国道193号
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国道193号(こくどう193ごう)は、一般国道で香川県高松市から徳島県海部郡海陽町に至る一般国道である。
目次
概要
高松市北部の上天神町交差点から同市香南町岡までは「空港通り」の通称からわかるように高松空港へのアクセス道路として4車線と整備されている。空港通りの整備は完了しているため、既に旧193号の大部分は香川県道280号高松香川線となっているが、高松市香川町川東下から同市香川町安原下までは未だ国道193号のままとなっており、この区間は新旧の193号が並行している。(2011年3月現在)
空港通りの区間が終わると、高松市塩江地区からは阿讃山脈を越える山道となる。カーブも多くなるが、徳島県美馬市穴吹町穴吹までの区間は、高松市と吉野川中流域を結ぶ幹線道路であり、交通量も多い。美馬市の穴吹橋で吉野川を越えると、その南詰交差点で国道192号との重複区間となり、吉野川市まで吉野川沿に東進する。吉野川市の瀬詰交差点で国道192号と分かれると、四国山地を縦断する山道になり、狭路が連続、通行が困難となる。
倉羅峠を越え神山町に入り、上分川又で国道438号と交差した後、土須峠に向かうが、その途中の上分大中尾で突如として国道193号は途切れる。道路は連続して続いているが、ここから町境の雲早トンネルを越えて那賀町沢谷字釜ヶ谷までは国道指定されておらず、徳島県道253号山川海南線のままとなっている。この県道区間は積雪等により冬季閉鎖される。
土須峠と釜ヶ谷峡の隘路を過ぎて、那賀町日真出合の那賀川にかかる出合橋からは国道195号との重複区間となる(案内標識は両国道が併記されている)。平谷地区大殿の交差点で195号と分かれた後もしばらくは車線が確保された道路が続くが、海川地区の集落を過ぎると国道193号最大の難所、霧越峠区間に入る。峠を越えた後、海陽町小川西桑原から先は改良工事が完成しており、海部川沿の快走路となる。大里交差点で国道55号に接続して国道193号は終わる。
高松市 - 美馬市脇町間は将来香南脇道路として整備する計画がある。酷道区間も阿波海南道路として整備を促進中。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点:高松市(中新町交差点=国道11号交点・国道32号・国道492号起点、国道30号・国道436号終点)
- 終点:徳島県海部郡海南町[注釈 2](大里交差点=国道55号交点)
- 重要な経過地:香川県香川郡香川町[注釈 3]、同郡塩江町[注釈 4]、同県木田郡三木町、徳島県美馬郡穴吹町[注釈 5]、同県麻植郡山川町[注釈 6]、同県名西郡神山町、同県那賀郡上那賀町[注釈 7]
- 路線延長:169.3 km(実延長149.5 km、現道140.1 km)[2][注釈 8]
- 香川県区間:34.5 km(実延長29.9 km、現道27.6 km)
- 徳島県区間:134.8 km(実延長119.6 km、現道112.6 km)
- 指定区間:国道11号・国道192号と重複する区間[3]
歴史
年表
- 1936年(昭和11年))9月25日
- 香川県道4号(香川県高松市 - 香川県木田郡奥鹿村(現・三木町))、徳島県道5号(徳島県徳島市 - 徳島県美馬郡江原町(現・美馬市))テンプレート:要出典
- 1953年(昭和28年)5月18日
- 1965年(昭和40年)4月1日
- 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道193号として指定施行[5]。
- 1972年(昭和47年)3月10日
- 徳島県が徳島県道21号山川海南線(当時、徳島県麻植郡山川町[注釈 6] - 徳島県海部郡海南町[注釈 2])を県道認定テンプレート:要出典。
- 1975年(昭和40年)4月1日
- 徳島県道21号を編入して終点側を延伸し、一般国道193号(高松市 - 徳島県海部郡海南町)として指定施行[6]。
災害
- 2004年7月30日から8月1日にかけての台風10号の豪雨により、木沢村(現:那賀町)で山腹崩壊が発生し、坂州木頭川にかかる符殿橋と加州谷橋や符殿トンネルが流出した。同箇所は更なる崩壊の恐れがあるため、災害復旧としては異例の別ルートでの復旧工事が行われることとなり(木沢トンネル)、2007年4月27日に開通した。上那賀町(現:那賀町)海川でも2年以上にわたり通行止めになっていたが、2007年4月に復旧工事が終わり通行止めは解除された。
路線状況
バイパス
通称
- 空港通り
