広電廿日市駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
広電廿日市駅(ひろでんはつかいちえき)は広島県廿日市市廿日市二丁目にある広島電鉄宮島線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅。全面バリアフリーとなっており、南口(宮島口方面ホーム側)にはトイレ、待合室が設置されている。また両ホームともに隣接して無料の駐輪場が設置されている。また南口には周辺道路に接続するロータリーが整備され、自動車の乗り入れが可能となっている。 山陽女子大前寄りに折り返し運転用のポイントが設置されている。
駅周辺
付近は住宅街であり、北側にJR廿日市駅がある。市名と同じ「廿日市」を名乗ってはいるが、行政機関などが集まる市の中心部へは隣の廿日市市役所前駅が最寄である。南にしばらく行くと国道2号があり、店舗が立ち並ぶ。さらに南下すると瀬戸内海が見える。海沿いは工業地帯となっている。
- 現在は西広島方面ホーム裏に存在している変電所だが、駅から西広島方向に150mほどの線路沿いに旧廿日市変電所があった。1922年(大正11年)に建設されてから2008年(平成20年)3月の新変電所稼動開始まで電気を供給していた。1945年(昭和20年)8月6日に広島に原爆が投下され、壊滅的な被害を受けながらも3日後に運転が再開できたのは廿日市変電所が残ったからである。
- 赤煉瓦造りの貴重な建物であり、保存を望む声も多かったが、2009年(平成21年)3月に解体された。跡地は駐車場になっている。
- [[[:テンプレート:座標URL]]34_21_27.5_N_132_20_14.4_E_region:JP_dim:16 地図]
利用状況
年度 | 1日平均 乗降人員 |
---|---|
1994年 | 2,805 |
1995年 | 2,717 |
1996年 | 3,065 |
1997年 | 2,802 |
1998年 | 2,701 |
1999年 | 2,714 |
2000年 | 2,465 |
2001年 | 2,603 |
2002年 | 2,649 |
2003年 | 2,710 |
2004年 | 2,511 |
2005年 | 2,529 |
2006年 | 2,548 |
2007年 | 2,619 |
2008年 | 2,651 |
2009年 | 2,638 |
2010年 | 2,777 |
2011年 | 2,943 |
路線バス
- 廿日市 さくらバス
- (東循環佐方ルート)廿日市市役所前駅行
歴史
- 1922年(大正11年) - 旧廿日市変電所が建設される。
- 1924年(大正13年)4月6日 - 廿日市町として開業。
- 1931年(昭和6年)2月1日 - 電車廿日市に改称。
- 1961年(昭和36年)6月1日 - 広電廿日市に改称。
- 1999年(平成11年)8月17日 - 朝ラッシュ時の当駅折り返し電車の設定が廃止となる。[1]。
- 2005年(平成17年)11月30日 - 駅窓口業務廃止。
- 2008年(平成20年)3月 - 新変電所稼動開始。
- 2009年(平成21年)3月 - 旧変電所が解体される。
- 2009年(平成21年)10月26日 - ダイヤ改正により、平日朝ラッシュ時の折り返し電車が再び設定される。
- 2012年(平成24年)9月8日 - 旧駅木造駅舎のさよならイベントが開催される。[2]
- 2012年(平成24年)10月15日 - 旧駅の解体及び新駅の工事作業が開始。
- 2013年(平成25年)8月1日 - 新駅が完成し利用開始。[3]。
- 2013年(平成25年)12月2日 - 廿日市さくらバス東循環佐方ルートが乗り入れ開始。同時に待合室も利用が開始される。[4]。
- 広電廿日市駅01.jpg
旧駅舎
- Hiroden-Hatsukaichi Sta.01.jpg
旧ホーム。左側が西広島方面
- Hiroden-Hatsukaichi Sta.02.jpg
旧駅北入口
- 広島電鉄廿日市変電所01.jpg
旧変電所
出典
関連項目
- ↑ さらに便利に8/17宮島線ダイヤ改正[1]より
- ↑ 広電最後の木造駅舎が解体へ、中国新聞、2012年9月1日。
- ↑ 廿日市駅南のロータリー完成、中国新聞、2013年8月12日。
- ↑ 廿日市さくらバス実証運行ルートと時刻