夏石番矢
テンプレート:出典の明記 夏石 番矢(なついし ばんや、1955年7月3日 - )は、兵庫県相生市生まれの俳人、明治大学法学部教授。富士見市在住。
本名:乾昌幸。ただし俳句研究家だった乾裕幸とは無関係。妻はやはり俳人の鎌倉佐弓。既成の守旧俳壇とは一線を画し、世界的視野に立って俳句の進むべき道を切り開いている。季語以外に活路を見出すキーワードの提唱、コスモロジー的俳句観、多言語俳句朗読、楽器演奏とのコラボの俳句朗読の実践など最前線を歩んでいる。1998年から俳誌『吟遊』を発行し、その代表・発行人。
2000年に世界俳句協会を創立し、海外の詩人や俳人との交流や、俳句翻訳の活動など多角的に活動している。
経歴
1955年7月3日、兵庫県相生市菅原町に生まれる。父乾萬吉、母みよ子(旧姓は丸山)の長男。姉が二人。1968年相生市立双葉小学校を卒業し、淳心学院中学校入学。1974年淳心学院高等学校卒業し、東京大学文科III類入学。1979年東京大学教養学部フランス科卒業。卒論はフランス語で書いたロートレアモン論、指導教官は阿部良雄。79年入学の東京大学大学院へ80年末提出の修士論文「短詩型の比較文学論」で翌81年修士号取得、指導教官は芳賀徹。1984年同大学院比較文学比較文化博士課程修了。1983年東大大学院生時代に出版した処女句集『猟常記』を、詩人の吉岡実[1]、評論家の四方田犬彦らが高く評価する。1984年埼玉大学教養学部専任講師となり、1987年明治大学法学部のフランス語講座助教授、1992年より教授、現在に至る。1996年から1998年まで、パリ第7大学客員研究員[2]。2010年東京大学文学部で「世界の俳句」[3]を講じる。
東大時代、東大能狂言研究会観世会[4][5] [6]と 東大学生俳句会に所属。前者では、「かんぜびと」第二代編集長[7][8]、後者では「原生林」第17号編集(1977年10月)[9]。
東大生時代から、前衛俳人高柳重信を師と仰ぎ、俳人として二十代より活躍し、数多くの句集、俳論がある。1990年から1992年まで「熊野大学」に協力し、最晩年の中上健次と親交を結ぶ。『楽浪』(書肆山田、1992)は、急逝した中上健次に捧げた句集。
現代俳句協会では、青年部長、渉外部長を務めるが、協会自体の保守性に見切りをつけ、2004年退会。
2000年9月、スロベニアのトルミンで世界俳句協会を創立し、以後ディレクターとして運営にあたる。世界俳句協会大会を、日本、ブルガリア、リトアニアなどで開く[10]。
2007年東京ポエトリー・フェスティバル協議会創立、理事長。翌2008年、日本初の大規模国際詩祭、東京ポエトリー・フェスティバルをディレクターとして開催し、2011年二重詩祭、第2回東京ポエトリー・フェスティバルと第6回世界俳句協会大会2011を開催[11]。
拠点雑誌
淳心学院高校時代、俳誌「歯車」「天狼」などに投句。二十代のとき、高柳重信編集「俳句研究」で論と作を活発に発表。坪内稔典編集「現代俳句」(南方社)にも寄稿。八木三日女主宰「花」同人。高柳重信・赤尾兜子代表「俳句評論」同人。所属した東大学生俳句会機関誌「原生林」にも寄稿と編集。1978年俳句季刊誌「未定」創刊発案者の一人、初代編集長として創刊号から第14号まで同誌を牽引し、第38号~第47号発行人、第54号で退会。1986年~1991年「俳句空間」創刊号~第16号の編集委員として、企画の大半を立案。1992年四方田犬彦、石井辰彦と第一次「三蔵」創刊、1995年刊の終刊号(第6号)まで発行人。1998年鎌倉佐弓らと「吟遊」創刊、発行人。海外では2007年から、インドのCyberwit.net社のTaj Mahal Review誌[12]にほぼ毎号、英語版の自作を発表。
評価
