平沼定晴

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テンプレート:Infobox baseball player 平沼 定晴(ひらぬま さだはる、1965年3月27日 - )は、千葉県習志野市出身の元プロ野球選手投手)。

2011年シーズンまでは中日ドラゴンズ打撃投手兼用具係を担当していたが、後述の理由で2012年シーズンからは用具係専任となる。

来歴・人物

ニックネームはジャミラウルトラマンに登場した首がほとんどない怪獣で平沼の風貌が似ているからだという。

千葉商科大学付属高校時代の1982年第54回選抜高等学校野球大会に出場、大会屈指の速球派として前評判が高かったものの初戦で敗退した。その年の夏は県予選の2回戦で12奪三振を奪う好投をしたが敗退した。

しかし喧嘩早く物怖じしない投手で、度胸が据わっていると入団前からプロ球界でも評判をとりテンプレート:誰2、さらにセンバツ出場などの活躍が評価されその年のプロ野球ドラフト会議中日ドラゴンズから2位指名を受け、入団。

落合博満が中日に1対4でトレードされた際、上川誠二牛島和彦桑田茂3選手とともにロッテに移籍した。また、1996年には仁村徹酒井忠晴山本保司との3対3トレードで前田幸長樋口一紀とともに中日に復帰。2度の大型トレードによって古巣復帰を果たした珍しい選手である。

平沼の気質が最も現れた試合が1989年9月23日の西武戦で、清原和博に死球を与えた際、逆上した清原から、幸い直撃しなかったが、バットを投げつけられた。平沼も怒って清原に向かって走っていったが、清原からヒップアタック(ジャンピングニーバット)にあってしまった。乱闘となり、清原もマイク・ディアズからヘッドロックの返り討ちにあっている。試合終了後に平沼は、清原が帰るのを狙おうと、駐車場で待ち伏せたが、当の清原は車でサッと出ていったため報復できなかった。乱闘の翌日に清原は、辻発彦に付き添われてロッテのロッカールームに謝罪にきたが、平沼以上に睨み付けていたのは村田兆治袴田英利だった。その後の清原との対戦では、内角に投げづらくなっていたが、清原が「平沼さん、気にしないで攻めてください。お願いします。」と言ってきた[1]

現役引退後の1999年から打撃投手として選手の打ちやすい球を投げられず苦労したが、立浪和義には逆にそれが好評であった。立浪は引退するまで打撃練習の相手には必ず平沼を指名していた。2009年頃から右肘に痛みを感じるようになり、連日テーピングと注射で痛みに耐えていたが、2011年夏ごろに肘が曲がらない「ロック」という症状に陥り、その後秋に復帰するものの打撃投手からの引退を決意。2012年シーズンからは用具係専任となる[2]

現役時代から丸刈り頭がトレードマークで、かつてはCBCテレビサンデードラゴンズ」内の企画で平沼の散髪中にチーム内のこぼれ話を話してもらうコーナーがあった(打撃投手になった後であり、現役時代ではない)。

息子貴晴は大垣日大高等学校野球部で投手としてプレーしていた(全国大会の出場はない)。

詳細情報

年度別投手成績

テンプレート:By2 中日 4 0 0 0 0 0 0 0 -- .000 29 5.2 10 1 3 0 0 2 1 0 5 5 7.94 2.29
テンプレート:By2 20 0 0 0 0 0 1 0 -- .000 115 20.2 34 4 18 0 2 13 0 0 32 29 12.63 2.52
テンプレート:By2 34 2 0 0 0 1 2 0 -- .333 223 50.2 54 6 18 1 3 39 3 0 27 25 4.44 1.42
テンプレート:By2 ロッテ 35 1 0 0 0 1 0 0 -- 1.000 302 70.0 70 8 28 1 2 45 6 0 25 25 3.21 1.40
テンプレート:By2 8 1 0 0 0 0 1 0 -- .000 93 17.1 31 3 11 2 2 8 1 0 26 24 12.46 2.42
テンプレート:By2 36 1 0 0 0 1 3 4 -- .250 285 65.1 70 13 28 1 2 41 2 0 42 41 5.65 1.50
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テンプレート:By2 中日 13 0 0 0 0 0 0 0 -- .000 67 14.0 23 1 6 0 1 8 1 0 12 10 6.43 2.21
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テンプレート:By2 西武 6 0 0 0 0 0 0 0 -- .000 42 9.1 9 2 6 0 0 2 0 0 7 7 6.75 1.61
通算:15年 342 12 1 1 0 18 22 5 -- .450 2667 602.2 663 75 266 15 25 391 28 0 350 322 4.81 1.54

記録

背番号

  • 46 (1983年 - 1986年)
  • 25 (1987年 - 1995年)
  • 13 (1996年 - 1997年)
  • 50 (1998年)

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:中日ドラゴンズ1982年ドラフト指名選手
  1. 武勇伝持つ豪腕投手、清原との大乱闘の真相激白! - ZAKZAK 2011年8月5日
  2. 「竜が舞う2011 打撃投手から用具係へ 支える土台として」 - 中日新聞 2011年12月3日付夕刊 10面