岩舟町
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テンプレート:Infobox 岩舟町(いわふねまち)は、栃木県下都賀郡に属していた町。2014年4月5日に栃木市に編入合併された(2013年8月23日告示)。編入前の栃木市(西方地域を除く)への通勤率は20.4%、佐野市への通勤率は17.5%(いずれも平成22年国勢調査)。
地理
歴史
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、畳岡村・下津原村・静村・鷲巣村の区域をもって岩舟村が発足。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 岩舟村が小野寺村・静和村と合併し、改めて岩舟村が発足。
- 1962年(昭和37年)4月1日 - 岩舟村が町制施行して岩舟町となる。
- 1990年(平成2年)6月1日 - 藤岡町と境界変更。
- 1992年(平成4年)7月1日 - 大平町と境界変更。
- 1994年(平成6年)12月1日 - 大平町と境界変更。
- 2014年(平成26年)4月5日 - 栃木市に編入。同日岩舟町廃止。旧町域は栃木市岩舟地域となる。
町域の変遷
岩舟町域の変遷 | |||||
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明治時代以前 | 明治時代 - 現在 | ||||
下 都 賀 郡 |
和泉村 | 明治22年4月1日 下都賀郡 静和村 |
昭和31年9月30日 下都賀郡 岩舟村 |
昭和37年4月1日 町制 下都賀郡 岩舟町 |
平成26年4月5日 編入 栃木市 |
三和村 | |||||
静戸村 | |||||
五十畑村 | |||||
曲ケ島村 | |||||
静村 | 明治22年4月1日 下都賀郡 岩舟村 | ||||
鷲巣村 | |||||
畳岡村 | |||||
下津原村 | |||||
小野寺村 | 明治22年4月1日 下都賀郡 小野寺村 | ||||
古江村 | |||||
上岡村 | |||||
下岡村 | |||||
三谷村 | |||||
新里村 |
栃木市編入までの沿革
テンプレート:Sister 2014年の栃木市への編入が決定するまで長期にわたる紆余曲折があった。
- 2003年
- 2004年
- 2007年
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 2011年
- 1月23日 - 栃木市との合併協議会設置の是非を問う住民投票が行われ、賛成5,963票、反対4,843により栃木市との間に合併協議会の設置を決定[11][12]。
- 4月8日 - 栃木市、岩舟町の1市1町による「栃木市・岩舟町合併協議会」が設置される。
- 8月28日 - 住民に合併についての意思を問う住民投票が行われる。投票は3択で行われ、「栃木市と合併する」が6,485票、「佐野市と合併する」が5,037票、「合併しない」が280票となる。この投票結果を受けて茂呂町長は佐野市との合併協議会を廃止することを表明し、あわせて町長辞任を示唆[13][14]。
- 8月30日 - 栃木市との合併を主張する住民団体「岩舟町を考える会」は茂呂町長の解職請求の是非を問う住民投票の実施のための署名簿を町選挙管理委員会に提出。署名簿の署名数は5,645人分で本請求に必要な5,111人(6月2日時点の有権者15,333人の3分の1)を上回っている[15]。
- 9月21日 - 佐野市との合併協議会において茂呂町長からの合併協議会廃止の申し入れが報告され、議会の議決を経て同年10月31日付で合併協議会の廃止が決定[16]。
- 9月22日 - 町議会で茂呂町長は進退について議員から質問され、町長は引責辞任せずに栃木市との合併を進める考えを表明[17]。
- 10月17日 - 住民団体「岩舟町を考える会」が町選挙管理委員会に提出した茂呂町長の解職請求の是非を問う住民投票の実施のための署名簿について、審査の結果、5,278人分の署名が有効と認められたため、同会は町選管に町長に対する解職請求を本請求し、町選管は同日付で請求を受理[18][19]。
- 10月31日 - 佐野市・岩舟町合併協議会が廃止される。
- 11月1日 - 佐野市との合併協議会が廃止されたことを受け、茂呂町長が町議会議長に辞職願を提出[20]。
- 11月21日 - 茂呂町長が同日付で辞職したため、同年12月11日予定の町長の解職請求の是非を問う住民投票は行われないことが決まった[21]。
- 12月20日 - 町長選挙と町議会議員補欠選挙(欠員1)が告示され、町長選は住民団体「岩舟町を考える会」副会長の市村隆、町議補選は同会幹事の鈴木孝雄の他に立候補の届け出がなく、両名の無投票での初当選が決まった[22]。
- 2013年
- 2014年
- 4月5日 - 栃木市に編入。
栃木市との合併(法定)
合併協議 基本決定事項
- 合併後の新市のすがた
- 人口 : 16万1000人 -県内では足利市を抜き県下第3位の人口となる。
- 面積 : 331.57m²
編入後は地域自治区「岩舟町」が新設された。
人口
平成22年時点のデータを示す。 テンプレート:人口統計
15歳以上就業者について
当地に常住する15歳以上就業者は9,280人。うち他市区町村で従業している者は5,556人と、全体の59.9%である。他市区町村への従業先1位は栃木市(旧上都賀郡西方町を除く)の1,889人、2位は佐野市の1,626人、3位は小山市の586人、4位は足利市の251人、5位は宇都宮市の149人。
※平成22年国勢調査による
行政