- 塩江街道
- 曽江谷街道
- 木頭街道
重複区間
- 国道11号・国道32号(香川県高松市)中新町交差点 - 上天神町交差点(このため案内標識等に193号の路線番号が表示されるのは上天神交差点以遠となる)
- 国道492号(香川県高松市中新町 - 徳島県美馬市穴吹町穴吹)中新町交差点 - 穴吹橋交差点
- 国道377号(香川県高松市香川町安原下 - 徳島県美馬市脇町)鮎滝交差点 - 中山(徳島県境)
- 国道192号(徳島県美馬市穴吹町穴吹 - 徳島県吉野川市山川町前川)穴吹橋交差点 - 瀬詰交差点
- 徳島県道253号山川海南線(徳島県吉野川市山川町前川 - 徳島県神山町上分)瀬詰交差点 - 大中尾
- 国道438号・国道439号(徳島県神山町上分)
- 徳島県道253号山川海南線(徳島県那賀郡那賀町沢谷 - 徳島県海部郡海陽町大里)釜ヶ谷 - 大里交差点
- 徳島県道16号徳島上那賀線(徳島県那賀郡那賀町沢谷 - 同町日真・出合橋交差点)
- 徳島県道295号木沢上那賀線(徳島県那賀郡那賀町沢谷 - 同町日真)沢谷橋北詰交差点 - 出合橋交差点
- 国道195号(徳島県那賀郡那賀町日真・出合橋交差点 - 同町大殿)
- 徳島県道296号助上那賀線(徳島県那賀郡那賀町大殿 - 同町海川)
- 徳島県道298号上皆津奥浦線(徳島県海部郡海陽町相川 - 同町吉田)
道路施設
トンネル
- 倉羅トンネル(L=2700m)*建設中
- 雲早トンネル(L=123m)正確には徳島県道253号区間にある。
- 木沢トンネル(L=1280m、2007年完成)
- 出合トンネル(L=110m、1956年完成)
- 十二弟子トンネル(L=827m、1987年完成)
橋梁
- R193 Naka Sawatani.jpg
素掘トンネル
- R193 Kisawa TN.jpg
木沢トンネル
- R193 Deai Bridge2.jpg
出合橋
- R193 Deai TN.jpg
出合トンネル
道の駅
- しおのえ(高松市)
地理
通過する自治体
交差する道路
- 香川県
- 国道11号(高松市・上天神町交差点)(※国道11号重複 = 国道32号)
- 香川県道12号三木国分寺線(高松市・三名町交差点) - 渋滞情報でしばしば登場する。
- 香川県道45号高松空港線(高松市香南町岡) - 「空港通り」はここまで
- 国道377号(高松市・鮎滝交差点) - 4車線区間はここまで
- 徳島県
- 国道377号(美馬市脇町清水)
- 香川県道・徳島県道105号多和脇線(美馬市・落合橋西詰交差点)
- 脇町IC - 徳島自動車道(美馬市)
- 徳島県道12号鳴門池田線(美馬市脇町・拝原交差点)
- 国道192号・国道492号(美馬市穴吹町穴吹・穴吹橋交差点)
- 国道192号、香川県道・徳島県道3号志度山川線(吉野川市山川町前川・瀬詰交差点)
- 国道438号(名西郡神山町上分)
- 国道195号(那賀郡那賀町・出合橋交差点)
- 国道195号(那賀町大殿)
- 徳島県道37号牟岐海南線(海部郡海陽町小川)
- 国道55号(海部郡海陽町大里・大里交差点)
沿線
- 高松市香川総合体育館
- ホタルと文化の里
- 塩江温泉
- 夏子ダム(夏子休憩所)
- 美郷ほたる館
- 岳人の森キャンプ場
自然要衝
- 清水峠(標高325m):香川県木田郡三木町-徳島県美馬市
- 倉羅峠(別名経ノ坂峠、標高770m):徳島県吉野川市-名西郡神山町
- 土須峠 :徳島県名西郡神山町-那賀郡那賀町
- 鎌ヶ谷峡(大釜の滝、大轟の滝):徳島県那賀郡那賀町
- 十二弟子峠(標高500m):徳島県那賀郡那賀町
- 霧越峠(標高693m):徳島県那賀郡那賀町-海部郡海陽町
脚注
注釈
出典
関連項目
- 日本の一般国道一覧
- 四国地方の道路一覧
- 香川県道280号高松香川線(旧国道193号)
外部リンク
- 国土交通省四国地方整備局
- 香川県
- 徳島県
- 西部総合県民局県土整備部:美馬市の指定区間外を管理。
- 東部県土整備局:吉野川市 - 名西郡神山町の指定区間外を管理。
- 南部総合県民局県土整備部:那賀郡那賀町 - 海部郡海南町の区間を管理。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Wikisource-inline
- ↑ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)
- ↑ テンプレート:Cite web
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