承天寺
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テンプレート:日本の寺院 承天寺(じょうてんじ)は、福岡県福岡市博多区にある臨済宗東福寺派の寺院である。
歴史
仁治2年(1241年)、大宰少弐・武藤資頼が円爾(弁円、聖一国師)を招聘して創建。創建にあたっては謝国明ら宋商人が多く援助した。寛元元年(1243年)、官寺となる。
伽藍
仏殿「覚皇殿」、方丈、開山堂などがある。方丈の前には石庭「洗濤庭」が広がる。墓地には新派俳優の川上音二郎や宋で織物技術を学び博多織を始めた満田弥三右衛門らの墓がある。
境内は市道によって北東と南西に分かれる。これは昭和38年(1963年)の博多駅移転に伴う区画整理事業によって通されたもので、このため山門や仏殿は南西側、本堂や墓地などは北東側に分断されている。
博多千年門
2014年3月28日、承天寺通りの一角に新たな博多のシンボルとなる博多千年門(せんねんのもん)が完成した。千年門は古文書に登場する博多の出入り口「辻堂口門(つじのどうぐちもん)」をモデルにした木造瓦ぶきの四脚門。高さ、幅ともに約8メートルで、博多の街の未来千年の繁栄を願って命名された。通りのうち寺の境内に挟まれた約150メートルには、マツやモミジ、自然石が配置され、庭園のような趣となっている。[1] [2]
文化財
重要文化財
その他
- 「饂飩蕎麦発祥之地」の石碑 - 仁治2年(1241年)に円爾が宋から帰国した際に技術を持ち帰った。
- 「御饅頭所」の石碑 - 円爾が宋から持ち帰った饅頭の製法を茶店に伝え、与えた看板(虎屋所蔵)の文字を彫っている。
- 「満田彌三右衛門之碑」- 円爾とともに宋に渡り、織物、麝香、素麺、金箔、朱の製法を持ち帰った。
- 「山笠発祥之地」の石碑
脚注
関連項目
- ↑ 新しい名称は「承天寺通り」に決定 博多の魅力-2013年9月23日付
- ↑ 博多の新シンボル完成 「千年門」1000人通り初め 西日本新聞-2014年3月28日付