旅客鉄道

宗谷本線

智恵文駅 (W51) - 智北駅 (W52) - 南美深駅 (W53)

↑ ^1.0 ^1.1 書籍『日本鉄道旅行地図帳全線全駅全廃線 1 北海道』（監修：今尾恵介、新潮社、2008年 5月発行）46-47ページより。
↑ ^2.0 ^2.1 ^2.2 ^2.3 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』（小学館、1993年 6月発行）146ページより。
↑ 書籍『無人駅探訪』（監修：西崎さいき、文芸社、2011年 6月発行）148ページより。
↑ ^4.0 ^4.1 ^4.2 ^4.3 ^4.4 ^4.5 ^4.6 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』（著：本久公洋、北海道新聞社、2008年 8月発行）210ページより。
↑ 書籍『秘境駅へ行こう!』（著：牛山隆信、小学館文庫、2001年 8月発行）212ページより。
↑ 書籍『北海道の駅878ものがたり駅名のルーツ探究』（監修：太田幸夫、富士コンテム、2004年 2月発行）121ページより。