四方田犬彦『最新流行』(青土社、1987年)に「夏石番矢あるいは癇癪もちのイエスについて」があり、『猟常記』についての論評収録。吉岡実は、『『死児』という絵[増補版]』(筑摩書房、1988年)収録「重信と弟子」の「服喪の祝宴」で、『猟常記』を称揚。乾裕幸『俳句の現在と古典』(平凡社、1988年)に、「一所懸命ノンサンスな談話――夏石番矢句集『メトロポリティック』に寄せて」収録。 小笠原賢二「未知なる『彷徨』」(栞文『夏石番矢全句集 越境紀行』、沖積舎、2001年)では、「もう一つの根源的な天地創造譚であり宇宙生成のドラマの試み」「アジアや西洋も含むマクロコスモスの表現」と評される。『展望 現代の詩歌11 俳句III』(明治書院、2008年)に、「夏石番矢」(川名大執筆)。吉本隆明『詩の力』(新潮文庫、2009年)の「夏石番矢」において、「夏石番矢さんの俳句は一足とびに西欧の現代詩と同じ次元の表現をしたいというモチーフを持っているのだと思う」、「夏石さんの作品に匹敵するためには、中途半端な前衛性では太刀打ちできないだろう」と評される。平川祐弘「世界魅了する『ハイク』の芸術性」(「産経新聞」2010年7月8日付け)には、「夏石の『天の滝より法王落ちて飛び始む』に始まる『空飛ぶ法王』(Flying Pope)は多くの国の言葉に訳され、愛読されている」。
筑摩書房[13]、教育出版、三省堂、浜島書店などの数種類の国語の教科書、文英堂などの参考書に代表作が掲載されている。
Ban'ya Natsuishiとして、海外の文学界でも著名。インドからSantosh Kumar編『The Poetic Achievement of Ban'ya Natsuishi/夏石番矢の詩的業績』(Cyberwit.net, 2009)が出版され、ロシア、米国、ルーマニア、オランダ、ブルガリア、オーストラリア、台湾、日本からの英文による夏石番矢論16本が収録されている。
ギタリストで作曲家の笹久保伸は、夏石の俳句朗読のため、「空飛ぶ法王/Papa volador」(CD『翼の種子』、アオラ・コーポレーション、2012年所収)と「海の世界」(CD『Quince』、自主制作、2013年所収)を作曲している。
句集
- 『猟常記』、静地社、1983
- 『メトロポリティック』、 (精鋭句集シリーズ6) 、牧羊社、1985
- 『真空律』、思潮社、1986
- 『神々のフーガ』、弘栄堂書店、1990 [1]
- 『人体オペラ』、書肆山田、1990
- 『楽浪』、書肆山田、1992
- 『巨石巨木学』、書肆山田、1995
- 『現代俳人文庫5 夏石番矢句集』、砂子屋書房、1995
- 『未来の滝―33句』、鶴瀬出版、1998
- 『地球巡礼』、立風書房、1998
- 『夏石番矢全句集 越境紀行』(初期句集『うなる川』、未刊句集『漂流』収録)、沖積舎、2001
- 『右目の白夜』、沖積舎、2006
- 『連句 虚空を貫き』(カジミーロ・ド・ブリトーとの共著)、七月堂、2007
- 『空飛ぶ法王 161俳句』、こおろ社発行 東京堂出版発売、2008
- 『迷路のヴィルニュス』、七月堂、2009
- 『ブラックカード』、砂子屋書房、2012
評論
- 『俳句のポエティック 戦後俳句作品論』、静地社、1983
- 『現代俳句入門』、沖積舎 1985、(共著)
- 『現代俳句キーワード辞典』、立風書房、1990
- 『天才のポエジー』、邑書林、1993
- 『<超早わかり>現代俳句マニュアル』、立風書房、1996
- 『世界俳句入門』、沖積舎、2003
- 『俳句縦横無尽』、沖積舎、2010 (鎌倉佐弓との共著)
共著・共編著
- 『俳句の現在I』、南方社、1982 (共著)
- 『俳句・1984』、南方社、1984 (共著)
- 『俳句・イン・ドローイング』、ふらんす堂、1988 (共編)
- 『写真・山頭火 第一集』、春陽堂、1990 (共著)
- 『昭和俳句文學アルバム(18) 高柳重信の世界』、梅里書房、1991 (共著)
- 『詩的ディスクール――比較詩学をめざして』、白凰社、1993 (共編)
- 「短歌 俳句 川柳101年 1892~1992」(新潮10月臨時増刊)、新潮社、1993 (共編)
