の
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(ノから転送)
五十音 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
[[ヵ|テンプレート:JIS2004フォント]] | ん | わ | ら | や | ま | は | な | た | さ | か | あ |
[[ヶ|テンプレート:JIS2004フォント]] | っ | ゐ | り | ※ | み | ひ | に | ち | し | き | い |
ゝ | ※ | る | ゆ | む | ふ | ぬ | つ | す | く | う | |
[[ヴ|テンプレート:JIS2004フォント]] | ゑ | れ | ※ | め | へ | ね | て | せ | け | え | |
ー | を | ろ | よ | も | ほ | の | と | そ | こ | お | |
いろは順 | |||||||||||
い | ろ | は | に | ほ | へ | と | ち | り | ぬ | る | を |
わ | か | よ | た | れ | そ | つ | ね | な | ら | む | |
う | ゐ | の | お | く | や | ま | け | ふ | こ | え | て |
あ | さ | き | ゆ | め | み | し | ゑ | ひ | も | せ | す |
の、ノは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。
五十音図において第5行第5段(な行お段)に位置する。な行音は清音でありながらその子音は有声子音であり、濁音や半濁音は持たない。
概要
- 現代標準語の音韻: 上歯茎に舌をつけて発音する鼻音である有声子音/n/と、母音おから成る。
- 五十音順: 第25位のかな
- いろは順: 第26位。「ゐ」の次。「お」の前。
- 平仮名「の」の字形: 「乃」の草体
- 片仮名「ノ」の字形: 「乃」の左の部分 (第1画)
- 変体仮名ファイル:TRON 9-837B.gif(能)
- ローマ字: no
- 点字:
- 通話表: 「野原のノ」
- モールス信号: ・・--
- 発音:Japanese no.ogg の </span>
「の」に関わる諸事項
- のの字:ひらがなの「の」の字形。
- 「の」の字の法則 - 大ヒットしたメディア作品は題名、もしくは副題が「~の~」という形式になっているという法則。(例:「もののけ姫」、「崖の上のポニョ」)
- 「の」はyahoo検索で50音で最も多く、約135億ほどヒットするテンプレート:いつ。
「ノ」に関わる諸事項
- 「ノ」は漢字の部首である「丿」とほぼ同形である。「ノ」が「丿」を含む「乃」という字を略して造られた為で、「丿」の名称はそのものずばり「の」となっている(他には音読みで「へつ」)。
- 「ノ」は、インターネット上では挙手(肯定、YES)を示す意味合いで使われることが多い。
- 〃記号(ディット)の別名が、「ノノ字点」。
中華圏における「の」
近年テンプレート:いつ、香港や台湾などの中国語圏(中華圏)において、主に看板や商品パッケージ、TVタイトルなどで、中国語の「的」や「之」の意味で平仮名の「の」を使用することが流行している。かつては緑茶や牛丼など日式(日本発祥)の商品に和風な意味合いを出すことを目的に使われることが多かったが、近年は日本と直接関係ない色々な分野の商品に「の」は使われ、現地語として完全に定着している状況にある。また、この用法は文化的に香港の影響を強く受ける華南地方を初めとして、現在は中国大陸全域で多く見られる。
中国語では、通常「の」を「的」の発音(普通話で[de] と発音)で読み、大陸で使用されているピン音入力の文字入力ソフトの大半でも[de] という発音の文字として「の」が登録されている[1][2]。この「の」の用法は、日本の仮名文字が中国語の簡体字の一種として用いられている数少ない例で、他には「衞」(衛)の簡体字「卫」の字母となった片仮名「ヱ」の例がある[3]。
- 香港には、「優の良品/AJI ICHIBAN」という菓子のチェーン店がある。
- 康師傅は、「鮮の毎日C」というジュースを発売している。
脚注
- ↑ @nifty:デイリーポータルZ:中国に日本の「の」が浸透した
- ↑ Blog版香港中国熱烈歓迎唯我独尊
- ↑ 「卫」の経緯については、ゑ#現代の用法を参照。