宮崎県営野球場
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テンプレート:野球場情報ボックス 宮崎県営野球場(みやざきけんえいやきゅうじょう)は、かつて宮崎県宮崎市の県営総合運動場内にあった野球場。2001年に閉鎖された[1]。宮崎県が運営管理を行っていた。
歴史
JR宮崎駅に程近いところに位置していた県営総合運動場内に1936年11月開場。高校野球、社会人野球などアマチュア野球公式戦が行われていた。またプロ野球では読売ジャイアンツ(巨人)が春季・秋季キャンプ地として1974年まで使用していた。しかし施設の老朽化が著しく、市南部で整備が進められていた宮崎県総合運動公園内に宮崎市営野球場(現宮崎県総合運動公園第二硬式野球場)が1974年に完成したのに伴って、巨人のキャンプ地は市営球場に移転。また県内アマチュア公式戦の主開催球場も市営球場に移った。
両翼100m、中堅110m。
総合運動場内には野球場の他、陸上競技場やテニスコートなどがあったが、後年はいずれも老朽化が著しくなっていた。前述の県総合運動公園の整備事業が進捗し、2001年に宮崎県総合運動公園硬式野球場(サンマリンスタジアム宮崎)が完成したのに伴い、県営球場は2001年3月を以って閉鎖、用途廃止された。跡地の一部は現在、宮崎県立宮崎工業高等学校の第二グラウンドとなっており、現在内野席とフェンスは撤去されている
なお、サンマリンスタジアムには「宮崎県営野球場」のエンブレムが掛かっているが、正式名称は上記のものである。
出典
- 週刊ベースボールPLUS「九州野球力」(2011年9月刊)