向井真理子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:声優 向井 真理子(むかい まりこ、1937年10月13日 - )は、日本女性声優81プロデュース所属。東京都出身。

外画におけるマリリン・モンローの吹き替え、パラマウント映画各作品におけるベティ・ブープの吹き替えなどで知られる。夫は、俳優・声優の朝戸鉄也

概要

経歴

「数学のない世界に生きたい」と宝塚の音楽学校に3年間通っていた[1]。しかし友達に「宝塚は大変」と手紙を書いたところ、向井が芸能界に入ることを大反対していた母親にやめさせられてしまう[1]。その後ラジオ東京のテレビ俳優の募集で、テレビ開局の前にTBSに入所[1]。本人は元々女優志望だったが、後にラジオ放送劇団に配属。それから1週間も経たないうちにラジオドラマのヒロインのオーディションに誘われて合格、声優デビューとなった[1]

2007年、第1回声優アワード功労賞を受賞[2]

かつては東京俳優生活協同組合に所属していた。

マリリン・モンロー

洋画ではマリリン・モンローの日本語吹き替えをほぼ専属で担当。初の吹き替えは『荒馬と女』である[1]。イメージを意識するのが難しい上に当初はモンローのことはよく分からず、彼女の声を聞いてそれに近づけようと懸命に真似をしたが、演出家には「向井真理子として演じていい」と念を押されたことにより、最後までやり切れたと語っている[1]。なお、モンローの吹き替えをする時にモンローが口を半開きにしている事が多かったので、声を合わせるタイミングがなかなか掴めず苦労したとも語っている。

向井は当初は「一番色気がない女優」と言われ、ラジオドラマの仕事も強引に取ってもらう形であった[1]。「色気がないってことは将来性がない。将来ラジオで主役をやるには色気が大事だ」というのがモンローの吹き替えに抜擢されたきっかけである[1]。自分の色気というものが分からず、そのまま録音当日に訳も分からず演技を行ったところ「なんか色っぽい」と評され、それ以降モンローのほとんどの吹き替えを向井が行うようになった[1]

モンローの吹き替えを演じるようになってからそれ以外の吹き替えの仕事が減少し、上からはイメージ作りの一環から「マリリン・モンロー以外はダメ」とお達しが来ていたという[1]。同期でもある野沢那智は多く俳優の吹き替えを担当しているのに対して、何故自分はマリリン・モンローだけなのかと僻んだこともあるという[1]

出演作品

テレビアニメ

1965年

1966年

1967年

1968年

1976年

1978年

1979年

1980年

1981年

1982年

1983年

1984年

1985年

1986年

1987年

1988年

1989年

1990年

1991年

1993年

1999年

2001年

2009年

OVA

1987年

1988年

1990年

劇場アニメ

1980年

1981年

1982年

1983年

1984年

1985年

1986年

ゲーム

1996年

1997年

1998年

吹き替え(洋画・ドラマ)

吹き替え(アニメ)

人形劇

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:81プロデュース
  1. 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 テンプレート:Cite web
  2. テンプレート:Cite web