チャールズ・アルジャーノン・パーソンズ
テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox scientist サー・チャールズ・アルジャーノン・パーソンズ(Sir Charles Algernon Parsons、1854年6月13日- 1931年2月11日)は、イギリスの技術者。メリット勲章勲爵士(OM)、バス勲章ナイト・コマンダー勲爵士(KCB)、王立協会フェロー(FRS)。蒸気タービンの発明で知られる。
有名な天文学者の第3代テンプレート:仮リンクウィリアム・パーソンズ(ロス卿)の息子である。ケンブリッジ大学テンプレート:仮リンクで学び技術者になった。艦船などの動力の分野、電気技術分野、光学装置(サーチライト、望遠鏡)の分野で活躍した。
ニューカッスルに自分の会社を設立した。1884年に特許を取得した蒸気タービンの優秀性をアピールするために、1897年のポーツマスのヴィクトリア女王の観艦式に、蒸気タービンを搭載した実験艇タービニアのデモンストレーションを行ったのが有名である[1]。タービニアはニューカッスルの博物館に展示されている。
この特許では、上記がタービンを通過するときにそのスピードを減速制御するように、(タービン翼を)多段階にした。タービン翼の回転には、蒸気が各段の翼を通過するときの反動力を利用し、従来のレシプロエンジンに比べ、熱効率が圧倒的に良く、発電にも革新をもたらし、従来のダイナモ発電が1000-1500回転/分だったが、パーソンズのタービンでは18000回転/分を実現した[1]。パーソンズは独自のタービン発電機も製造し、イギリス諸島全土をはじめ、世界中に設置し始めた[1]。
1898年に王立協会のフェローに選出され、王立協会から1902年にランフォード・メダルを、1928年にコプリ・メダルを受賞した[2]。1904年にバス勲章コンパニオンを[3]、1911年にバス勲章ナイト・コマンダーを[4]、1927年にメリット勲章を叙勲された[5]。
1923年、シカゴに出力5万キロワットの当時世界最大の発電所の設計を請け負った[1]。
パーソンズ社は近年まで存続していたが、1990年代後半シーメンス社の子会社となった。
脚注
テンプレート:Normdaten- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 エリック・シャリーン『図説 世界史を変えた50の機械』原書房、2013年、ISBN 9784562049233
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