- 『アニミズムを読む 日本文学における自然・生命・自己』平川祐弘・鶴田欣也編、新曜社、1994 (共著)
- 『世紀末の竟宴』、作品社、1994 (共著)
- 『私の好きな映画・ベスト5』安原顕編、メタローグ、1996 (共著)
- 『私の好きなクラシック・レコード・ベスト3』安原顕編、メタローグ、1996 (共著)
- 『住空間の冒険(5) 右脳感覚と建築』、INAX、1994 (共著)
- 『現代俳句パノラマ』、立風書房、1994 (共編著)
- 『叢書 比較文学比較文化 歌と詩の系譜』川本皓嗣編、1994 (共著)
- 『近代名作館(1) 詩歌』、文英堂、1995 (共著)
- 『悲傷と鎮魂――阪神大震災を詠む』、朝日出版社、1995 (共著)
- 『現代俳句ハンドブック』、雄山閣出版、1995 (共編)
- 『聖徳大学総合研究所 論叢3 1995』、聖徳大学出版会、1995 (共著)
- 『エロチシズム』金子兜太、復本一郎共編、雄山閣出版、1996 (Series俳句世界1)
- 『笑いの認知学』上田五千石、復本一郎共編、雄山閣出版、1996 (Series俳句世界2)
- 『中上健次発言集成5』、第三文明社、1996 (共著)
- 『私のうしろを犬が歩いていた――追悼・吉岡実』、書肆山田、1996 (共著)
- 『「甘え」で文学を解く』平川祐弘・鶴田欣也編、新曜社、1996 (共著)
- 『現代歳時記』、成星出版、1997 (共編)
- 『無季俳句の遠心力』佐佐木幸綱、復本一郎共編、雄山閣出版、1997 (Series俳句世界3)
- 『歳時記の宇宙』 鷹羽狩行、復本一郎共編、雄山閣出版、1997 (Series俳句世界4)
- 『芭蕉解体新書』川本皓嗣、復本一郎共編、雄山閣出版、1997 (Series俳句世界別冊1)
- 『俳句・深層のコスモロジー』 岡井隆、復本一郎共編、雄山閣出版、1997 (Series俳句世界5)
- 『現代歳時記』 金子兜太、黒田杏子共編、成星出版、1997
- 『パロディーの世紀』荻野アンナ、復本一郎共編、雄山閣出版、1997 (Series俳句世界6)
- 『時代と新表現』 坪内稔典、復本一郎共編、雄山閣出版、1998 (Series俳句世界7)
- 『子規解体新書』 粟津則雄、復本一郎共編、雄山閣出版、1998 (Series俳句世界別冊2)
- 『旅のトポロジー』 鎌田東二、復本一郎共編、雄山閣出版、1998 (Series俳句世界8)
- 『日本の想像力』中西進編、JDC、1998 (共著)
- 『日英対訳 現代俳句2001』、邑書林 2000 (共編)
- 『若さとはこんな淋しい春なのか 住宅顕信読本』、中央公論新社、2002 (共著)
- 『岩波講座 文学4 詩歌の饗宴』、岩波書店、2003 (共著)
- 『東京ポエトリー・フェスティバル2008アンソロジー』、七月堂、2008 (共著)
- 『日曜日の随想2008』、日本経済新聞出版社、2009 (共著)
- 『第2回東京ポエトリー・フェスティバルと第6回世界俳句協会大会2011アンソロジー』、七月堂、2011 (共著)
- 『『福本和夫著作集』完結記念の集い報告集』、こぶし書房、2011 (共著)
- 『韓国・朝鮮の知を読む』野間秀樹編、CUON、2014 (共著)
海外出版
- Haiku: antichi e moderni, Garzanti Editore, Italy, 1996 (co-authored).
- A Future Waterfall―100 Haiku from the Japanese, Red Moon Press, USA, 1999 & 2004.[14]
- Romanje po Zemlji, Društvo Apokalipsa, Slovenia, 2000.[2]
- Цветята на Вятьра, Matom, Bulgaria, 2001.