- (旧)岩舟村長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 新井栄蔵 | 1889年(明治22年)5月 | 1893年(明治26年)5月 | |
2 | 鈴木竹蔵 | 1893年(明治26年)5月 | 1894年(明治27年)4月 | |
3 | 富山駒吉 | 1894年(明治27年)4月 | 1896年(明治29年)12月 | |
4 | 小島孫助 | 1896年(明治29年)12月 | 1897年(明治30年)12月 | |
5 | 荻原団蔵 | 1897年(明治30年)12月 | 1898年(明治31年)4月 | |
6 | 小林要之助 | 1898年(明治31年)4月 | 1922年(大正11年)2月 | |
7 | 荻原甲造 | 1922年(大正11年)2月 | 1930年(昭和5年)3月 | |
8 | 小林要之助 | 1930年(昭和5年)3月 | 1936年(昭和11年)6月 | |
9 | 永島光三郎 | 1936年(昭和11年)6月 | 1938年(昭和13年)11月 | |
10 | 荻原甲造 | 1938年(昭和13年)11月 | 1939年(昭和14年)8月 | |
11 | 石川光士 | 1939年(昭和14年)10月 | 1945年(昭和20年)12月 | |
12 | 高岩林吉 | 1946年(昭和21年)2月 | 1946年(昭和21年)12月 | |
13 | 旭岡義俊 | 1947年(昭和22年)4月 | 1951年(昭和26年)4月 | |
14 | 高岩林吉 | 1951年(昭和26年)4月 | 1956年(昭和31年)9月 |
- (新)岩舟村長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 相良行一 | 1956年(昭和31年)11月11日 | 1960年(昭和35年)11月10日 | |
2 | 寺内正 | 1960年(昭和35年)11月11日 | 1962年(昭和37年)3月31日 | 元小野寺村長 |
- 岩舟町長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 寺内正 | 1962年(昭和37年)4月1日 | 1964年(昭和39年)11月10日 | (新)岩舟村長から引き続き着任 |
2 | 森田正義 | 1964年(昭和39年)11月11日 | 1980年(昭和55年)11月10日 | 元衆議院議員 |
3 | 渡辺芳美 | 1980年(昭和55年)11月11日 | 2000年(平成12年)11月10日 | |
4 | 栃木実 | 2000年(平成12年)11月11日 | 2008年(平成20年)8月15日 | |
5 | 針谷育造 | 2008年(平成20年)9月14日 | 2009年(平成21年)8月9日 | |
6 | 茂呂幸司 | 2009年(平成21年)9月27日[26] | 2011年(平成23年)11月21日 | |
7 | 市村隆 | 2011年(平成23年)12月25日[27] | 2014年(平成26年)4月4日 |
出典:『栃木県町村合併誌 第五巻』, p. 262、『栃木県町村会七十年史』, p. 496-497
広域行政
- 栃木地区広域行政事務組合 - 栃木市、下都賀郡岩舟町の1市1町により設置されている事務組合。
警察
- 栃木警察署管内
- 和泉駐在所
- 静駐在所
- 下津原駐在所
- 小野寺駐在所
消防
- 佐野地区広域消防組合佐野消防署東分署
地域
町名一覧
現在は「下都賀郡岩舟町大字○○」から「栃木市岩舟町○○」に変更されている。 テンプレート:Columns-start
岩舟地区
静和地区
小野寺地区
- 大字小野寺(おのでら)
- 大字上岡(かみおか)
- 大字下岡(しもおか)
- 大字新里(にっさと)
- 大字古江(ふるえ)
- 大字三谷(みや)
教育
- 栃木県立栃木農業高等学校 岩舟農場
中学校
小学校
- 岩舟町立岩舟小学校
- 岩舟町立静和小学校
- 岩舟町立小野寺南小学校
- 岩舟町立小野寺北小学校
郵便
郵便番号は「329-43xx」が該当する。集配局は町内全域が岩舟郵便局の管轄となる。
郵便局
- 岩舟郵便局(07057)
- 岩舟新里郵便局(07166)
- 岩舟静和郵便局(07224)
- 宮の下簡易郵便局(07717)
電話番号
町内全域が栃木MAの管轄となり、市外局番は「0282」。収容局は一部地域(後述)を除き以下のビルが該当し、市内局番は以下の通り。
- 岩舟局:54、55
- 小野寺局:57
下記地域は岩舟町外の収容局が管轄となる。
- 栃木大平局:43、44、45
- 大字静戸の一部地域が該当。
医療
- 主な医療機関
- 江田クリニック
- 岩舟博愛クリニック
- 橋本腎クリニック
- 松永医院
- 長谷川医院
交通
鉄道
路線バス
- 栃木市営バス
- 藤岡線:田口自動車板金前 - 朝田屋食堂前 - 和泉駐在所前 - 川島商店前 - 金子商店前
道路
- 高速道路
- 一般国道
- 主要地方道
- 栃木県道11号栃木藤岡線(藤岡街道)
- 栃木県道36号岩舟小山線(旧・国道50号)
- 栃木県道67号桐生岩舟線(旧・国道50号)
- 栃木県道75号栃木佐野線
- 一般県道
名所・旧跡
出身人物
歴史的人物
脚注
参考文献
- 『栃木県町村合併誌 第五巻』 栃木県、1958年3月。
- 『栃木県町村会七十年史』 栃木県町村会、1991年6月18日。
関連項目
- 栃木県の廃止市町村一覧
- 栃木都市圏
- 岩船山
- 三毳山
- 森田正義(元町長、名誉町民)
- 秒速5センチメートル(作品舞台)
- 岩船山クリフステージ