出雲空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox 空港

ファイル:Izumo Airport Aerial photograph.jpg
出雲空港付近の空中写真。(1976年撮影)
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
出雲空港(いずもくうこう、Izumo Airport)は、島根県出雲市にある地方管理空港である。「出雲縁結び空港」の愛称で知られる。[1]

概要

出雲空港は松江市中心部から西に約15km(バスで約30分)の宍道湖の西端に位置する。縁結びの神様で知られる出雲大社にも近い。

滑走路は07/25の方向に2000mで、一部宍道湖に突き出るような形で配置されている。平行誘導路は無く、滑走路両端にターニングパッドを備える。着陸帯の幅は150mと狭く、計器着陸には対応できず(ローカライザのみ設置)、テンプレート:要出典範囲

島根県東部の空運を担い、年間利用客数は、国内835,544人、国際2,321人(2013年度)[2]で、山陰地方の空港一の規模を誇る。

歴史

  • 1963年 - 空港の建設工事が始まる。
  • 1966年6月30日 - 島根県営出雲空港として開港。なお、同じ日に福井空港旭川空港も開港式を行なっている。滑走路1200m×30m。
  • 1966年7月11日 - 東亜航空YS-11大阪国際空港への定期便を就航。
  • 1970年 - 滑走路延長・拡幅。1,500m×45m。
  • 1991年 - 滑走路延長(1,500m→2,000m)供用開始。
  • 1993年 - 現旅客ターミナルビル完成。
  • 1996年6月1日 - JALフライトアカデミー(現・ジェイエア)の運航するコミューター路線が広島西飛行場との間で就航。
  • 1996年7月25日 - 日本エアシステム新千歳空港への季節路線を開設。初年度は翌年2月まで運航された。
  • 1997年4月4日 - 日本エアシステムがMD90を用いて那覇空港への季節路線を開設(2002年頃休止)。
  • 1997年10月1日 - 日本エアコミューターSAAB340Bで名古屋空港(現・名古屋飛行場)への定期路線を新設。
  • 1998年7月 - 空港の運用時間が1時間半延長され、7時半から20時半までの13時間になる。
  • 1998年9月21日 - 累計利用者数が1,000万人に達する。
  • 2000年9月1日 - 同年9月30日まで、ジェイエアが実験的に高知空港との間に路線を設置。ジェットストリーム・スーパー31を用いた。
  • 2002年8月8日 - 島根県道335号出雲空港宍道線が開通し、山陰自動車道との距離が短縮される。
  • 2002年10月 - ジェイエアが日本エアコミューターから名古屋便の運営を引き継ぐ。
  • 2003年9月1日 - この日より、広島西飛行場および福岡空港へのジェイエアの路線が休止。搭乗率はそれぞれ46%と78%で、福岡便は使用するプロペラ機の退役が原因となった[3]
  • 2003年2月1日 - 日本エアコミューターが、大阪国際空港への便にボンバルディア Q400を供用開始。
  • 2004年11月1日 - 同日よりジェイエアの名古屋空港への便が休止。2004年の搭乗率は47.9%[4]
  • 2005年5月11日 - 累計利用者数が1,500万人に達する。
  • 2010年8月31日 - 夏期限定運航の新千歳空港便を休止。
  • 2010年10月1日 - 「出雲縁結び空港」に愛称化。11月20日に記念セレモニー実施[1]
  • 2013年4月1日 - 関西航空地方気象台出雲空港出張所閉鎖。

施設

空港内施設

テンプレート:Infobox 空港ターミナルビルは滑走路北側に1棟あり、国内線で使用している。国内線用に2基のボーディングブリッジを備える。出雲空港ターミナルビル株式会社が運営している。

  • 1階
    • 案内所・レンタカー受付カウンター
    • 国内線チケットカウンター
    • 国際線チケットカウンター〔廃止〕
    • 国内線到着ロビー
    • 国際線到着ロビー〔廃止〕
    • 手荷物受取所
    • 入国審査場
    • 出雲警察署出雲空港警備派出所
    • ATM
    • バス・タクシーターミナル
  • 2階
    • 国内線出発ロビー
    • 国際線出発ロビー〔廃止〕
    • 手荷物預かり所
    • 出国審査場
    • 売店(一畑百貨店BLUE SKY
  • 3階
    • 見学・送迎デッキ(有料、ただし9月の空の日のみ無料)
    • レストラン

周辺施設

東駐車場・公園駐車場・VOR/DME周辺に公園が整備されており、滑走路を行きかう飛行機を至近距離で見ることができることから、休日は家族連れで賑わう。

就航路線

テンプレート:Airport-dest-list

かつての定期就航路線

(出雲空港発)就航路線別旅客数/順位[5]
行き先 旅客数 国内線順位
東京国際空港 約60万人 上位42位

今後の運航計画・構想

アクセス

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:Airport-info

テンプレート:日本の空港
  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite web
  2. テンプレート:Cite press release
  3. 朝日新聞 2003年1月25日付 朝刊、島根地方面、P.24
  4. 朝日新聞 2003年8月25日付 朝刊、島根地方面、P.32
  5. テンプレート:Cite press release上位50位までを記載