- Poesia Sempre NÚMERO 17, Fundação Biblioteca Nacional, Brazil, 2002 (co-authored).
- Haiku: Poetry Ancient & Modern, MQP, UK, 2002 (co-authored).
- Haiku: the leaves are back on the tree, Greece, 2002 (co-authored).
- Ombres et Lumières, LCR, Bulgaria, 2003 (co-authored).
- Haiku: Poésie anciennes et Modernes, Édition Vega, France, 2003 (co-authored).
- Странный Ветер, Иностранка, Russia, 2003 (co-authored).
- The Road: world haiku, Ango Boy, Bulgaria, 2004 (co-authored).
- Ribnik tišine: slovenska haiku antologija, Društvo Apokalipsa, Slovenia, 2005 (co-authored).
- L'Anthologie du Poème Bref, Les Dossiers d'Aquitaine, France, 2005 (co-authored).
- Right Eye in Twilight, Wasteland Press, USA, 2006.[3]
- ÎMBRĂŢIŞAREA PLANETELOR (THE EMBRACE OF PLANETS), Edidura Făt-Frumos, Romania, 2006.[4]
- Espíritos Elementares: vinte e três simulacros, in-libris, Portugal, 2006 (co-authored).
- Endless Helix: Haiku and Short Poems, Cyberwit.net, India, 2007.[5]
- Le bleu du martin pêcheur: Haïkus, L'iroli, Beauvais, France, 2007 (co-authored).
- Madarak / Birds / 鳥: 50 Haiku, Balassi Kiadó, Hungary, 2007.
- Pellegrinaggio terrestre / Earth Pilgrimage / 地球巡礼, alba libri, Italy, 2007.[6]
- Flying Pope: 127 Haiku/空飛ぶ法王 127俳句, Cyberwit.net, India, 2008.
- Balsis no mākoņiem / Voices from the Clouds / 雲から声, Minerva, Latvia, 2008.
- MUNDUS poesie per un'etica del rifiuto, Valtrend Editore Napoli, 2008 (co-authored).
- ŐSI FENYŐ, tr. by Vihar Judit, Napkút Kiadó, Budapest, Hungary, 2008 (co-authored).
- The Poetic Achievement of Ban'ya Natsuishi, Cyberwit.net, India, 2009 (edited by Santosh Kumar).
- 同心円/KONCENTRIČNI KRUGOVI, tr by Dragan J. Ristić, PUNTA, Niš, Serbia, 2009.[7]
- ハイブリッド天国 / Hybrid Paradise, English translations by Ban'ya Natsuishi & Jim Kacian, Cyberwit.net, India, 2010.
- Il Papa che vola: 44 haiku / 空飛ぶ法王 44俳句, Rupe Mutevole, Italy, 2010.
- The Individual Voice 16, Helicon Poetry Society, Israel, Tel-Aviv, Israel, 2011(co-authored).
- Memorias del 21o Festival Internacional de Poesía de Medellín, Corporacion de Arte y Poesía Prometeo, Colombia, 2011(co-authored).
- Turquoise Milk / ターコイズ・ミルク: Selected Haiku of Ban'ya Natsuishi / 夏石番矢選句集, Red Moon Press, USA, 2011.[8]
- A TENGER VILÁGA / THE WORLD OF THE SEA / 海の世界 50 HAIKU, BALASSI KIADÓ, Hungary, 2011.
- L’Archipel des séismes: Écrits du Japon après le 11 mars 2011, Editions Philippe Picquier, 2012, France (co-authored).
- Modern Japanese Haiku / 現代日本俳句, Cyberwit.net, India, 2012 (co-authored with Sayumi Kamakura).
- LA VILLE: HAÏKU Anthologie bilingue de poètes bulgares, français et francophones, Фараго, Bulgaria, 2012(co-authored).
- Kamesan’s World Haiku Anthology on War, Violence and Human Rights Violation, Kamesan Books, USA, 2012 (co-authored).
- ブラックカード / Black Card / Tarjeta negra, Cyberwit.net, India, 2013.
