成田龍一
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成田 龍一(なりた りゅういち、1951年 - )は、日本の歴史学研究者。専門は日本近現代史、都市社会史。
来歴・人物
大阪市生まれ。1974年早稲田大学第一文学部卒業、1983年同大学院文学研究科博士後期課程修了。1985年「加藤時次郎-加藤時次郎選集」で文学博士。現在、日本女子大学人間社会学部教授。初期社会主義研究会会員。
著書
単著
- 『加藤時次郎』(不二出版 1983年)
- 『「故郷」という物語 都市空間の歴史学』(吉川弘文館 1998年)
- 『〈歴史〉はいかに語られるか 1930年代「国民の物語」批判』(日本放送出版協会[NHKブックス] 2001年)のちちくま学芸文庫
- 『歴史学のスタイル 史学史とその周辺』(校倉書房 2001年)
- 『近代都市空間の文化経験』(岩波書店 2003年)
- 『司馬遼太郎の幕末・明治 『竜馬がゆく』と『坂の上の雲』を読む』(朝日選書 2003年)
- 『「大菩薩峠」論』(青土社 2006年)
- 『歴史学のポジショナリティ 歴史叙述とその周辺』(校倉書房 2006年)
- 『シリーズ日本近現代史(4) 大正デモクラシー』岩波新書 2007年)
- 『戦後思想家としての司馬遼太郎』(筑摩書房 2009年)
- 『「戦争経験」の戦後史-語られた体験/証言/記憶』(岩波書店、2010年)
- 『近現代日本史と歴史学 書き替えられてきた過去』(中公新書 2012)
- 『歴史学のナラティヴ 民衆史研究とその周辺』(校倉書房 2012)
- 『14歳の世渡り術 戦後日本史の考え方・学び方 歴史って何だろう?』(河出書房新社 2013)
共著
- (藤井淑禎・安井眞奈美・内田隆三・岩田重則)『故郷の喪失と再生』(青弓社, 2000年)
- 『ノーマ・フィールドは語る 戦後・文学・希望』岩崎稔と聞き手 2010 岩波ブックレット
- 『立ちすくむ歴史 E・H・カー『歴史とは何か』から50年』喜安朗,岩崎稔共著 せりか書房 2012
編著
- 『加藤時次郎選集』(弘隆社, 1981年)
- 『近代日本の軌跡(9) 都市と民衆』(吉川弘文館, 1993年)
共編著
- (石塚裕道)『県民100年史(13) 東京都の百年』(山川出版社, 1986年)
- (山之内靖, ヴィクター・コシュマン)『総力戦と現代化』(柏書房, 1995年)
- (吉見俊哉)『思想読本(5) 20世紀日本の思想』(作品社, 2002年)
- (小森陽一・千野香織・酒井直樹・島薗進・吉見俊哉)『岩波講座近代日本の文化史(全10巻)』(岩波書店, 2002年-2003年)
- (小森陽一)『日露戦争スタディーズ』(紀伊國屋書店, 2004年)
- (山之内靖・伊豫谷登士翁)『再魔術化する世界 総力戦・「帝国」・グローバリゼーション 山之内靖対談集』(御茶の水書房, 2004年)
- (倉沢愛子・杉原達・テッサ・モーリス=スズキ・油井大三郎・吉田裕)『岩波講座アジア・太平洋戦争(全8巻)』(岩波書店, 2005年-)
- (岩崎稔・上野千鶴子)『戦後思想の名著50』(平凡社, 2006年)
外部リンク
- コミュニティ・自治・歴史研究会『ヘスティアとクリオ』 (編集委員)