ズアオアトリ
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ズアオアトリ(頭青花鶏、学名:テンプレート:Snamei)は、スズメ目アトリ科に分類される鳥類の1種である。
分布
ヨーロッパ全域とロシア西部、トルコ、シリア、イラン西部、アフリカ西北部などで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季にアフリカ北部、中央アジア、ロシア西南部などに渡って越冬する。ニュージーランドには周年生息するが、これは人為的に持ち込まれた個体が野生化したものとされている。
日本では、迷鳥として1990年に北海道利尻島で1羽の記録があるのみ。
形態
全長約16cm。アトリとほぼ同じ大きさである。雄は額が黒く、頭上から後頸、側頸にかけてが青灰色。顔から喉、腹にかけては茶色だが、下部にいくにつれて淡くなる。腰は緑褐色。雌は全体に灰緑色である。
生態
平地から山地の林、農耕地、草地に生息する。
地鳴きはアトリに似ている。
Sibley分類体系上の位置
Status
参考文献
- 真木広造他 『日本の野鳥590』 平凡社
- 『日本の鳥 550 山野の鳥』 文一総合出版