テスタメント (バンド)
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テンプレート:Infobox Musician テスタメント (TESTAMENT) は、アメリカ合衆国カリフォルニア州バークレー出身のスラッシュメタルバンド。エクソダスと共に、ベイエリアクランチと呼ばれるシーンの中核を担った。1983年の結成から現在までの25年以上におよぶキャリアの中で10枚のスタジオアルバムと5枚のライヴアルバムを発表している。
目次
略歴
- 1983年、エリック・ピーターソンを中心に"レガシー(LEGACY)"として活動開始。1986年、ボーカルのスティーヴ・スーザがエクソダスに加入するため脱退。スティーヴの紹介で地元のグラム・ロック・バンドにいたチャック・ビリーが加入する。その後、同名のバンドがすでにデビューしていたことが判明し、バンド名を「テスタメント」に改める。
- 1987年、前身バンドの名を冠した1stアルバム『レガシー - The Legacy - 』でメガフォース・レコードよりデビューする。
- 1988年、核戦争後の地球の出来事をコンセプトにした2ndアルバム『ニュー・オーダー - The New Order - 』を発表。
- 1989年、3rdアルバム『プラクティス・ホワット・ユー・プリーチ - Practice What You Preach - 』を発表。ビルボードのトップ100にランクインを果たす。
- 1990年4thアルバム『ソウルズ・オブ・ブラック - Souls Of Black - 』を発表。
- 1992年に5thアルバム『儀式 - The Ritual - 』を発表。Billboard 200で初登場55位を記録するが、バンドサウンドの中核を担っていたアレックス・スコルニックがツアー中に脱退[1]。また、ルイ・クレメンテも脱退する。バンドは元フォビドゥンのグレン・アルヴェライス(ギター)とポール・ボスタフ(ドラムス)を迎えてツアーを終了。その後、エージェント・スティールやデス、オビチュアリーといったヘヴィメタルバンドを渡り歩いたジェームズ・マーフィ(ギター)と、元エクソダスのジョン・テンペスタ(ドラムス)が加入。
- 1994年、6thアルバム『ロウ - Low - 』を発表する。
- 1995年にライブアルバム『Live At The Fillmore』をリリースするが、レーベルからの離脱、度重なるメンバーチェンジなどで身動きの取れない状況に陥り、活動停止を経て一時解散する。
- 1997年に再始動し、7thアルバム『デモニック - Demonic - 』をリリース。ドラマーとしてダーク・エンジェルやデスで活躍したジーン・ホグランが迎えられ、グレン・アルヴェライスもレコーディングに参加。以降のテスタメントはバンドというよりも、ビリーとピーターソンのプロジェクトとして活動していくようになる。
- 1999年には8thアルバム『ギャザリング - The Gathering - 』を発表。ギタリストとして『ロウ - Low - 』に参加したジェームズ・マーフィーを、ベーシストとしてセイダスやデスで活躍していたスティーヴ・ディジョルジオを、ドラマーとして元スレイヤーのデイヴ・ロンバードを迎える。エンジニアには元サバトのギタリストで、アーチ・エネミーやクリーター、ネヴァーモアといったバンドを手掛けるアンディ・スニープを起用。
- ジェイムズ・マーフィーが脳腫瘍に倒れ、手術の末に命を取り留める。ほどなくして、今度はチャック・ビリーが精上皮腫と診断される。治療費をまかなうためのチャリティ・コンサートが開かれるなど支援の輪が広がり、その甲斐もあってビリーは難病を克服した。
- 2001年には1st、2ndアルバムからの曲を再録したアルバム『First Strike Still Deadly』をリリース。オリジナル・メンバーである、スティーヴ・スーザとアレックス・スコルニックの参加が話題となった。
- 2004年9月に「THRASH DOMINATION 04」にて来日公演を行う予定だったが、エリック・ピーターソンの足の怪我のためキャンセルとなる。
- 2005年5月には、ビリー、ピーターソン、スコルニック、グレッグ・クリスチャン(B)、ルイ・クレメンテ(Dr)というオリジナルラインナップで、期間限定のリユニオンツアーをヨーロッパで行った。同年9月17日・18日には、オリジナルラインナップで「THRASH DOMINATION 05」に参加。同時期に活躍したデストラクション、ラーズ・ロキット、クリーターらと共に来日した。
- 2006年、クレメンテが健康上の理由によってツアーに出られなくなり、7月から8月のツアーではポール・ボスタフやジョン・テンペスタが代役を務めた[2]。
- 2007年、クレイドル・オブ・フィルスやディム・ボガーで活動してきたニコラス・バーカーを新ドラマーに迎えてニュー・アルバムのためのリハーサルを行うが[3]、DHS及び就労ビザの問題でバーカーの参加が困難になり、ポール・ボスタフが復帰[4]。
