ザ・シェフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible listsザ・シェフ』は、剣名舞原作・加藤唯史作画による日本漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマ作品である。

本項では続編の『ザ・シェフ-新章』『ザ・シェフ・ファイナル』についても記す。

概要

本作は、1985年から『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)で連載された。単行本は全41巻が刊行されている。愛蔵版は全10巻が刊行。なお愛蔵版3巻には単行本版未収録のエピソードが三話(『バリア』『再興』『青雲』)収録されている。

2004年からは『別冊漫画ゴラク』にて続編の『ザ・シェフ-新章』が連載された。単行本は全20巻が刊行されている。なお、新章では原作者の剣名は原案のみの担当に留まり、作画担当の加藤が原作も含めて制作している。

2012年9月より別冊漫画ゴラクにてシリーズ最終章を謳った『ザ・シェフ・ファイナル』の連載が開始され、2013年10月号を以て完結した。単行本は全1巻が刊行されている。

2014年5月、ゴラク50周年プレミアム特別企画として週刊漫画ゴラク6月6日号より『ザ・シェフALIVE』の3週連続集中連載が告知された。

内容

法外な報酬を受け取る、臨時雇い専門のニヒルな天才シェフ・味沢 匠(あじさわ たくみ)を主人公とする料理漫画である。また、本質はヒューマンドラマであり料理を通した人間模様を追求した内容となっている。

通常の料理コミックと違い、それほど料理それ自体のレシピを専門的に紹介することはなく、料理自体は単に食べた人間が「うまい」と喜ぶ程度でまとめている。むしろその料理を作る土地やそこにいる人間にストーリー性を持たせている。

味沢が、登場人物によって繰り広げられる数多くのトラブルに巻き込まれたり、時には人生相談を受けたりして解決に当たることもある。例えば、

  • 極道とのトラブルを丼料理(深川丼)で解決(愛着)
  • 重度の認知症にある老人(風間竹山師匠)の記憶をオムレツによって呼び覚ます(味返し)
  • 肉の燻製で一家心中を救う(生きる)
  • 少女の味覚障害を治す(失われた味覚)
  • 少女の過食症を治す(過食症候群)
  • サバイバル料理によって、無人島での危機を乗り切ったこともある(愛のサバイバル)。

等である。こうしたことから味沢は料理人のみならず、カウンセラーとしての側面も持つ。

法律知識の不備が目立つ話が散見される。4巻の「つぐない」では過失責任すらない人間が刑務所に何年も収監されたり、14巻の「遺言状」では相続権が全く無い親類を法定相続人と呼んだりしている。29巻「蘭の花」でも仮釈放と書くべき所を減刑と書いている。新章14巻の「予定調和」でも民事裁判の判決で判事が”有罪”と刑事裁判で用いられる用語を使用している。新章16巻の「恩と礼」では日本の弁護士が米国で国際弁護士を自称するシーンがあるが、そのような資格制度は存在しない。日本国内の弁護士資格では米国での弁護活動は行えず、また米国で弁護活動を行うには州ごとに異なる弁護士資格が必要になる。国際弁護士とは俗称であり、それのみを自称すると国内では外弁法44条違反となる。

また作中でのサバイバル料理についても間違いが見られる。作中では昆虫を生で食す事を勧めているが、感染症の恐れがあるため現実にはあまり推奨されない。またクモチョコレートの味がするという描写も間違いである。

地名、建物名、社長名、会社名等で「久輪遠」がよく用いられる。新章でも病院の名で登場。加藤の事務所である久輪遠(くわとう=かとうのもじり)プロダクションからの引用と思われる。

