七条通
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ファイル:Shichijo6935.JPG 七条河原町 |
七条通(しちじょうどおりテンプレート:京都の通表記)は京都市の主要な東西の通りの一つ、京都府道113号梅津東山七条線のほとんどの区間を占める。京都市内の中心部は平安京の七条大路にあたる。
東は東大路通との交差点、東山七条が起点。西は葛野大路通を越えて南に曲がり[1]桂川に架かる桂大橋東詰で八条通と合流する。西の末端部は山陰街道である。
近世においては、現在の七条千本付近が洛中・洛外の境界テンプレート:要出典であり、そこから七条通を西に延ばす形で山陰街道が続いていた。明治末期から大正初期に掛けての京都市三大事業によって東大路通から大宮通まで、その後の大正 - 昭和初期の都市計画事業によって西は西大路通までが拡幅され、京都市電(七条線)が敷設された。そのため西大路から西に約700m先の大門町バス停付近から道幅が細くなって、葛野大路通以西は京都府道113号部分が拡幅され、府道と分かれる部分から狭くなり南下。桂大橋の東側や山陰街道(旧山陰街道)の樫原付近では旧街道の面影が残されている。
東山七条付近に京都国立博物館、三十三間堂、智積院、養源院がある。また烏丸七条上ルに東本願寺、堀川七条上ルに西本願寺がある。千本七条には京の台所である京都市中央卸売市場第一市場がある。 この付近は道幅が広く通りに沿って駐車スペースが設けられている。
読み方
「七条」の正しい読みは「しちじょう」だが、地元の人々には「ひちじょう」もしくは「ひっちょう」と読まれることもある。市バスの停留所名では、七条を冠したものはあえて「ななじょう」と読ませ、車内アナウンスでも「ななじょうどおり」と放送される。一条(いちじょう)、四条(しじょう)との間違いを避けるためと説明される。
沿道の主な施設
- 智積院 - 東山七条(東大路通)東面
- 京都国立博物館 - 東大路通西入
- 三十三間堂 - 同上
- 京阪電気鉄道 - 七条駅
- 七条大橋[2](鴨川)
- 旧七条警察署 - 烏丸通下ル東側
- 真宗本廟(東本願寺) - 烏丸通北西
- 西本願寺 - 堀川通上ル西側
- 興正寺 - 堀川通角
- 龍谷大学大宮学舎 - 大宮通角
- 梅小路公園 - 千本通
- 京都水族館 - 同上
- 梅小路蒸気機関車館 - 同上
- 京都市中央卸売市場第一市場 - 同上