大差勝ち

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大差勝ち(たいさがち)とは、スポーツ(特に球技)の試合やレースなど、点数やタイムなどを競う競技で圧倒的な差をつけて勝利を収めること。

概要

基準が明確でない場合が多いが、後述の日本競馬では「大差」が「着差が10馬身を超える場合」と定義されており、これで勝利した場合に「大差勝ち」となる。

ラグビーバスケットボールなどでは、得点を相手の2倍以上取ることを「ダブルスコア」と呼ぶ。またアマチュア野球水球の場合、得点差が大差になるとコールドゲームとすることがある。

点数やタイムで競う形式でない競技(相撲柔道将棋など)では、大差勝ちではなく「圧勝」「完勝」などの用語が用いられる。これらの競技では、選手の個性や試合展開によって勝負時間が大きく左右され、早く決着させたから強いと言い切れない面がある。

一方で圧倒的な差がつく展開は、双方にとって強化につながらないことがままあるため、強豪チームをシードするなどして力量差の大きい対戦を回避する策が組まれる場合もある。

競馬における大差勝ち

競馬のレースにおいては10馬身を超える着差で勝つこと。競走馬の実力に大きな差がある場合や、障害レースなどで稀に見られる。

競走馬の能力が伯仲する平地重賞競走での大差勝ちは少ないが、日本では以下のような例がある。

日本以外では1920年ローレンスリアライゼーションステークス(優勝馬マンノウォー、2着に100馬身差)、1973年ベルモントステークス(優勝馬セクレタリアト、2着に31馬身差)等が有名である。テンプレート:Asboxテンプレート:Keiba-stub