小櫃駅
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小櫃駅(おびつえき)は、千葉県君津市末吉にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)久留里線の駅である。
歴史
- 1912年(大正元年)12月28日 - 千葉県営鉄道久留里線の駅として開業する。
- 1923年(大正12年)9月1日 - 千葉県営鉄道久留里線が国有化される。
- 1980年(昭和55年)5月 - 現在の駅舎の供用を開始する。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅で、ホームの有効長は4両編成分である。かつては相対式ホーム2面2線をもち、列車同士の行き違いが可能であったが、のちに1面1線の使用を停止し現在の構造となった(線路脇には廃止されたホームの跡が残っている)。
久留里駅管理の無人駅。特徴的な屋根を持つ小さな簡易駅舎は、1980年(昭和55年)5月に供用を開始したものである。乗車駅証明書発行機が設置されている。
ホーム高さと列車の床面との段差が比較的大きくなっている[1]。これについては国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)は、周辺住民からも不安や懸念の声が上がっているとしている[2]が、JR東日本は同組合との団体交渉の席で段差が規定内であることを理由にホームの嵩上げをしない事を回答している[3]。
利用状況
千葉県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1990年 | 284 |
1991年 | 274 |
1992年 | 263 |
1993年 | 243 |
1994年 | 229 |
1995年 | 224 |
1996年 | 227 |
1997年 | 217 |
1998年 | 200 |
1999年 | 196 |
2000年 | 165 |
2001年 | 165 |
2002年 | 156 |
2003年 | 159 |
2004年 | 147 |
2005年 | 145 |
2006年 | 154 |
駅周辺
当駅を出て亀山方面向かって車窓右手にすぐ国鉄C12形蒸気機関車287号機が見える。
- 国道410号
- 君津市役所小櫃行政センター
- 小櫃公民館
- 小櫃郵便局
- 君津市立小櫃小学校
- 君津市立小櫃中学校
路線バス
小櫃駅前より、以下の高速路線バスが運行されている。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color久留里線
※1937年(昭和12年)から1956年(昭和31年)まで、下郡駅との間に上総山本駅があった。
関連項目
脚注
外部リンク
- ↑ ホームと最大37cmの段差!安全破壊のワンマン化反対!(日刊 動労千葉 No.7443) - 国鉄千葉動力車労働組合(2013年1月29日付)
- ↑ 久留里線ワンマン運転導入阻止へ、沿線地域での要請行動を実施(日刊 動労千葉 No.7452) - 国鉄千葉動力車労働組合(2013年2月14日付)
- ↑ 事故につながるワンマン運転絶対反対!(日刊 動労千葉 No.7443) - 国鉄千葉動力車労働組合(2013年1月31日付) ※同年1月29日付のNo.7443とは別の発行日。