ドジャー・スタジアム
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ドジャー・スタジアム(Dodger Stadium)は、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスにある野球場。
概要
MLBのロサンゼルス・ドジャースのホーム球場。また、1962年から1965年までロサンゼルス・エンゼルスも本拠地にしていた。
かつてオーナーのピーター・オマリーが「ボールパークにファンを呼ぶには、球場を楽しく美しいところ、つまり男がガールフレンドを連れて行きたくなるような場所にすることだ」という名言を残している。その言葉通りの楽しい演出が多く、また球場全体に清掃が行き届いている。さらにカリフォルニアの温暖な気候のおかげで雨天中止が非常に少ない。このことから「ドジャース永遠のホーム」と呼ばれ親しまれている。
特徴
- 1990年代以降はMLBの球場では珍しくなった、フィールドがセンターライン[1]を軸に左右対称の球場である。2009年現在、ナショナルリーグ所属球団の本拠地球場では唯一である。
- ファウルグラウンドが比較的広い点も投手有利だと言われていたが、ファウルグラウンド部分に新たに座席が設けられてからはその傾向は薄まっている。
- この球場で販売されているホットドッグ「ドジャー・ドッグ(The World famous Dodger Dog)」は、アメリカの野球場の中で販売されているホットドッグの中で最も販売数が多く、また世界で一番有名なホットドッグとしてここの名物となっている。
- 公共交通機関でのアクセスは悪く、最寄のバス停からは徒歩で約15分。球場は高台にあるため、バス停からは長い坂を登らなければならない。そのせいか、ほとんどの観客は自動車で来場する。
主要な出来事
野球
- 1962年4月10日、レッズ戦で開場(レッズ6-3ドジャース)。
- 1965年9月9日、サンディ・コーファックスがカブス戦で完全試合を達成した。
- 1976年4月25日、観客2人がグラウンドに乱入し、星条旗に火をつけようとしたが、カブスのリック・マンデーが阻止した。マンデーは一躍全米のヒーローとなり、翌26日にはイリノイ州議会が満場一致で5月4日を「リック・マンデーの日」に制定した。
- 1980年7月8日、オールスターゲーム開催(ナ4-2ア)。
- 1984年7月31日~8月7日、ロサンゼルスオリンピック開催。日本代表が米国代表を破り金メダルを獲得した。
- 1999年4月23日、カージナルスのフェルナンド・タティースが大リーグ史上初の「1イニング満塁本塁打2本」「1イニング8打点」を記録した。打たれたドジャースのパク・チャンホも史上初の1イニング2本の満塁本塁打を打たれた投手となった。
- 2009年3月21日~23日、第2回WBC準決勝及び決勝開催。23日の決勝では、日本が韓国を5-3で下し、連覇を果たした。
- ワールドシリーズ開催:1963年、1965年、1966年、1974年、1977年、1978年、1981年、1988年
その他
脚注
外部リンク
テンプレート:本拠地の変遷
テンプレート:本拠地の変遷
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
キングドーム
|style="width:40%; text-align:center"|MLBオールスターゲーム開催場
第51回(1980年)
|style="width:30%"|次代:
ミュニシパル・スタジアム
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
ペトコ・パーク(2006年)
|style="width:40%; text-align:center"|WBC決勝戦実施スタジアム
第2回(2009年)
|style="width:30%"|次代:
AT&Tパーク(2013年)
- 転送 Template:End
テンプレート:Los Angeles Dodgers テンプレート:Los Angeles Angels of Anaheim テンプレート:MLBの本拠地球場
テンプレート:2009 ワールド・ベースボール・クラシックテンプレート:Baseball-stub- ↑ ホームベースとバックススクリーンを結ぶ線