マツダ・アンフィニMS-6

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アンフィニMS-6 (εfini MS-6)は、マツダが展開していた販売店ブランドアンフィニで、1991年から1994年にかけて販売された、D/Eセグメントに属する5ドアハッチバックサルーンである。

クロノスの5ドアモデルでもある同車は、ヨーロッパ諸国においてはMAZDA・626 (マツダ 626)として、1992年から1997年にかけて販売された。また、同車のバッジエンジニアリングであるテルスターTX5が、同社が展開していた販売店ブランドオートラマで、1991年から1995年にかけて販売された。

車名のアンフィニMS-6は、同車が販売される販売店ブランドアンフィニの名称に英語で「大いなる思い」を意味するMegalo Spiritsの頭文字と車格を示す6とを組み合わせできた造語で、「無限大に広がる喜びを提供するサルーン」の意味合いが込められている。

概要

テンプレート:Infobox 自動車のスペック表

1991年11月から販売が開始された。アンフィニMS-6は、バッジエンジニアリングであるクロノスをベースにBピラーから後半部にかけて専用に設計されたボディ一体型のリアウイングスポイラーが特徴的で、ヨーロッパ諸国においてはドイツ連邦共和国を中心に高い評価と人気を博した[1]

しかし、ヨーロッパ諸国での高い評価と人気とは裏腹に、日本国内においては5ドアクーペを連想させる低いボディにプロポーションを重視したエクステリアデザインが禍してか、リアシートのヘッドクリアランス不足が指摘される[1]など評価は振るわず、結果として販売面においても苦戦を強いられることとなった。

ラインナップ

販売が開始された当初は、FF駆動方式にK8-ZE型1.8LとKF-ZE型2.0LのV型6気筒エンジンのみが搭載されていたアンフィニMS-6ではあったが、翌年3月に実施されたマイナーチェンジにより新たにビスカスカップリング式フルタイム4WDシステムにFS-DE型2.0L直列4気筒エンジンを搭載したグレードが追加された。また、1993年3月に実施された一部改良ではRF型2.0L直列4気筒PWSディーゼルエンジンを搭載したグレードも追加された。トランスミッションには、5速マニュアルトランスミッションと4速オートマチックトランスミッションが設定され、PWS付ディーゼルエンジンを搭載するグレードを除いたすべてのグレードで両者の選択が可能とされた。

なお、同車は日本国内においてはカペラの復活により1994年をもって販売が打ち切られたものの、ヨーロッパ諸国においては引き続き1997年まで販売されている。

グレード名称 生産年度 車両型式 排気量 新車価格
タイプS (5MT) 1991年11月-1992年2月 E-GE8P 1844cc 171.1万円
タイプS (4AT) 180.4万円
タイプG (5MT) 199.6万円
タイプG (4AT) 208.9万円
タイプS (5MT) E-GEEP 1995cc 206.9万円
タイプS (4AT) 216.2万円
タイプG (5MT) 220.6万円
タイプG (4AT) 229.9万円
タイプS (5MT) 1992年3月-1994年6月 E-GE8P 1844cc 171.1万円
タイプS (4AT) 180.4万円
タイプG (5MT) 199.6万円
タイプG (4AT) 208.9万円
タイプS (5MT) E-GEEP 1995cc 206.9万円
タイプS (4AT) 216.2万円
タイプG (5MT) 220.6万円
タイプG (4AT) 229.9万円
タイプG 4WD (5MT) E-GESR 1991cc 222.5万円
タイプG 4WD (4AT) 231.8万円
タイプF 4WD (5MT) 210.6万円
タイプF 4WD (4AT) 219.9万円
タイプG ディーゼル (4AT) 1993年3月-1994年6月 Y-GEFP 1998cc 205.9万円
タイプF ディーゼル (4AT) 218.2万円

脚注

  1. 1.0 1.1 カーセンサーラボ>カタログ>マツダ一覧>マツダ・アンフィニMS-6(91年~)詳細

関連項目

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外部リンク

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