フォー・ルームス
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テンプレート:Infobox Film 『フォー・ルームス』(Four Rooms)は1995年のアメリカ映画で、オムニバス作品。大晦日、ロサンゼルスのとあるホテルを舞台に、4つの物語が繰り広げられる。映画全体を通して登場する主人公のベルボーイはティム・ロス(日本語吹替:田代まさし)が演じた。クエンティン・タランティーノが3人の監督に声を掛けて作られた。
目次
第1話「ROOM 321 お客様は魔女」
- この日が初仕事になるベルボーイのテッドはスィート・ルームに6人の女性客を案内する。6人の内の5人までは実は魔女で、40年前にこの部屋で石にされてしまった偉大な魔女ダイアナの呪いを解く儀式のために集ったのだった。儀式が始り魔女たちは、それぞれに持ち寄った解呪に必要な貢物を捧げるが、最後のひとりイヴァは貢物を持参できなかったことが判明する。イヴァの担当物は人間の男の精液。魔女たちは、そのときルームサービスを届けに来たテッドから採取しようと目論むのだった。
第2話「ROOM 404 間違えられた男」
- 脚本・監督:アレクサンダー・ロックウェル
- 出演:ジェニファー・ビールス、デヴィッド・プローヴァル
- パーティー中の客から氷の注文を受けたテッドだったが、誤って違う部屋に入ってしまう。部屋に入ったとたんテッドは宿泊客のシグフリードから銃を付きつけらる。彼の妻であるアンジェラは椅子に縛り付けられて猿轡をはめられているという異常な状況。テッドはアンジェラの間男に間違われたのだった。テッドは何とか誤解を解こうと必死になる。
第3話「ROOM 309 かわいい無法者」
- 脚本・監督:ロバート・ロドリゲス
- 出演:アントニオ・バンデラス、タムリン・トミタ、サルマ・ハエック
- 一家揃って大晦日のパーティーに出かけようとしていた4人家族であったが、支度するうちに両親は2人の子供をホテルの部屋に置いて夫婦だけで楽しむという考えに傾く。テッドは両親から高額のチップをせしめてベビーシッターすることになったものの、夫婦が出かけたあとは子供たちを部屋に放置しようとする。しかし、残された子供たちは好き放題してテッドを悩ませたあげく、部屋の異臭を気にして原因を探し、ベッドのマットレスから腐乱死体を発見してしまう。
第4話「ペントハウス ハリウッドから来た男」
- 脚本・監督:クエンティン・タランティーノ
- 出演:ブルース・ウィリス、クエンティン・タランティーノ、マリサ・トメイ、 ポール・カルデロン ジェニファー・ビールス
- 勤務初日から散々な目にあったテッドは、上司のベティに電話して即辞めることを告げるが、頼み込まれてベティがホテルに到着するまでは、ペントハウスに宿泊する上客である有名俳優チェスター・ラッシュの接客をすることになった。チェスター・ラッシュとその友人のノーマンとレオにペントハウスに呼び出されたテッドは、破格のチップとチェスターの話術に釣られて危険な賭けに関わることになった。
キャスト・吹替え版 声の出演
- テッド(ティム・ロス:田代まさし)
第1話
- 魔女アシーナ(ヴァレリア・ゴリノ:富沢美智恵)
- 魔女エルスペス(マドンナ:深見梨加)
- 魔女ジゼベル(サミ・デイヴィス:久川綾)
- 魔女ライブン(リリ・テイラー:篠原恵美)
- 魔女イヴァ(アイオン・スカイ:三石琴乃)
- キヴァ(アリシア・ウィット:田中加奈子)
第2話
第3話
第4話
- チェスター・ラッシュ(クエンティン・タランティーノ:広川太一郎)
- ノーマン(ポール・カルデロン:羽佐間道夫)
- レオ(ブルース・ウィリス:樋浦勉)
- アンジェラ(ジェニファー・ビールス)
- ベティ(マリサ・トメイ)
脚注
関連項目
外部リンク
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