マルタン・マルジェラ

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メゾンマルタン・マルジェラ”(Maison Martin Margiela[1]は、ベルギー出身のファッションデザイナー“マルタン・マルジェラ”(1957年[2])の制作による、1988年設立、フランス・パリ発のファッションブランド[3]

デザイナー:マルタン・マルジェラ

略歴

人物像

デビュー当時こそコレクションのフィナーレに顔を出していた事もあった様だが、現在では公の場に姿を見せる事は殆どなく、ファッション業界関係者でさえも、彼の素顔を見た人は極少数。雑誌のインタビューもFAXで質疑応答し、ミステリアスな雰囲気を演出している。

コレクションライン

現在、マルジェラの服や小物には、通称「カレンダータグ」とも呼ばれている0~23迄の数字が明記された白地の布が縫い付けられており、このタグからコレクションラインを読み取る事ができる。この表記方法は、メンズラインがコレクションに加わった1999年頃から採用されている。レディースコレクションのみの時は現在のコレクション「1」同様に、何も書かれていない白い布が縫い付けられているだけだった。数字が表す一覧は下記の通り。

  • 0 - 手仕事により、フォルムをつくり直した女性のための服
  • 0 10 - 手仕事により、フォルムをつくり直した男性のための服
  • 1 - 女性のためのコレクション(ラベルは無地で白)
  • 4 - 女性のためのワードローブ
  • 3 - フレグランスのコレクション
  • 8 - アイウェアのコレクション
  • 10 - 男性のためのコレクション
  • 14 - 男性のためのワードローブ
  • 11 - 女性と男性のためのアクセサリーコレクション
  • 12 - ファインジュエリーのコレクション
  • 13 - オブジェ、または出版物
  • 22 - 女性と男性のための靴のコレクション
  • MM6 - ♀のための服

デザインの方向性としては「アンチモード」を掲げており、中でも軍服のリメイク品や中古ジーンズに白ペンキのペイント等の作品は「ポペリズム」(貧困者風)と呼ばれた。それまでの煌びやかで優雅な雰囲気を持つ「モード」とは対極のコレクションとして「デストロイコレクション」とも呼ばれ、以降マルジェラの代名詞ともなった。又過去には、畳むと四角になる服などのデザインでコム・デ・ギャルソンと合同でショーを行ったこともある。

日本展開

2000年9月、日本東京恵比寿に路面店『マルタン・マルジェラ・トウキョウ』を開業[3]。これはこのブランド初の旗艦店でもあった[4]。2011年には広島市内に中国地方初の直営店が開業[5]。さらに九州地方初の直営店が大分市内に開業[6]。翌2012年には中部地方初、日本国内11店目にあたる直営店舗が名古屋市内に開業している[7]

初期から日本での売り上げが多く、進出当初からの大取引先にあたる仙台「リヴォルーション」との関係は有名。店舗によって、扱うコレクションラインは異なる。その他、セレクトショップでの扱いもある。

出典

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外部リンク

  • 『メゾン マルタン マルジェラ×H&M、メンズアイテムをチェック!』 2012年11月5日 AFPBB News
  • 『Blouse -Martin Margiela, Belgian, born in 1957』 1992年 ボストン美術館 テンプレート:En icon
  • 3.0 3.1 『マルタン・マルジェラ | Maison Martin Margielaについて』 2008年9月26日 Fashionsnap.com
  • 『榮太樓總本鋪とメゾン マルタン マルジェラがコラボ飴』 2007年1月23日 名駅経済新聞
  • 『中国地方初 マルジェラが広島に路面店』 2011年4月29日 Fashionsnap.com
  • 『マルジェラ九州初の直営店を大分に出店』 2011年11月24日 Fashionsnap.com
  • 『マルジェラが名古屋に路面店 コンセプトは「クローゼット」』 2012年3月12日 Fashionsnap.com