喜安浩平
テンプレート:ActorActress 喜安 浩平(きやす こうへい、1975年2月19日[1] - )は、日本の男性俳優、声優、演出家、脚本家。愛媛県出身。
1998年にナイロン100℃の出演者オーディションに合格[1]、1999年から正式所属。2000年に劇団ブルドッキングヘッドロックを旗揚げする。同年にテレビアニメ『はじめの一歩』の幕之内一歩役で声優デビューする。テンプレート:VOICE Notice Hidden
目次
経歴
大学時代
高校まで愛媛県で過ごし、広島大学教育学部美術科[1]に通うため広島県に移り住む[2]。学生時代の喜安は、絵を描くことが好きで得意分野だという意識もあり、美術の教師になることを目指した[2]。絵の技術的なことは無理でも「美術の楽しさ」は教えられるだろうと考えていた。実際に教育実習での評判は良く、教えることも楽しかったという[2]。だが生徒を怒ることができなかった。怒って生徒に嫌われる覚悟がなかった喜安は、美術が好きなだけで教育者には向いていないと自覚し、教師になることをあきらめた[2][3]。
大学在学中、演劇サークルで美術や大道具の手伝いをしていたことから、偶然舞台に出る機会を得る[3]。舞台が好きだったり、役者になりたいという気持ちはなかったが、小さい頃から人を楽しませたい、面白いことをやりたいと思っていた喜安にとって、舞台は「ピッタリとハマッた」と語る[3]。そこから演劇の道に進む決意をする。
舞台役者
1997年に大学を卒業後[1]、広島県で演劇活動を続けていた喜安のもとに、東京で就職していた友人から演劇をやるなら東京に来たほうがいいとオーディションの情報が送られてくる。その中にナイロン100℃の出演者オーディションがあった。ナイロン100℃を観劇した喜安は、演劇演劇していないところが自分に合っていると感じ、「ここでやってみたいな」と思うようになる[3]。オーディションに受かった喜安は、客演でナイロン100℃に参加。その後は広島に戻って仲間と演劇を続けていたが、ナイロン100℃の公演があるたびに上京し、劇団に顔を出して挨拶を続けた。1年後、劇団の手伝いをするようになり入団を勧められてナイロン100℃所属となる[3]。
2000年、喜安が発起人となって大学時代に一緒に芝居をした仲間たちで[4]、劇団ブルドッキングヘッドロックを旗揚げする。ブルドッキングヘッドロックは喜安が主宰し、全公演の演出と脚本も手がけている[5]。作・演出に専念するため、2008年からは西山宏幸が主宰することになった。
声優
声の仕事を始めたきっかけは、ナイロン所属の犬山イヌコからの繋がりである[3]。彼女がアニメの音響監督と知り合いだったことから、「10代後半の男の子の声を出せる人はいないか」とオーディションの話が持ちかけられた。オーディションは、喜安の声優デビュー作となる『はじめの一歩』だった。主人公の一歩役に受かったことは、驚いたと同時に舞台の仕事だけでは食べていけないという思いもあり「ホッとした」といい、また喜安の世代にとって『はじめの一歩』はすごい作品のため主人公の声を任されたことに最初は実感がわかなかったと話している[3]。
演出家・作家
役者以外にも演出家や作家としても活動している。どの仕事にも均等に力を入れているが、最終的には演出家としても役者と同じくらい頑張っていきたいと考えている[6]。また役者や声優の仕事があるからこそ、演出家や作家の活動ができ、役者や声優の仕事をやらずに演出の仕事だけしてればいいと言われたら「できない」と語っている[2]。演出や作家の仕事の面白さは、「自分が面白いと思っていることをそのまま表現することを許されている」ことだという。
2013年には、脚本で参加した映画『桐島、部活やめるってよ』で、第36回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した[7]。
出演作品
※太字は主役・メインキャラクター。
テレビドラマ
- ナースマン(2002年)
- 怨み屋本舗(2006年)
- 遥かなる絆(2009年)
- コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2nd season(2010年)
- ゲゲゲの女房第31話、32話(2010年)
- ティーンコート(2012年)
- 実験刑事トトリ2 第3話(2013年)
映画
- 血と骨(2004年) - 徳山