- 空壺 / El cántaro vacío / The Empty Amphora 選集 / Antología / Anthology 7o Conferencia de la Asociación Mundial de Haiku 2013 / 7th World Haiku Association Conference 2013 Medellín Colombia, Todográficas, Colombia, 2013 (co-authored). pdf[15]
- POEMS FOR THE HAZARA: AN ANTHOLOGY AND COLLABORATIVE POEM BY 125 POETS FROM 68 COUNTRIES, Edited by Kamran Mir Hazar, Full Page Publishing, USA, 2014 (co-authored).[9]
- CASCADE DU FUTUR : 100 haïkus traduits du japonais par Jean Antonini et keiko Tajima, L'Harmattan, France, 2014.[10]
編著
- 『蝸牛俳句文庫13 高柳重信』、蝸牛社、1994
- 『「俳句」百年の問い』(講談社学術文庫)、講談社、1995
- 『俳句は友だち おぼえておきたい名作80選』、教育出版、1997
- 『吟遊俳句2000』、吟遊社、2000
- 『透明な流れ』、吟遊社、2000
- 『ちびまる子ちゃんの俳句教室』、集英社、2002
- 『世界俳句2005 第1号』、西田書店、2004[16]
- 『世界俳句2006 第2号』、七月堂、2005[17][18]
- 『世界俳句2007 第3号』、七月堂、2007[19]
- 『世界俳句2008 第4号』、七月堂、2008[20]
- 『世界俳句2009 第5号』、七月堂、2009[21]
- 『世界俳句2010 第6号』、七月堂、2010[22]
- 『世界俳句2011 第7号』、七月堂、2011[23]
- 『世界俳句協会アンソロジー2011』、七月堂、2011
- 『世界俳句2012 第8号』、七月堂、2012[24]
- 『世界俳句2013 第9号』、七月堂、2013[25]
- 『世界俳句2014 第10号』、七月堂、2014[26]
受賞学術賞
- 俳句雑誌「俳句評論」昭和54年度年間推薦作家、1980年
- 第9回「俳句研究」50句競作入選 第1位、1981年
- 第1回椎の木賞、1984年
- 第38回現代俳句協会賞、1991年[27]
- 世界俳句業績コンテスト第3位、2000年
- 第1回21世紀えひめ俳句賞 河東碧梧桐賞、2002年
- ルーマニア俳句協会表彰状、2005年
- 国際俳句コンクール伝統的詩形部門第3位、2007年(ルーマニア俳句協会)
- AZsacra International Poetry Award for Taj Mahal Review、2008年[28]
- ルーマニア俳句協会表彰状、2010年
- Sarah and Moïse Russo-Internatinal Prize for Poetry For Taj Mahal Review June 2013 issue、2013年[29]
国際イベント歴
- 1993年10月 中国の吉林大学で特別講演
- 1994年9月 日独俳句大会で講演し、第1回日伊俳句交流の集いに参加
- 1995年6月 第2回日伊俳句交流の集いに参加し、講演
- 1996年~1998年 パリ第7大学客員研究員
- 1997年10月 仏・英での俳句交流Shuttle Experience参加
- 1997年11月 南仏・マルセイユとラマル・レ・バンで「現代俳句」イベント開催[30]
- 1999年7月 東京開催の第1回国際現代俳句シンポジウム事務局長、パネリスト
- 2000年 米国開催のグローバル俳句祭に参加し、基調講演[31]
- 2000年9月 英国での世界俳句フェスティバルに参加し、スロヴェニアで世界俳句協会を創立し、講演と多言語俳句朗読
- 2001年6月 第7回ドイツ俳句協会会議参加
- 2001年9月 スロヴェニアのヴィレニッツア詩祭に日本人として初参加し、俳句朗読[34]
- 2003年 マケドニアのストゥルーガ詩祭に参加し、俳句朗読
- 2003年10月 日本の天理市で開催の第2回世界俳句協会大会実行委員会委員長[35]
