チョ・オユー
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テンプレート:Infobox 山 チョー・オユー(Cho Oyu, テンプレート:Lang-zh)は、ネパールと中国チベット自治区にまたがるヒマラヤ山脈の山。標高は8,201 mで世界第6位。
概要
シェルパ語で「トルコ石の女神」の意味。全部で14座ある8000m峰の中では最も登りやすい山とされ、多くの公募隊が組まれている[1]。エベレストの前哨戦として選ばれることの多い山でもある。ただし登りやすいといっても、それはノーマルルート(北西稜)のことであって、南西壁は標高差2000mの大岩壁となっており、技術の卓越した登山家のみが選択するルートとなっている。他の8000m峰に比べると山頂が広く、最高地点が不明瞭なため、背景にエベレストとローツェが写りこむように撮影することが登頂の証明として好まれている。
登頂史
日本人以外の登頂史
- 1954年10月19日 - (初登頂) - J.ヨヒラー、パサン・ダワ・ラマ、H.ティッヒー。無酸素。
- 1983年 - ラインホルト・メスナー
- 1985年 - (冬季初登頂) - Maciej Berbeka、Maciej Pawlikowski、(二次隊 Andrzej Heinrich、イェジ・ククチカ)。
- 1985年 - フアニート・オヤルサバル
- 1990年 - (南西壁初登頂) - ヴォイテク・クルティカ、ジャン・トロワイエ、エアハルト・ロレタン
- 1993年 - クシストフ・ヴィエリツキ
- 1993年9月10日 - 厳弘吉
- 1994年 - カルロス・カルソリオ ベースキャンプから18時間45分の最速登頂記録
- 2002年10月5日 - エドゥルネ・パサバン
- 2004年9月27日 - マーク・イングリスが両足義足により登頂。
- 2006年10月2日 - パヴル・コチェクが南西壁新ルートを単独登頂。
- 2007年5月8日 - 呉銀善
日本人の登頂史
- 1965年4月23日 - 植村直己
- 1983年 - 山下健夫
- 1987年 - 高橋和之・今井通子夫妻
- 1988年秋 - 山田昇
- 1992年 - 続素美代
- 1993年 - 八木原圀明
- 1994年9月22日 - (南西壁単独初登頂) - 山野井泰史
- 1994年9月24日 - (南西壁登頂・無酸素) - 長尾妙子、遠藤由加
- 1995年5月9日 - 小西浩文
- 1996年 - 田部井淳子
- 1996年10月 - 野口健
- 2001年 - 片山右京(元F1レーサー)
- 2002年 - 三浦豪太
- 2006年5月 - 天野和明
- 2007年5月 - 栗城史多
- 2011年9月30日 - 竹内洋岳
脚注
関連項目
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