マツダ・ユーノス500

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テンプレート:Infobox 自動車のスペック表 ユーノス500EUNOS 500 )は、マツダ日本国香港特別行政区オーストラリア連邦の3ヵ国で展開していた販売店ブランドユーノスで、1992年から1995年にかけて販売されていた、Dセグメントに属する4ドアサルーンである。

同販売店ブランドとしては唯一の専売サルーンで、同販売店ブランドが展開されていないヨーロッパ諸国においてはXedos 6(クセドス 6)として、1992年から1999年にかけて販売されていた。

概要

1991年10月に開催された第29回東京モーターショーに参考出品され、翌年2月から販売が開始された。ユーノス500は、同車が販売される販売店ブランドユーノスのブランド理念である「10年基準」[1]のもと開発され、外板の塗装には当時マツダが特許を取得したばかりの、耐久性が高く、面のような滑らかな仕上がりが得られる「ハイレフコート技術」[2]が同販売店ブランドのフラッグシップモデルであるユーノス800同様採用された。

エクステリアは、当時同社に所属していた荒川健チーフデザイナー指揮のもとデザインされた。4ドアクーペを連想させる低いボディに、美しいプロポーションと豊かな曲面構成を誇るスタイリングは、自動車デザイン界最大の巨匠と称されるジョルジェット・ジウジアーロが「小型クラスでは世界で最も美しいサルーン」と評した[3]と言われるほど、極めて完成度の高いものだった。

ラインナップ

ユーノス初のセダンである。兄弟車のクロノス/MS-6/クレフ/テルスターよりボディサイズはやや小さく、小型車規格に納まるもの(つまり5ナンバー車)であったが、それらより高い価格帯となっていた。

販売が開始された当初は、K8-ZE型1.8LとKF-ZE型2.0LV型6気筒エンジンのみが搭載されていたユーノス500ではあったが、1994年に実施されたマイナーチェンジにより新たにFP-DE型1.8L直列4気筒エンジンを搭載したグレードが追加された。また、トランスミッションには5速マニュアルトランスミッションと4速オートマチックトランスミッションが設定され、5速マニュアルトランスミッション搭載車にはビスカス式LSDABSが標準装備されたほか、同車のトップグレードであった20Gには本革シートや電動ガラスサンルーフに加え、当時まだ普及の緒についたばかりのキーレスエントリーシステムが標準装備されていた。

日本国内ではマツダの経営悪化とカペラの復活で1995年をもって販売が打ち切られたものの、ヨーロッパ諸国やオーストラリアにおいては引き続き1999年まで販売されている。なおオーストラリア仕様は1996年11月までがユーノスブランドで、それ以降はマツダ・ユーノス500として販売されたため、フロントグリルやトランクのバッジがユーノスの物からマツダの物に変更されており、トランク右下にMAZDAのバッジも装着されていた。


グレード名称 生産年度 車両型式 排気量 新車価格
18D (5MT) 1992年2月-1994年2月 E-CA8PE 1,844cc 170.7万円
18D (4AT) 180.0万円
20F (5MT) E-CAEPE 1,995cc 220.0万円
20F (4AT) 224.7万円
20F-X (4AT) 235.0万円
20F-SV (5MT) 245.5万円
20F-SV (4AT) 248.2万円
20G (4AT) 276.5万円
18J (5MT) 1994年3月-1995年12月 E-CAPP 1,839cc 167.0万円
18J (4AT) 176.3万円
18K (5MT) 186.2万円
18K (4AT) 186.5万円
18E (4AT) E-CA8P 1,844cc 195.0万円
20E (5MT) E-CAEP 1,995cc 205.0万円
20E (4AT) 207.7万円
20F (5MT) 225.0万円
20F (4AT) 227.7万円
20Fレザーパッケージ (4AT) 239.0万円
20GT-i (5MT) 243.0万円
20GT-i (4AT) 245.7万円

脚注

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関連項目

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外部リンク

テンプレート:マツダ車種年表

テンプレート:自動車
  1. ボディの造り、ペイントの艶などが10年を経過しても衰えないことを目標としたブランド理念
  2. マツダ特許技術DATE BASE 「ハイレフコート技術」
  3. GAZOO>名車館>1992年>ユーノス500