ペコロス
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ペコロスは、直径3 - 4cm程度の大きさの小型のタマネギである。小タマネギ、プチオニオンなどとも呼ばれる[1]。一般的な品種のタマネギを通常の10倍程度に密植して作る場合と、専用品種の場合があり、テンプレート:要出典範囲
概要
ピクルスやシチュー、ポトフ、ジャーマンポテトなどの材料として、丸ごと使われる。ペコロスという名称は日本独自のもので、由来は不明である。
長らく、日本国内での生産量の約70 - 80%は愛知県知多市で生産とされていたが[2][3][4]、(独)農畜産業振興機構 野菜情報総合把握システム ベジ深 によると、東京都中央市場における都道府県別出荷数量では、1991年には、愛知県産224t、北海道産90tであったものが、2000年には、愛知県産185t、北海道産203tと初めて逆転し、以降北海道産が全国トップシェアを取り続け、2012年は、愛知県産42t、北海道産146tとなっている。
知多では、通常の品種を密植しており、秋まきで、4月から12月まで出荷されている[2]。日本国内では他に北海道北見市(旧端野町)や大阪が産地として知られる。北海道では専用品種が生産されており[5]、春まきで、8月から3月まで出荷されている。
小型のタマネギとしては、ペコロスのほかに、パールオニオン(白小タマネギ、pearl onion)やルビーオニオン(赤小タマネギ)がある。
脚注
テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflistテンプレート:Asbox- ↑ 百科事典マイペディアの「ペコロス」の項より
- ↑ 2.0 2.1 あいちのやさい ペコロス JAあいち経済連園芸部 - 全国シェアは約80%、年間出荷量は171tとしている。
- ↑ あいち農産物生産流通レポート 平成20年5月号(pdfファイル) 愛知県 - 東京都中央卸売市場限定であるが、愛知県産ペコロスのシェアが83%とされている(2005年、入荷量ベース。9ページ参照)。
- ↑ ペコロスを使った料理 知多市 - 知多市日長地区で全国シェアの約7割を生産しているとしている。
- ↑ 北海道 北見産 小たまねぎ、プチオニオン「ペコロス」産地直送1kgお取り寄せ JAきたみらいの通販ページにて専用品種の旨記載。