ドーム前千代崎駅
ドーム前千代崎駅(ドームまえちよざきえき)は、大阪府大阪市西区千代崎三丁目にある大阪市営地下鉄の駅。
大阪ドームへの最寄り駅である。大阪ドームは2006年(平成18年)7月1日より名称を「京セラドーム大阪」に変更しているため、同年12月24日の今里筋線開業時に「大阪ドーム前千代崎」より駅名を改称した。
本項では、同地にある阪神電気鉄道の駅であるドーム前駅(ドームまええき)についても記述する。
駅番号は大阪市営地下鉄はN12、阪神電気鉄道はHS 43。
目次
利用可能な鉄道路線
歴史
- 1997年(平成9年)8月29日 - 長堀鶴見緑地線が心斎橋駅から大正駅間延伸に伴い、大阪市営地下鉄の駅が大阪ドーム前千代崎駅として開業する。
- 2006年(平成18年)12月24日 - 大阪市営地下鉄の駅がドーム前千代崎駅に改称する。
- 2009年(平成21年)3月20日 - 阪神なんば線が西九条駅から大阪難波駅間延伸に伴い、阪神電気鉄道のドーム前駅が開業する。
- テンプレート:要出典範囲。
- 2014年(平成26年)4月1日 - 阪神電気鉄道に駅番号導入。
駅構造
大阪市営地下鉄(ドーム前千代崎駅)
島式ホーム(延長135m、幅7.5m)1面2線を有する地下駅である[1]。改札口は大正寄りの1箇所のみ。プロ野球試合などのイベントに対応できるように臨時きっぷ売り場が設けられている。なお、仮称の駅名は単に千代崎だった。
大阪ドーム前千代崎駅からの駅名改称時に、近隣施設である「京セラドーム大阪」が括弧書きで併記されるようになり、駅名標にも駅名の下部に併記されるようになったほか、テンプレート:要出典範囲。
阪神なんば線とは、地下2階と地下1階(1号出口、地上へ上がる階段の中間地点)の連絡通路で接続している。
当駅はドーム前千代崎管区駅に所属しており、同管区駅長が、当駅、西大橋駅、大正駅を管轄する。
PiTaPa、スルッとKANSAI対応各種カードの利用が可能である(相互利用が可能なIC乗車券はPiTaPaの項を参照)。
駅のデザインテーマは「にぎわい」である。
のりば
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | テンプレート:Color長堀鶴見緑地線 | 心斎橋・京橋・門真南方面 |
2 | テンプレート:Color長堀鶴見緑地線 | 大正行き |
|} テンプレート:-
阪神電気鉄道(ドーム前駅)
島式ホーム1面2線を有する地下駅で、ホーム有効長は21m級の近畿日本鉄道車両10両編成に対応する。なお、仮称は岩崎橋駅(いわさきばしえき)だった。
ホームは地下5階、改札口は地下2階に1箇所ある。テンプレート:要出典範囲で、IC乗車券の利用のほか、切符の処理は出場時2枚一括で対応が可能である。ホーム階と改札階の中間となる地下4階には、プロ野球試合などのイベント開催時の混雑緩和のためのスペースがある。
改札口から地上への出口は2箇所あり、地下2階と地下1階に長堀鶴見緑地線への連絡通路がある。エレベーターはホーム - 改札口と改札口 - 地上(2番)出口に各1箇所、エスカレーター(上り・下りとも、但し地上1番出口へは上りのみ)は各フロア間に、階段は地下4 - 5階は4箇所、地下2 - 4階は2箇所がそれぞれ設置されている。地下2階改札外に売店(アイビーショップ)が1店舗あるほか、改札口前のコンコースにイオンモール大阪ドームシティが直結している。
ホームの一部は天井が地下4階の高さまであり、壁には煉瓦が16万個使用されている。これは当駅近くが大阪瓦斯発祥の地となっており、そのガス工場を模したものとなっている[2][3]。
地上との高低差は30メートルと阪神の駅では一番深い。また隣の九条駅とは営業上での駅間距離は0.6キロだが、ドーム前駅の端から九条駅の端までの距離が0.3キロと実質の駅間距離では一番短い[4]。
所在地は大阪市西区千代崎だが、こちらは大阪市営地下鉄とは違い駅名に「千代崎」を使用していない。乗り入れ先の近鉄の一路線である名古屋線の千代崎駅と区別するためである。
駅舎のデザインテーマは「懐かしさと新しさの融合」である。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color阪神なんば線 | 上り | 難波・奈良方面 |
2 | テンプレート:Color阪神なんば線 | 下り | 尼崎・神戸(三宮)・明石・姫路方面 |
|} テンプレート:-
駅周辺
- 京セラドーム大阪
- 大阪瓦斯 ドームシティガスビル
- 大阪市交通局
- 大阪市消防局 西消防署
- 多根総合病院
- 九条変電所
- 大阪市立西中学校
- 大阪ドーム千代崎港 - 木津川の船着き場。
- フォレオ大阪ドームシティ
- イオンモール大阪ドームシティ
- Kyocera Dome Osaka1.jpg
京セラドーム大阪(大阪ドーム)
