フィリップ・アンダーソン
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フィリップ・ウォーレン・アンダーソン(Philip Warren Anderson、1923年12月13日 - )は、アメリカの物理学者。プリンストン大学教授。
人物
インディアナポリスで生まれ、イリノイ州のアーバナで育つ。ハーバード大学でジョン・ヴァン・ヴレックの元で学んだ。1949年から1984年まで、ニュージャージー州のベル研究所に勤務し、物性物理学を研究。1967年からケンブリッジ大学教授、1984年からプリンストン大学教授を務めた。
1977年、ネヴィル・モット、ヴァン・ヴレックとともにノーベル物理学賞受賞。
2006年、ホセソレルによる、論文の引用数を基にした統計的研究において、世界で最も創造的な物理学者であるとされた。[1]
主な業績
著書
- Concepts in Solids ISBN 9810231954
- Basic Notions of Condensed Matter Physics ISBN 0201328305
- The Theory of Superconductivity in the High Temperature Cuprates ISBN 0691043655
日本との関わり
- 1953年には、国際理論物理学会 東京&京都 で来日した。
- 1989年 日本学士院 外国人会員
- 2002年12月10日 東京大学名誉博士 [1]
- 2003年1月8日 東京大学名誉博士称号授与を記念し, 物性研究所に記念植樹が行われる。
記念碑には彼の著名な語句 "More is different" が刻まれている。[2]
- 日本棋院 名誉三段
「自分はノーベル賞受賞者としては川端康成氏についで二番目に碁が強い」と週刊碁 紙に語ったとされる産経抄2007/04/16
脚注
外部リンク
テンプレート:ノーベル物理学賞受賞者 (1976年-2000年)テンプレート:Physics-stub テンプレート:Scientist-stub