- 明日への遺言(2007年)
- 罪とか罰とか(2009年) - 排尿する警官(先輩)
- デメキング(2009年) - 亀岡ひろし
- 桐島、部活やめるってよ(2012年)- 脚本
テレビアニメ
2000年
- はじめの一歩(幕之内一歩)
- 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(アキラ)
2001年
2002年
- おジャ魔女どれみドッカ〜ン!(ショーン)
- ドラゴンドライブ(戸岐航平)
- 花田少年史(天の邪鬼)
- ホイッスル!(不破大地)
2003年
- DEAR BOYS(哀川和彦)
- はじめの一歩 Champion Road(幕之内一歩)
- ポケットモンスター アドバンスジェネレーション(トウキ)
2004年
- かいけつゾロリ(パル)
- 蒼穹のファフナー Dead Aggressor(皆城総士)
2005年
- 蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(皆城総士)
- ノエイン もうひとりの君へ(フクロウ/5年後のイサミ)
2006年
- Capeta(安藤信(中学生))
- よみがえる空 -RESCUE WINGS-(鈴木浩徳)
2008年
- 無限の住人(序仁魚仏)
2009年
- はじめの一歩 New Challenger(幕之内一歩)
2010年
- RAINBOW-二舎六房の七人-(荻野栄一)
2012年
- 新テニスの王子様(海堂薫)
2013年
- はじめの一歩 Rising(幕之内一歩[8])
2015年
- 蒼穹のファフナー EXODUS(皆城総士[9])
OVA
2002年
- みずいろ(片瀬健二)
2003年
- はじめの一歩 間柴vs木村 死刑執行(幕之内一歩)
2006年
劇場アニメ
2001年
2005年
- 劇場版 テニスの王子様 二人のサムライ The First Game(海堂薫)
- 劇場版 テニスの王子様 跡部からの贈り物 君に捧げるテニプリ祭り(海堂薫)
2010年
2011年
- 劇場版 テニスの王子様 英国式庭球城決戦!(海堂薫)
ゲーム
2002年
- テニスの王子様for PlayStation(海堂薫)
- テニスの王子様〜Sweat & Tears〜(海堂薫)
- ライジンピンポン(フウジ)
2003年
- テニスの王子様SWEAT & TEARS 2(海堂薫)
- ドラゴンドライブ ディマスターズショット(戸岐航平)
2004年
- テニスの王子様 最強チームを結成せよ!(海堂薫)
2005年
- カウボーイビバップ 追憶の夜曲(ケント)
- 蒼穹のファフナー Dead Aggressor(皆城総士)
- テニスの王子様 学園祭の王子様(海堂薫)
2006年
2010年
2012年
- 嫁コレ(皆城総士)
2013年
- スーパーロボット大戦UX(皆城総士)
ラジオ
- テニスの王子様 オン・ザ・レイディオ(マンスリーパーソナリティのため不定期)
- ラジオドラマ
CD
- テニスの王子様シリーズ(海堂薫)
- Chain Reaction
- 世界は変わる
- 男の美学(手塚国光&桃城 武&海堂薫)(手塚国光のアルバム『with』内収録)
- ロック☆54!?~ロックな人を探してみよう~
- 飛んで!回って!また来週/石川博之?~モットーは文武両道~(キャップと瓶)
- おめっとサンバ/KEEP ON DREAMING(キャップと瓶)
- DEPARTURES(青酢+キャップと瓶)
- 蛇ガラ 〔アルバム〕
- 蒼穹のファフナー キャラクターズアルバム 総士 - Terra -
ドラマCD
- アリソンドラマCD (ヴィルヘルム・シュルツ)
- 鋼殻のレギオス ドラマCD(ハーレイ・サットン)
- 蒼穹のファフナーシリーズ(皆城総士)
- BGM&ドラマアルバムI
- BGM&ドラマアルバムII
- ドラマCD(1) STAND BY ME
実写
- テニスの王子様 100曲マラソン
- テニプリフェスタ2009
- テニプりフェスタ2011 in 武道館
- テニプりフェスタ2013
舞台
- ブルドッキングヘッドロック本公演全作
その他
- TVコメディークラブキング(ファミリー劇場)
脚注
参考文献
外部リンク
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