- 2004年 ポルトガルのポルト・サントー詩祭に日本人として初参加し、多言語俳句朗読[36]
- 2005年6月 イタリアのジェノヴァ国際詩祭、フィレンツェ国際詩祭で俳句朗読[37]
- 2005年7月 ブルガリアのソフィアとプロブデイフ開催の第3回世界俳句協会大会に参加し、講演と多言語俳句朗読[38]
- 2005年11月 第3回ウエリントン国際詩祭に参加し、俳句朗読[39]
- 2005年12月 日欧現代詩フェステイバルin東京の俳句セッションを主催し、多言語俳句朗読[40]
- 2006年 リトアニアのヴィリニュス開催の「詩の春」に日本人として初参加し、俳句朗読[41]
- 2006年 マケドニアで開催のオフリッド・ペンクラブ会議に、日本人として初参加し、講演
- 2007年8月 内モンゴル自治区・フフホト市の内蒙古学学院で俳句シンポジウムに、鎌倉佐弓とともに招かれる
- 2007年9月 東京開催の第4回世界俳句協会大会実行委員会委員長を務め、講演と多言語俳句朗読[42][43]
- 2008年9月 ラトヴィアの「詩の日々」で俳句朗読と講演[44][45]
- 2008年9月 エストニアの満月詩祭で俳句朗読[46]
- 2008年9月 リトアニアのヴィリニュスで俳句ワークショップ
- 2008年9月 イタリアのカシーナ・マコンド、ベルガモ、ミラノ、トリエステで俳句朗読や講演[47]
- 2008年10月~11月 東京ポエトリー・フェスティバル2008をディレクターとして開催。挨拶、朗読1の司会、俳句朗読、和訳詩朗読[48]
- 2009年6月 フィンランドのLahti International Writers' Reunion 2009に、旅費滞在費主催者提供で参加[49]
- 2009年9月~10月 リトアニアのヴィリニュスとドルスキニンカイで、第20回ドルスキニンカイ詩の秋と第5回世界俳句協会大会2009を共催[50]
- 2010年7月 東京・新宿開催の2010年韓日国際詩朗読会で俳句朗読
- 2010年8月 ハンガリーの欧州文化首都2010のペーチ(Pecs)開催の、世界俳句フェスティバル・ペーチ2010で、講演と俳句朗読[51]
- 2010年8月 ソウル市立大学開催の国際シンポジウム「東アジアの近代と都市 その文明史的眺望」で発表
- 2010年10月 イスラエル開催のシャアール詩祭2010(Sha'ar Poetry Festival 2010)で俳句朗読[52]
- 2011年7月 コロンビアの第21回国際メデジン詩祭で俳句朗読7回、英語講演1回
- 2011年7月 コロンビアのメデジン開催のHana Matsuri Festival 2011で、講演と俳句朗読* 2011年9月 第2回東京ポエトリー・フェスティバルと第6回世界俳句協会大会2011をディレクターとして開催、スピーチ、俳句朗読、司会
- 2012年2月 ベトナム開催の第1回アジア太平洋詩祭で俳句朗読
- 2012年2月 ハノイ俳句グループと会議
- 2012年3月 ハンガリー俳句クラブ会議で俳句朗読
- 2012年3月 ブダペスト開催の夏石番矢の俳句とエーヴァ・パーパイ水彩画展覧会オープニング・セレモニーで俳句朗読
- 2013年9月 南米コロンビア開催の第7回世界俳句協会大会メデジンで講演、俳句朗読、出版プレゼンテーション、俳句コンテスト表彰、共同討議
参考文献
- 『現代俳句ハンドブック』、雄山閣、1995
- 『展望 現代の詩歌 11』、明治書院、2008
- Santosh Kumar編『The Poetic Achievement of Ban'ya Natsuishi/夏石番矢の詩的業績』、Cyberwit.net、インド、2009
脚注
外部リンク
- Banya Natsuishi
- 相生らじお ほんのひととき 夏石番矢特集 2013年2月号
- ブログ Ban'ya
- 世界俳句協会
- 吟遊社
- 明治大学研究者プロフィール 和文、欧文
- 英文書評
- 東京ポエトリー・フェスティバル
- Cyberwit.net website
- 「空飛ぶ法王/Papa volador」
- 第2回世界俳句セミナー 夏石番矢『ブラックカード』(石倉秀樹) / Hideki Ishikura
- Sharing Japanese poetry with the rest of the world by David Burleigh
- Haiku von Ban'ya Natsuishi
- Ban'ya Natsuishi's Overseas Publication List 3rd