恵良駅
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恵良駅(えらえき)は、大分県玖珠郡九重町大字右田にある、九州旅客鉄道(JR九州)久大本線の駅である。
かつては当駅から宮原線が分岐していた。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは構内踏切で連絡している。構内にはかつて当駅で分岐していた宮原線の跡が残っている。無人駅。
かつては住宅を併設した木造駅舎があったが、2014年1月18日に住宅部分から出火し、駅舎を全焼した。焼失した駅舎は1986年に当時の国鉄から土地とともに九重町が購入したもので、九重町では2014年度中に駅舎を新築する予定。新しい駅舎には、八鹿酒造を再興するとともに、右田井路の整備に私財を投げ打ち、久大本線の敷設や旧森高等女学校の創立等にも貢献した麻生観八の史料館を併設し、これに合わせて駅舎の外観は酒蔵のようにされる計画である[1]。
利用状況
- 2011年度の1日平均乗車人員は40人(前年度比+8人)である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 70 |
2001 | 76 |
2002 | 65 |
2003 | 60 |
2004 | 54 |
2005 | 53 |
2006 | 39 |
2007 | 44 |
2008 | 41 |
2009 | 38 |
2010 | 32 |
2011 | 40 |
駅周辺
バス路線
歴史
- 1929年(昭和4年)12月15日 - 鉄道省(国有鉄道)の豊後中村 - 豊後森間開業にともない設置。
- 1937年(昭和12年)6月27日 - 宮原線の当駅 - 宝泉寺間が開業、分岐駅となる。
- 1943年(昭和18年)9月1日 - 宮原線の当駅 - 宝泉寺間が不要不急線として休止となる。
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 宮原線の当駅 - 宝泉寺間の営業が再開される。
- 1984年(昭和59年)12月1日 - 宮原線廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR九州に継承。
- 2014年(平成26年)1月18日 - 隣接の建物から火災が発生し、延焼により駅舎消失。
隣の駅
現存区間
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 宮原線
- 恵良駅 - 町田駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:宮原線- 元の位置に戻る ↑ 恵良駅を建て替えへ 麻生観八史料館を併設 大分合同新聞、2014年6月4日