新潟県立国際情報高等学校

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テンプレート:日本の高等学校 新潟県立国際情報高等学校(にいがたけんりつこくさいじょうほうこうとうがっこう)は、新潟県南魚沼市浦佐に所在する県立高等学校である。

概要

1980年代、新潟県の大学進学率は20%前後と、当時の全国平均を15ポイント以上下回っており、常に全国ワースト3に入るなど著しく低迷していたことから、県内教育界では早急な対策が求められていた。また当時、中越地方南部の北魚沼郡南魚沼郡内の進学校六日町高校しかなく、新たなモデルとなる進学校が求められていた。

こういった背景から、新潟県の大学進学率向上を目的とするモデル校として、県立国際情報高等学校が設置されることとなり、校舎の設置場所は南魚沼郡大和町大字浦佐(現南魚沼市)に決まった。これは同町が北魚沼(魚沼市)の中心地である旧小出町南魚沼(南魚沼市)の中心地である旧六日町のほぼ中間点に位置していること、小出・六日町とも市街地が既にある程度形成されており、中心地に新たな高校を設置するのが難しいこと、さらに最寄りのJR浦佐駅には上越新幹線が停まるため、長岡・新潟方面などからも生徒を集めやすいなど、通学便宜を図りやすいこと。それらの理由により、この地に校舎が建てられることになった。

こうして国際情報高校は1992年に開校した。

4クラスと小所帯である。一クラスあたりの教員数は、クラス主任・担任・副担任の3人である。

基本的なカリキュラムは普通科とほぼ同様だが、設置名目上は専門教科「英語」を中心に履修する「国際文化科」と、専門教科「理数」を中心に履修する「情報科学科」からなる。これらは専門学科(ただし、職業科目の授業は行われない。)であり、全県から生徒を募集できることが特徴であった。また、遠方から通う生徒の為に学校近辺に学生寮もあり、全校の3分の1程の生徒が入寮している。また、校内に購買がなく、学校周辺にコンビニ等が存在してないため校舎隣の食堂「カフェテリアカンエツ」は、生徒・教員問わず利用者は多い。

また、修学旅行がなく、文化祭も行われていない。文化部発表会という行事はあるが、内容的には文化祭とは異なり主に授業内容や文化部の活動を発表する場である。

全県から生徒を集めるために名目上のみ専門学科とすることの是非については賛否両論あったが、新潟県では平成20年度生徒募集から学区制が撤廃されたため、全県から出願できることが国際情報高校の特色とは言えなくなった。2008年度入試から文理の枠を撤廃し、「専門系」として生徒を募集(「くくり募集」)。2013年度入試より、再び学科別で募集。ただし、4学級160名の募集に変更はない。なお、ここ数年は定員割れが続いており、毎年2次募集が実施されている状況である。

主な出身中学校は、新潟大学教育学部附属長岡中学校(64人)、南魚沼市立塩沢中学校(23人)、南魚沼市立六日町中学校(19人)、南魚沼市立大和中学校(17人)、魚沼市立小出中学校(17人)、長岡市立東中学校(17人)、新潟大学教育学部附属新潟中学校(13人)、湯沢町立湯沢中学校(13人)である。地域別に見ると、下越80人(うち新潟市67人)、中越349人(うち長岡市143人、南魚沼市72人、魚沼市50人)、上越22人(うち上越市20人)、その他(新潟県外、外国)5人である(2013年度現在)。

沿革

交通

教育目標

  • 進取の精神と豊かな人間性を身につけ、国際化・情報化社会で活躍できる心身ともに健康な人間を育成する。

学校行事

  • 4月 - 入学式、新入生研修(巻)
  • 5月 - 勤労体験学習(田植え)
  • 6月 - 球技大会、オープンスクール
  • 8月 - 1年職場訪問、2年大学見学、3年学習合宿(志賀高原
  • 9月 - 1・2年チャレンジウォーク、3年八海山登山、勤労体験学習(稲刈り)、オープンスクール
  • 10月 - 体育祭・収穫祭、文化部発表会、文化講演会
  • 12月 - 1・2年球技大会
  • 1月 - もちつき大会、1・2年百人一首大会、1年チャレンジスキー(浦佐スキー場→廃業の為、2011年度より八海山麓スキー場
  • 2月 - 2年チャレンジスキー(志賀高原
  • 3月 - 卒業式、1年海外研修

部活動

特徴としては、男女サッカー部があること。女子サッカー部は、3年連続北信越大会出場を果たしている(ただし、女子サッカー部はほかに柏崎総合高校しか設置されていない)。

吹奏楽部は、県吹奏楽コンクールにおいて元来銅賞続きであったが、2011,2012,2013年度と3年連続で銀賞を獲得。2011年度に顧問が交替したことと、新潟大附属長岡中や新潟市立某中学校など、中学校時代に西関東大会に出場経験のある部員の増加が要因としてあげられる。

最も特筆すべきは、新潟県の全日制課程で主に男子生徒が在籍する高校では珍しく、野球部が無いことである。これについては学生・保護者からも何度か設置に関しての請願が出ているものの、未だ設置には至っていない。学校側は「高校野球は、年間を通じて野球に関わらなければならなくなるなど、勉学の妨げとなる恐れがある」としており、野球部の設置には否定的である。

※運動部・文化部共に月・火・木の週3回活動(大会前の場合は除く)であったが、2009年度からは、月・火・水・木の週4回の活動になった。

合格・進学状況(編集中)

15期生(2009年卒)から19期生(2013年卒)までの主な進学状況を示す。 括弧内の数字は、15期生から19期生の総計を表す。

国公立大学

北海道大学(12)、東北大学(39)、東京大学(8)、京都大学(4)、名古屋大学(3)、大阪大学(7)、九州大学(1)

東京工業大学(2)、一橋大学(6)、東京学芸大学(13)、お茶の水女子大学(6)、筑波大学(14)、千葉大学(13)、新潟大学(105)、埼玉大学(12)

私立大学

著名な出身者

関連項目

外部リンク

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