上田原駅
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上田原駅(うえだはらえき)は、長野県上田市大字上田原字屋鋪田697-5にある上田電鉄別所線の駅である。かつては、この駅に電車区があったが、現在は下之郷に移っている。
駅構造
上田原車両基地があった頃は駅員が配置され切符を販売していた。駅が現在の場所に移転されて以降も配置されていたが下之郷駅が中間駅としての役割が強化され、自動券売機が設置されると朝夕のみ配置となり現在は無人駅である。
別所線では全線でワンマン運転を実施しているため当駅では通常は進行方向1番前のドアしか開閉しないが、朝6時30分~8時30分の間の上田行きの電車は土日祝日を除きすべてのドアが開閉する。
のりば
1 | ■別所線 | 下之郷・別所温泉方面 |
---|---|---|
2 | ■別所線 | 上田方面 |
駅周辺
歴史
- 1921年(大正10年)6月17日 上田温泉電軌により開業。
- 1938年(昭和13年)7月25日 青木線の廃止により、川西線の駅となる。
- 1939年(昭和14年)3月19日 路線名称変更により、別所線の駅となる。
- 1939年(昭和14年)9月1日 社名変更により、上田電鉄の駅となる。
- 1943年(昭和18年)10月21日 合併により、上田丸子鉄道の駅となる。
- 1969年(昭和44年)5月31日 社名変更により、上田交通の駅となる。
- 1986年(昭和61年)10月1日 - 車庫が下之郷へ移転。
- 1992年(平成4年)11月8日 上田原駅が現在の場所へ移転
- 2005年(平成17年)10月3日 鉄道部門子会社化により、上田電鉄の駅となる。
上田温泉電気軌道時代の上田原駅
現在の駅は3代目である。
初代の上田原駅は青木線(本線)・川西線(支線)の分岐駅として開業したが路面電車として開業したため無人駅で単線分岐・島式ホームが道路にあるだけであった。現在の国道143号千曲バス上田原バス停付近に設けられていた。
2代目の上田原駅は1927年、城下 - 上田原間が変則複線化された折に移転開業しているがこの時点ではじめて駅舎が設けられた。しかし駅舎は線路より離れたところにあった。これは両線とも交換設備を持っていたためで実際青木線も交換設備を持っていた。ホームは高いホームと低いホームが1つずつ、両方持つホームが1つであった。両方もっていたのは廃止後も残っていて数少ない遺構として知られていた。現在の万代書店上田店敷地にあった。
現在の上田原駅は上田交通の電車部門時代に電車区・車両工場が下之郷駅に移転するのと同時に移転開業した。 駅舎は青木線廃止後に移転した。
隣の駅
- ※青木線廃止以前
- 三好町二丁目→三好町駅→赤坂上駅 - 上田原駅 - 宮島駅