- 2008年4月、9年ぶりの新作となる9thアルバム『ザ・フォーメーション・オブ・ダムネイション - The Formation Of Damnation』を発表。
- 2011年、ポール・ボスタフが再び脱退。ジーン・ホグランの再加入を経て、2012年7月に10thアルバム『ダーク・ルーツ・オブ・アース - Dark Roots of Earth』を発表。一週間で2万枚以上を売上げ、全米12位を記録する[5]。
- 2013年11月、北米ツアー中にグレッグ・クリスチャンが解雇され、エクソダスのジャック・ギブソンが代役を務める[6]。2014年1月、スティーヴ・ディジョルジオの再加入が発表された[6]。
メンバー
現在のメンバー
- チャック・ビリー - ボーカル (1986年–現在)
- エリック・ピーターソン - リズムギター、リードギター (1983年–現在)
- アレックス・スコルニック - リードギター、リズムギター (1983年–1993年, 2001年, 2005年–現在)
- スティーヴ・ディジョルジオ - ベース (1998年-2004年、2014年-現在)
- ジーン・ホグラン - ドラムス (1996年-1997年, 2011年–現在)
メンバーの推移
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ディスコグラフィ
スタジオアルバム
- レガシー - The Legacy (1987)
- ニュー・オーダー - The New Order (1988)
- プラクティス・ホワット・ユー・プリーチ - Practice What You Preach (1989)
- ソウルズ・オブ・ブラック - Souls Of Black (1990)
- 儀式 - The Ritual (1992)
- ロウ - Low (1994)
- デモニック - Demonic (1997)
- ギャザリング - The Gathering (1999)
- ザ・フォーメーション・オブ・ダムネイション - The Formation of Damnation (2008)
- ダーク・ルーツ・オブ・アース - Dark Roots of Earth (2012)
ライヴアルバム
- LIVE IN EINDHOVEN (1988)
- 黙示録 - RETURN TO THE APOCALYPTIC CITY (1993)
- ライヴ・アット・ザ・フィルモア - LIVE AT THE FILLMORE (1995)
- LIVE IN LONDON (2005)
- DARK ROOTS OF THRASH (2013)
コンピレーション
- THE BEST OF TESTAMENT (1996)
- SIGNS OF CHAOS-THE BEST OF TESTAMENT- (1997)
- THE VERY BEST OF TESTAMENT (2001)
- ファースト・ストライク・スティル・デッドリー - FIRST STRIKE STILL DEADLY (2001/日本発売は2002年)
- 『レガシー』と『ニュー・オーダー』の収録曲を再録した内容。
- DAYS OF DARKNESS (2004)
VHS/DVD
- SEEN BETWEEN THE EYES(1991/2005年にDVD化)
- LIVE IN LONDON(2005/CDと同内容)
脚注
外部リンク
テンプレート:Asbox- ↑ 脱退後、大学で博士号を取得し、現在はジャズ・ミュージシャンとしても活動中
- ↑ Drummer John Tempesta To Perform With Testament In Bulgaria - Blabbermouth.net - 2014年8月2日閲覧
- ↑ Testament Drummer Nick Barker: 'To Say I'm Stoked Would Be An Understatement!' - Blabbermouth.net - 2014年8月2日閲覧
- ↑ TestamentT Working With Ex-Slayer/Exodus Drummer Paul Bostaph On New Album - Blabbermouth.net - 2014年8月2日閲覧
- ↑ Testament's 'Dark Roots Of Earth' Cracks U.S. Top 15 - Blabbermouth.net
- ↑ 6.0 6.1 Testament Parts Way With Bassist Greg Christian, Announces Return Of Steve Digiorgio - Blabbermouth.net - 2014年8月2日閲覧