ジェブ・ブッシュ
テンプレート:政治家 ジョン・エリス・ブッシュ(John Ellis "Jeb" Bush、 1953年2月11日 - )は、アメリカ合衆国の政治家。元フロリダ州知事(第43代)。アメリカ新世紀プロジェクト会員。
父は第41代アメリカ合衆国大統領のジョージ・H・W・ブッシュ、兄は第43代アメリカ合衆国大統領のジョージ・W・ブッシュ。
概要
1953年、テキサス州ミッドランドに生まれる。フィリップス・アカデミー、テキサス大学オースティン校を卒業。テキサス大学ではラテンアメリカ学を専攻した。大学卒業後、テキサス商業銀行に入行。1980年にフロリダ州へ移り住む。
1994年、フロリダ州知事選挙に出馬するが、落選。1998年に再出馬し、当選を果たす。翌1999年、州知事に就任。
2000年のアメリカ合衆国大統領選挙において、フロリダ州における票の再集計を民主党候補のアル・ゴアが求めて訴訟を起こし、州の最高裁はゴアの要求を認めたが、連邦最高裁がこれを却下した。連邦最高裁の決定により、兄ジョージ・W・ブッシュの当選が確定。
2002年、フロリダ州知事再選。2007年に退任するまで、終始高水準の支持率を維持した。
2010年のアメリカ上院議会議員選挙にフロリダ州からの出馬が取り沙汰されたが、2009年1月に不出馬を表明した。
2012年アメリカ合衆国大統領選挙において、マイノリティの支持で劣勢に立たされたミット・ロムニーが現職バラク・オバマに敗れたことから、3連敗を回避し2016年アメリカ合衆国大統領選挙で政権奪還が至上命令の共和党では、知名度・実績に加え、夫人がヒスパニックでマイノリティの支持が期待できるジェブの待望論が挙がっている。[1]
但し、同じ元大統領の身内で比較すると、夫婦揃って高い人気を誇るヒラリー・クリントン前国務長官と比較すると、兄の不人気が未だに影響があるジェブはこの払拭が課題である。
また、移民に対する穏健なスタンスが保守化を強める共和党で支持を広げられるか疑問がある点、年齢こそクリントン前長官より6歳若いものの2016年の時点で公職から10年のブランクが生ずる点、それに伴い若手の政治家が台頭している点などが問題として挙げられる。
年譜
- 1953年:テキサス州ミッドランド市生まれ。
- 1971年:フィリップス・アカデミー卒業。
- 1973年:テキサス大学オースティン校を卒業し、テキサス商業銀行に就職。
- 1980年:フロリダ州へ移り住む。
- 1994年:フロリダ州知事選挙に出馬するが、落選。
- 1998年:フロリダ州知事に当選し、翌1999年に就任。
- 2000年:兄ジョージ・W・ブッシュがアメリカ合衆国大統領選挙に出馬。フロリダ州での得票をめぐりアル・ゴアが票の再集計を求め訴訟を起こすも、連邦最高裁によりブッシュの当選が認められる。
- 2002年:フロリダ州知事に再選。
- 2007年:フロリダ州知事を退任。
人物
- 父や兄同様、共和党に所属している。
- 妻コルンバ・ブッシュがメキシコ人であるためスペイン語にも堪能であり、公式の記者会見は英語・スペイン語の両方で行っている。
- 信仰している宗教はカトリック、生家はWASPらしく米国聖公会の信者であったが、ジェブは1995年に改宗した。なお、兄ジョージ・W・ブッシュも、1977年メソジストに改宗している。
- 長男は、実業家のジョージ・プレスコット・ブッシュ(ジョージ・P)であり、祖父・伯父に次ぐ3人目の「ジョージ・ブッシュ」とされている。
脚注
- ↑ 気の早い2016年のアメリカ大統領選挙の話 http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2012111200013.html
外部リンク
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|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
ケネス・マッケイ・ジュニア
|style="width:40%; text-align:center"|フロリダ州知事
1999年1月5日 - 2007年1月2日
|style="width:30%"|次代:
チャーリー・クリスト
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|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
ボブ・マルティネス
|style="width:40%; text-align:center"|フロリダ州知事共和党候補者
1994(落選),1998・2002(当選)
|style="width:30%"|次代:
チャーリー・クリスト
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