- OsakaCity-Nishi-Junior-Highschool.jpg
大阪市立西中学校
- Osaka-dome-chiyosake-pier.jpg
大阪ドーム千代崎港
路線バス
最寄りのバス停は、ドーム前千代崎である。2007年(平成19年)1月7日までの停留所名は「大阪ドーム前千代崎」だった。
大阪市交通局(大阪市営バス)により、以下の路線が運行されている。大正区内各地へのバスターミナルの性格を有しており、急行バス(土曜・休日運休)も当所を始終着として運行されている。
- 70号系統・70急号系統 : 大正区役所前経由、西船町 行き
- 74号系統 : 新千歳経由、大正区役所前 行き
- 76号系統 : 地下鉄住之江公園 行き
- 90号系統 : 野田阪神前 行き/大正区役所前経由、鶴町四丁目 行き
- 91号系統・91急号系統 : 大正区役所前経由、鶴町四丁目 行き
- 94号系統 : 千島公園前経由、鶴町四丁目 行き
利用状況
- 阪神電気鉄道 - 2012年度の1日平均乗降人員は5,436人である。
- 大阪市営地下鉄 - 2013年11月19日の1日乗降人員は9,744人(乗車人員:4,514人、降車人員:5,230人)である[5]。
各年度の1日平均乗車・乗降人員数は下表のとおりである。
年度 | 阪神電気鉄道 | 大阪市営地下鉄 | 出典 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
乗降人員 | 乗車人員 | 調査日 | 乗降人員 | 乗車人員 | ||
1998年(平成10年) | 未開業 | 11月10日 | 6,719 | 3,557 | [6] | |
1999年(平成11年) | - | |||||
2000年(平成12年) | - | |||||
2001年(平成13年) | - | |||||
2002年(平成14年) | - | |||||
2003年(平成15年) | - | |||||
2004年(平成16年) | - | |||||
2005年(平成17年) | - | |||||
2006年(平成18年) | - | |||||
2007年(平成19年) | 11月13日 | 7,258 | 3,364 | [7] | ||
2008年(平成20年) | 11月11日 | 7,221 | 3,329 | [8] | ||
2009年(平成21年) | 4,856 | 2,462 | 11月10日 | 7,366 | 3,468 | [9] |
2010年(平成22年) | 4,678 | 2,296 | 11月テンプレート:09日 | 9,687 | 4,462 | [10] |
2011年(平成23年) | 4,713 | 2,313 | 11月テンプレート:08日 | 7,427 | 3,472 | [11] |
2012年(平成24年) | 5,436 | 2,601 | 11月13日 | 9,632 | 4,471 | [12] |
2013年(平成25年) | 11月19日 | 9,744 | 4,514 |
隣の駅
括弧内は駅番号を示す。
- 大阪市営地下鉄
- テンプレート:Color長堀鶴見緑地線
- 阪神電気鉄道
- テンプレート:Color阪神なんば線
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color区間準急・テンプレート:Color普通
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- Category:阪神電気鉄道の鉄道駅
- 千代崎駅 - 三重県にある近鉄名古屋線の駅。
- 横浜高速鉄道みなとみらい線 馬車道駅 - 当駅と同様、この駅でも歴史的背景を由来として壁に煉瓦が使用されている。
外部リンク
- ドーム前千代崎駅(駅ガイド) - 大阪市交通局
- テンプレート:外部リンク/阪神電気鉄道駅
- 京セラドーム大阪(公式サイト) - 大阪シティドーム
- ↑ 『大阪の地下鉄 -創業期から現在までの全車両・全路線を詳細解説-』 石本隆一 著、産調出版、1999年、p.112 ISBN 4-88282-206-7
- ↑ ドーム前駅のレンガ壁は本物?テンプレート:Deadlink(もっと楽しむ阪神なんば線) - 阪神電気鉄道
- ↑ 駅のデザイン秘話 2 ドーム前駅よりテンプレート:Deadlink(もっと楽しむ阪神なんば線) - 阪神電気鉄道
- ↑ 営業キロを基準とした場合、阪神で駅間距離が一番短いのは御影駅 - 住吉駅間の0.5kmである。 ※参考 : 近鉄ニュース 2009年1月号
- ↑ 路線別駅別乗降人員 2013年11月19日
- ↑ テンプレート:PDFlink
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