ロング・ラブレター〜漂流教室〜

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テンプレート:Pathnav テンプレート:基礎情報 テレビ番組 テンプレート:Sidebar with collapsible listsロング・ラブレター〜漂流教室〜』は、2002年1月9日より3月20日まで毎週水曜日21:00 - 21:54に、フジテレビ系列の「水曜劇場」枠で放送されていた日本のテレビドラマ。主演は常盤貴子窪塚洋介

原作は楳図かずおの漫画『漂流教室』。脚本では設定が大幅に変更されている。

あらすじ

神奈川県横浜市の神奈川県立本倉高等学校[1]の教師、浅海。生徒たちに慕われる気の良い性格の浅海は、花屋に勤めていた結花と偶然数年ぶりに再会する。そして同僚教師たちの話から結花がかつて本倉高校で教師をしていた事、そしてとある傷害事件の当事者として退職していた事を知った浅海は結花と浅からぬ縁を感じ始めるようになる。それでも新年の忙しい時期にあたって結花とは数回程度しか顔を合わせる事ができないままその日、補習授業のために学校に勤務していた。 一方、結花は教え子であり自身が退職させられた要因ともなった傷害事件のもう一人の当事者である藤沢から二年ぶりの連絡を受けていた。藤沢は退学後も寿司屋で立派に働いており、もし当時の事を許してもらえるなら謝罪したいとする藤沢との再会を心待ちにしながらその日、約束の場所に行く前に思い出の本倉高校を訪れていた。そして浅海のクラスの生徒である高松は、喧嘩していた恋人のかおるとようやく仲直りのできそうな関係まで修復する事に成功していた。かおるから小さなプレゼントを受け取った高松はその日、いくらか軽くなった心で補習授業のために学校の校門をくぐった。

その日は始業式の前日である1月7日、午前11時を回った頃。 校庭ではまたもや偶然出逢った浅海と結花がちょっとした言い争いをしていた。二年C組では高松の他に大友や安堂、池垣といった落第生を集めての補習授業が行われていた。職員室では進路相談に来ていた三年の柳瀬、他に関谷や若原といった教師たちが冬休み最終日という事もあり詰めていた。その他、一年生や他の二年生、事務員たちも含めてこの時、約30名ほどが本倉高校に存在していた。

最初に気がついたのは高松の友人であもる大友だった。教室のチョークが妙な揺れ方をしている事を発見した二年C組の面々は、直後に大地震が発生し学校全体に襲い掛かる現場に居合わせる。しかし地震は始まったと同時にあっさりと収束し、生徒たちや校内にいた人々は実際に本倉高校がどうなったかを知らぬままに時間を過ごしていた。 一方で校庭に居た浅海と結花は違った。地震が収まったと同時、学校の周辺が見知らぬ土地に変貌している光景を目の当たりにしてしまう。そこからは樹も人も車もビルも、街という空間そのものがなくなっており、岩と砂と土というまるで砂漠同然の広漠たる世界が広がっているばかり。あまりの信じがたい出来事に茫然自失とする浅海たち。 本倉高校はなんと、未来の世界にタイムスリップしていたのだった。

キャスト

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タイムスリップした人物

主要人物

  • 三崎 結花〈28〉(花屋の店員) - 常盤貴子
  • 浅海 暁生〈23〉(神奈川県立本倉高等学校教師) - 窪塚洋介

神奈川県立本倉高等学校

教職員
一年生
二年生
三年生

現代にいる人物

侵入者たち

スタッフ

放送日程

各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1話 2002年1月テンプレート:09日 恋人は!? 沈む船・永遠の別れ 水田成英 17.2%
第2話 2002年1月16日 2人の約束は? 学校が消えた! 17.2%
第3話 2002年1月23日 死にゆく恋人に届け! この想い 武内英樹 17.1%
第4話 2002年1月30日 月の砂漠! 2人だけの初デート 木村達昭 15.3%
第5話 2002年2月テンプレート:06日 非常事態とあまりに突然のキス 水田成英 16.0%
第6話 2002年2月13日 薬がない!! 愛する人に涙のキス 武内英樹 15.9%
第7話 2002年2月20日 もっと普通の恋愛ドラマ 木村達昭 16.2%
第8話 2002年2月27日 帰れ! もとの世界へ 水田成英 テンプレート:Color
第9話 2002年3月テンプレート:06日 抱きしめてもいいですか? 川村泰祐 16.2%
第10話 2002年3月13日 最後の食事…やっと会えた! 木村達昭 16.5%
最終話 2002年3月20日 ハッピー・エンド 水田成英 テンプレート:Color
平均視聴率 16.4%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

原作漫画との相違点

  • 原作でタイムスリップするのは大和小学校だが、ドラマでは本倉高校に。
  • 原作ではタイムスリップする人数は863人だが、ドラマでは1クラス分の30人に。
  • ドラマではオリジナルキャラクターが多数登場。
  • 関谷、我猛といった人物は性別が変わっている。
  • 原作の大友派、高松派などの内部争いなどのエピソードは、ほとんどカット。そのため高松と大友の仲は悪くなく、対立することもない。
  • 原作では主人公は生徒だが、ドラマでは教師。
  • ドラマでは原作の殺し合いはなく、いかに生き延びていくかが強調されている。
  • ドラマでは怪奇生物や怪奇現象には焦点があてられていない(ただし未来人類は物語の終盤に少しだけ登場した)。
  • 原作では大人は全て死亡するが、ドラマでは主人公・浅海を含め、3人の大人が生き延びる。

登場した車輌

関連商品

  • ロング・ラブレター〜漂流教室〜 DVD-BOX(2002年7月17日)
  • ロング・ラブレター〜漂流教室〜 Vol.1〜6 VHS(2002年7月17日)

脚注

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外部リンク

テンプレート:前後番組

テンプレート:水曜劇場 (フジテレビ)

テンプレート:Asbox
  1. 架空の高等学校。