ピース川
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ピース川(Peace River)は、カナダのブリティッシュコロンビア州およびアルバータ州を流れる川で、北極海に注ぐマッケンジー川の支流である。全長は約1,923kmで、流域面積はおよそ302,500km2である。
流路
ブリティッシュコロンビア州北部のロッキー山脈に源を発する。上流には水力発電用のW.A.C.ベネットダムと、それによって形成された人工湖のウィリストン湖がある。ダムからは東に流れアルバータ州に入り、北東方向に流れウッドバッファロー国立公園のテンプレート:仮リンクでアサバスカ川と合流する。その先はスレイブ川となり、マッケンジー川へ流れ込む。
歴史
ピース川周辺はDunne-za or Beaver peopleがもともと住んでいた地域である。毛皮商人のPeter Pondが1785年にこの川を訪れ、1788年にはボワイエ川との合流地点にノースウェスト・カンパニーのCharles Boyerにより毛皮の交易地がつくられた。1793年に探検家のAlexander Mackenzieが大陸分水界まで旅をするなど奥地の探求が進み、1794年には現在のフォートセントジョーン近くのロッキーマウンテンハウスに毛皮の交易地がつくられた。
産業
アルバータ州ではピース川の谷の肥えた土壌で19世紀の終わりから小麦が栽培されている。また、ピース川地域は石油、天然ガス生産の中心でもある。
主な支流
- Finlay川
- Halfway川
- Pine川
- Smoky川
- Cadotte川
- ワバスカ川