プロ野球中継
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(日本シリーズとテレビ中継から転送)
テンプレート:出典の明記 プロ野球中継(プロやきゅうちゅうけい)とは、プロ野球の試合をテレビやラジオで中継放送する番組のことである。
本項では、日本の社団法人日本野球機構(NPB)によるプロ野球の試合中継について記述する。メジャーリーグベースボール(MLB)の中継についてはメジャーリーグベースボール#テレビ放映権を参照。
目次
日本のプロ野球中継の歴史
黎明期
- テンプレート:要出典範囲
- その後、同年7月に開かれた「日本職業野球連盟結成記念大会」(東京・早稲田大学戸塚球場〔後の安部球場〕)が、東京中央放送局(JOAK。現在のNHK)により放送。大会期間中の全試合を生中継し、特に初日と決勝戦には「神宮球場に烏が2羽、3羽」の名調子でならした松内則三と和田信賢が実況を担当した。これは二人のアナウンサーが掛け合いで同時にしゃべるという試みであった。また、場内に集音マイクを設置してバットの打撃音や観客の声が流れるようにしたが、これは野球中継で集音マイクを設置したはじめであるという[1]。
1990年代〜現代
- テレビ放送の黎明期から、永く高視聴率を得ていた。しかし、2003年頃から視聴率低下が始まり、ゴールデンタイムに全国に放送されるレギュラー番組としては存続が困難とされる水準に低下し裏番組に勝つことすらできなくなった。「視聴率低迷の原因として20歳代、30歳代生まれの人たち(団塊ジュニア・ポスト団塊ジュニア)が少年時代にサッカーブームを経験し、プロ野球の視聴習慣が醸成されなかったことにある」と日本テレビプロデューサーの岡田謙吾は述べている[2]。
インターネット中継
2000年代頃からはインターネットを活用した実況中継を行う事例が多くなりつつある。
- ニコニコ生放送は、2012年のシーズンから東北楽天ゴールデンイーグルス、福岡ソフトバンクホークス、横浜DeNAベイスターズの主催ゲーム全試合の配信を開始[3]。2014年のシーズンからは、新たにオリックス・バファローズが加わっている[4]。
プロ野球中継に関連する諸問題
フジテレビのプロ野球中継が原因で起こった事件
- 2010年11月6日の日本シリーズ第6戦は延長15回まで縺れたため3時間10分にも及ぶ大幅な延長により21:00~23:10の放送予定だった土曜プレミアム(映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』)が日付を跨いで、日曜0:10~2:20まで『土曜プレミアム』として放送された。また、これにより深夜から朝方にかけて放送予定だった一部の番組が休止となった[5]。テンプレート:要出典範囲
- また、テンプレート:要出典範囲
- 放送延長を受け、フジテレビには視聴者から6日に1545件、7日には4719件の電話が殺到。野球以降の番組放送時間に関する問い合わせのほか、放送延長への苦情が約7割、「よく最後まで放送してくれた」という賛辞が約3割だったという[6]。
日本シリーズ関連
史上初の地上波全国中継なし
2010年の日本シリーズはセ・リーグ覇者の中日ドラゴンズとパ・リーグはクライマックスシリーズを制覇したリーグ3位の千葉ロッテマリーンズの対戦となった。しかし、今回は第1・2戦と第5戦が地上波での全国中継がなくなるという(民放全国ネット確立後)史上初の出来事となってしまった[7][8]。
脚注
関連項目
- 日本プロ野球
- 野球中継
- 日本プロ野球中継番組一覧
- プロ野球トップ&リレー中継
- 地方ラジオ局のナイター中継タイトル一覧
- プロ野球解説者一覧
- 野球実況アナウンサー一覧
- 雨傘番組
- 野球番組の歴代視聴率一覧
- 読売ジャイアンツの主催試合の中継
外部リンク
- プロ野球TVガイド→試合中継情報(サイト左下にあるリンクから閲覧可能)
- ↑ 鈴木龍二『プロ野球と共に五十年(上)』(恒文社、1984年)P35 - 37。なお、本書にはこの結成記念大会の中継が「プロ野球が、初めてNHKのラジオで放送された」と記されているが、上記の通り名古屋放送局の中継が先行しているため、正確な記述ではない。
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ プロ野球 楽天/ソフトバンク/DeNA 生中継 - ニコニコインフォ 2012年3月27日
- ↑ Bs主催公式戦全72試合を「ニコニコ生放送」で完全無料生中継! - オリックス・バファローズ オフィシャルサイト 2014年2月20日
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite news