大須賀明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大須賀 明(おおすが あきら、1934年1月21日 - )は、日本の憲法学者。東洋大学大学院法務研究科教授。早稲田大学名誉教授。元早稲田大学比較法研究所所長。法学博士(早稲田大学、1984年)(学位論文「生存権論」)。特に社会権関係の研究で知られる。神奈川県横浜市出身。生存権について具体的権利説を推進した。元司法試験第二次試験考査委員(憲法)。
学説
具体的権利説によれば具体的な立法(例えば生活保護法)が存在しなくとも、直接憲法25条によって司法に訴えることが出来ることになる。大須賀の具体的権利説の場合は、立法権(国会)に対してその最高機関性をなるべく侵害しない形で、作為を義務づけるのではなく、不作為の違憲確認訴訟を起こすことにその意義がある。
略歴
学歴
職歴
主著
- 『生存権論』(日本評論社、1984年) ISBN 4535574855
- 『社会国家と憲法』(弘文堂、1992年) ISBN 4335351186
- 『社会国家の憲法理論』(敬文堂、1995年) ISBN 4767000041