伏屋駅
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伏屋駅(ふしやえき)は、愛知県名古屋市中川区伏屋二丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)名古屋線の駅。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅。ホーム有効長は3両。駅舎(改札口)は2番ホーム側桑名寄りにあり、反対側の1番ホームへは構内踏切で連絡している。かつては、学生専用口が併設されていたが、改札の自動化とともに廃止された。現在、高架化工事が進行中である。その為、改札口を出て駅の反対方向へ(伏屋3丁目・助光・前田西町方面など)向かうには、かなり大回りをしなければならない。
自動改札機は日本信号製で、全て出場時2枚一括処理・PiTaPa・ICOCA対応。なお、自動改札機・自動精算機とも回数券カードに対応している。
スルッとKANSAI及びJスルーカードはエリア外のため、前述の各設備での利用はできない。ただし、正式にアナウンスされてはいないが、券売機(高額紙幣対応タッチパネル式)に同カードを挿入することにより切符を購入することができる。
のりば
1 | テンプレート:Color名古屋線(下り) | 桑名・大阪・賢島方面 |
---|---|---|
2 | テンプレート:Color名古屋線(上り) | 名古屋行き |
- 構内の方面表記では上記のように記載されているが、下り列車は大阪方面と賢島方面へは直通列車が停車しないため、優等列車の停車駅で必ず乗り換えを必要とする。
- 前後を橋梁(庄内川と新川)に挟まれた低地に位置するため、勾配を下ってくる通過列車の速度が高い。特に隣の近鉄八田駅から当駅付近には33.0‰の勾配が存在する。
- 新川橋梁から戸田駅までの区間は、環状2号(国道302号)や県道29号の整備に伴い先に高架化されている。
利用状況
- 主として通学・通勤用に利用される。
- 他に競合する鉄道路線、バス路線が特にないため近鉄名古屋線内の普通しか止まらない駅の中では乗客数が多い。
- 伏屋駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 2008年11月18日の調査結果によると、1日の利用客は5,415人(前回2005年11月8日の調査では4,697人)。
- 近鉄の全調査対象駅(287駅)中、124位。
- 名古屋線の駅(44駅、他線接続駅含む)の中では、16位。同線の普通電車しか停車しない駅では最多。
- 愛知県内の近鉄の駅(11駅)の中では、5位。
- 2008年11月18日の調査結果によると、1日の利用客は5,415人(前回2005年11月8日の調査では4,697人)。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
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通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1978年(昭和53年) | 450,780 | ←←←← | 202,507 | 653,287 | |||
1979年(昭和54年) | 529,290 | ←←←← | 213,813 | 743,103 | |||
1980年(昭和55年) | 620,280 | ←←←← | 253,497 | 873,777 | |||
1981年(昭和56年) | 704,400 | ←←←← | 250,351 | 954,751 | |||
1982年(昭和57年) | 693,210 | ←←←← | 261,617 | 954,827 | 11月16日 | 5,232 | |
1983年(昭和58年) | 694,050 | ←←←← | 256,931 | 950,981 | 11月8日 | 5,220 | |
1984年(昭和59年) | 702,720 | ←←←← | 251,374 | 954,094 | 11月6日 | 5,398 | |
1985年(昭和60年) | 710,310 | ←←←← | 247,538 | 957,848 | 11月12日 | 5,354 | |
1986年(昭和61年) | 729,810 | ←←←← | 246,432 | 976,242 | 11月11日 | 5,451 | |
1987年(昭和62年) | 721,680 | ←←←← | 241,165 | 962,845 | 11月10日 | 5,605 | |
1988年(昭和63年) | 719,670 | ←←←← | 234,222 | 953,892 | 11月8日 | 5,344 | |
1989年(平成元年) | 725,400 | ←←←← | 238,471 | 963,871 | 11月14日 | 5,302 | |
1990年(平成2年) | 707,730 | ←←←← | 240,801 | 948,531 | 11月6日 | 5,160 | |
1991年(平成3年) | 739,320 | ←←←← | 241,771 | 981,091 | |||
1992年(平成4年) | 732,090 | ←←←← | 244,806 | 976,896 | 11月10日 | 5,118 | |
1993年(平成5年) | 756,840 | ←←←← | 250,928 | 1,007,768 | |||
1994年(平成6年) | 752,070 | ←←←← | 253,187 | 1,005,257 | |||
1995年(平成7年) | 753,750 | ←←←← | 246,397 | 1,000,147 | 12月5日 | 5,379 | |
1996年(平成8年) | 753,600 | ←←←← | 236,180 | 989,780 | |||
1997年(平成9年) | 746,460 | ←←←← | 232,129 | 978,589 | |||
1998年(平成10年) | 765,150 | ←←←← | 236,417 | 1,001,567 | |||
1999年(平成11年) | 808,560 | ←←←← | 248,081 | 1,056,641 | |||
2000年(平成12年) | 852,150 | ←←←← | 250,004 | 1,102,154 | |||
2001年(平成13年) | 802,620 | ←←←← | 236,595 | 1,039,215 | |||
2002年(平成14年) | 762,030 | ←←←← | 235,260 | 997,290 | |||
2003年(平成15年) | 741,060 | ←←←← | 231,556 | 972,616 | |||
2004年(平成16年) | 728,940 | ←←←← | 228,500 | 957,440 | |||
2005年(平成17年) | 734,250 | ←←←← | 238,947 | 973,197 | 11月8日 | 4,697 | |
2006年(平成18年) | 756,480 | ←←←← | 246,081 | 1,002,561 | |||
2007年(平成19年) | 770,670 | ←←←← | 256,097 | 1,026,767 | |||
2008年(平成20年) | 793,200 | ←←←← | 255,882 | 1,049,082 | 11月18日 | 5,415 | |
2009年(平成21年) | ←←←← |
駅周辺
- 名古屋市立富田高等学校
- 名古屋市立長須賀小学校
- 名古屋伏屋郵便局
- 長須賀コミュニティセンター
- 市道万羽場前線
- 中川新街
- マクドナルド
バス路線
- 「伏屋駅」バス停
- 富田巡回
- 戸田 - 富田支所 - 伏屋駅 - 春田駅 - 戸田荘
歴史
- 1938年(昭和13年)6月26日 - 関西急行電鉄の関急名古屋(現・近鉄名古屋) - 桑名間開通時に開業。
- 1940年(昭和15年)1月1日 - 参宮急行電鉄が関西急行電鉄を合併。参宮急行電鉄名古屋線の駅となる。
- 1941年(昭和16年)3月15日 - 大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併、関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身)を合併、近畿日本鉄道の駅となる。
- 2006年(平成18年)9月20日 - 完全自動改札化。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
- 2011年(平成23年)6月25日 - 上り線を仮ホームに移設。
- 2013年(平成25年)5月25日 - 下り線を仮ホームに移設。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 名古屋線
- テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急