対空兵器
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対空兵器(たいくうへいき)は、航空機など[1]を撃墜するための兵器である。主に地上から発射される地対空兵器、航空機から発射される空対空兵器、艦船から発射される艦対空兵器がある。2000年前後に登場した弾道ミサイル防衛(BMD)兵器や車両用の対空防御兵器であるAPSも含めれば、さらに多くの兵器が含まれる。
テンプレート:See also 広義の対空兵器にはミサイルを迎撃するBMDとAPSも含まれるが、多くの場合は狭義である、航空機や巡航ミサイルを攻撃する兵器を対空兵器としている。 BMDとAPSは本項目では扱わない。
特徴
対空兵器は対象とするそのほとんどが高速で飛翔する航空機であるため、それを攻撃する兵器は次のような特徴を有する。多くの場合、砲やミサイルはレーダーと組み合わされて索敵・追跡・誘導などが行なわれる。
- 短応答性
- 発見から敵味方確認、照準、発射、(誘導)、撃墜までの一連のサイクルが短時間で行なわれなければならない。
- 高速弾
- 高速高機動な目標でもその運動に追従するため、砲弾、ミサイルは高速で飛翔できなければならない[出典 1][2]。
- 高射角・高空
- 地上や水上からでは、射角は迎角が大きく取れなければならず、高い位置の目標では重力に逆らって打ち上げられねばならない。
- 軟目標
- 一般的な航空機は装甲を持たず、機体は燃料タンクを含め脆弱で、小さな破壊力の弾でも被弾すれば撃墜に結びつく可能性が高い。
空対空兵器
航空機によって敵航空機を攻撃する兵器である空対空兵器は、主にミサイルであり、近距離では機関砲が使用される。ミサイルは射程の長短を除けば似たような姿をしており、発射前後に前方へ加速して、赤外線や電波によって自機または発射母機によって誘導される。
- 兵器の例
地対空兵器
地上から敵航空機を攻撃する兵器である地対空兵器は、主にミサイルであり、近距離では機関砲が使用される。地対空兵器は空対空兵器や艦対空兵器と異なり、サイズの大小が大きく、もっとも多様な種類を持っている。
- 兵器の例
- 地対空ミサイル
- 81式短距離地対空誘導弾
- 短射程地対空弾道弾 レイピア
- 短射程地対空弾道弾 RBS70
- ローランド
- 対空砲
艦対空兵器
水上から敵航空機を攻撃する兵器である艦対空兵器は、主にミサイルであり、近距離では機関砲が使用される。
- 兵器の例
- 艦対空ミサイル
- シースパロー個艦防御ミサイル
- スタンダード艦対空ミサイル
- シー・チャパレル個艦防御用ミサイル
- RAM近接防御ミサイル
注記
- 元の位置に戻る ↑ 対空兵器が攻撃する航空機以外の目標には、巡航ミサイルがあり、広義には弾道ミサイル、対戦車ミサイルも対象となる
- 元の位置に戻る ↑ 機関銃も対空兵器であったが、21世紀現在はほぼなくなりつつあるので本記事では含めないものとした。テンプレート:要検証
出典
- 元の位置に戻る ↑ 床井雅美著 『現代サポート・ウェポン』 徳間書店 2008年8月15日初刷発行 ISBN9744198928360