ニャチャン
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ニャチャン、ナトラン、または、ナトラング(テンプレート:Vie)はベトナム南部、カインホア省(テンプレート:Vie)の省都。面積251km2、人口350,375人(2005年)。
地理
風光明媚なビーチや島々があり、リゾート地としても有名である。ホーチミン市から北東へ約450km。
歴史と発音
チャンパ王国時代には良質の漁港としてにぎわっていた。フランス領インドシナ時代には、フランス系の政府の要人用のリゾートとして開発された。現代のベトナム語での正しい発音は、テンプレート:IPA-vi(ニャチャン)だが、1940年代日本軍が進駐していた時代にはナトランと呼ばれていた。ベトナム戦争時代にはアメリカ軍の軍港があり、激戦地となった。当時の英語発音の影響から、アメリカ人にはナトラングとも呼ばれた。ベトナム戦後はソ連の海軍基地となったカムラン湾がある。その後、社会主義政府の高級官僚用のリゾートとなる。ドイモイ経済改革により、外資企業による観光開発が盛んになり、現在も観光地、海沿いのリゾートとしてさらなる開発がすすんでいる。
軍事
軍港
カムラン湾は、ベトナム戦争時代にはアメリカ軍の軍港、ベトナム戦後はソ連の海軍基地となった。
空軍基地
アメリカ軍のテンプレート:仮リンクがある。
観光
- ニャチャン・ビーチ:7km にわたる美しい砂浜はベトナムでも有数。年間を通じ好天が多いため、ベトナム随一のビーチリゾートとなっている。
- ニャチャン大聖堂:高台にあるカトリック教会。ステンドグラスが美しい。
- テンプレート:仮リンク:チャンパ王国時代の遺跡。寺院であり、現在でも参拝に来る人が絶えない。ベトナム風のシヴァ神のレリーフがある。現在の建物は、10世紀頃のものである。
- アイランド・ホッピング・ツアーのある島々が沖合に広がり、ダイビング・スポットとしても有名である。
- ニャチャン海洋生物博物館:1923年カウダ区にフランス風コロニアル様式で建造された。水槽や標本室、文献室がある。水槽には地元海洋の様々な生物が飼育されている。さらに、本館の大展示室には海鳥や魚、珊瑚など、ホルマリンで保存された海洋生物の剥製を含む6万点もの標本が展示されている。また、ジュゴンのホルマリン漬けの標本も見る事ができる。
交通
- カムラン国際空港:従来はテンプレート:仮リンクを利用していたが、2004年より民間航空はカムラン国際空港を使用することになった。ニャチャン市街地より45km南に位置する。
- ベトナム鉄道南北線(統一鉄道) - テンプレート:仮リンク
- シンカフェやキムカフェなどのバスを利用するとホーチミンから約10時間、ダラットから約5時間。