主な登場人物

味沢 匠(あじさわ たくみ)
依頼人の求めに応じて料理を作り、法外な報酬を受け取る凄腕の料理人。天才的な料理の腕前を持ち、また、毎日のトレーニングも決して欠かさない。
画家の父とピアニストの母の間に生まれたが、父母は海難事故で死亡したため、孤児として養護施設「希望の里」で育つ。血液型A型。佐千夫という名の実弟を幼少期に亡くしていることが別冊漫画ゴラク662号にて明かされた。
長じてフランス料理の道に進んだ。パリのリッツホテルで史上最年少のシェフを務めたこともあるが、事情により流れの料理人となっている。各国料理に対する造詣も深く、メインのフランス料理の他、和食や中華をはじめとした各国各民族料理にも精通するほか、それらにまつわる専門知識や雑学にも広い知識を有する。
左腕に大ヤケドのハンディキャップを背負っており、時にフライパンが握れなくなる事もある。長い間この点について明確な説明が無かったが、新章16巻「パリの炎」でようやく真相が明かされる。但し旧作での描写と齟齬が見られる。[1]
人に自分を試される事と、商品等の宣伝に利用されることを嫌う。また、大のマスメディア嫌いであり、雑誌記事の原稿を200万で買い取ったこともある。
ニヒルで、仕事に関係ない身の上話を聞かされるのを何よりも嫌う。依頼人の身の上相談をされることも多く、そのたびに木枯し紋次郎ばりの「私には関係のないことだ」という台詞を吐く。しかし実際には真に人間を愛する人物であり、味沢の作る料理が、依頼人の悩みを解決させたり、解消させるヒントとなる。また、相手の表情を一瞥するだけで人物像や環境を見抜く能力も高く、どちらも繊細な神経と回転の早い頭脳、そして何よりも人情深さが鉄面皮のような表情の下に隠れていることを伺わせる。
 味沢の料理が誰をも魅了するのは前述の雑誌記者により「画家の父から視覚を、ピアニストの母から聴覚を、香道家の祖母から嗅覚を、鍼灸師の祖父から触覚をとそれらの優れた資質とセンスを受け継ぎ、そこに自らが鍛えた味覚を加えて食べる者の全感覚を刺激する料理を作れるから」なのではないかと推測されている。
鯨岡 平八郎(くじらおか へいはちろう)
料理研究家。味沢の腕前に心酔しており、度々味沢に個人的に料理を依頼出来るほどの資産を有する。金払いは良いが、時に迷惑な依頼を持ち込む事もあり、味沢も対応に苦慮する事がある。温厚そうな外見だが料理に関しては時に辛辣な言葉を口にする事もある。
香月 汀(かつき みぎわ)
味沢の親類にあたる女性ピアニスト。11巻「前奏曲」の登場時には味沢の母親の妹の娘であり、味沢のいとこと発言していたが、12巻「思い出の香り」では味沢を祖母・静にとって唯一人の孫と発言している。14巻「遺言状」では静の姪の長女とされており、38巻「遺産相続」では再び味沢の事を「従兄」と呼んでいる。ファイナル「海難事故」では味沢の回想で幼少時の二人が登場しているが汀は味沢といとこだと発言している。
香月 静(かつき しずか)
味沢の母方の祖母。著名な香道家であり資産家。娘であり味沢の母である雅を身分違いの結婚をした理由で勘当。味沢に対しても「自分に孫はいない」と冷たくあたり、味沢もまた他人として接していた。しかし汀の依頼により味沢が静に料理を作った一件で和解。以後「いくらがめつい自分でも肉親から報酬は取れない」と味沢は定期的に無料で料理を作りに行っていた。莫大な遺産は当初その半分を味沢が受けとるよう遺言が書かれたが味沢が辞退。静もその意を汲んで世界中の慈善団体に寄付をした。38巻「遺産相続」において死去。
下村 信介(しもむら しんすけ)
帝都ホテル総料理長。当初は味沢の料理を邪道扱いして毛嫌いしていたが、その腕前と料理に対する真摯な姿勢を目の当たりにしてからは彼の理解者の一人となる。作品を通して何度も味沢と仕事で一緒になるが、常に味沢に先を越される役回りとなる。料理人としてのプライドから心の底では味沢に対する複雑な思いがあった。
新章では料理人から引退し、末期ガンに冒され死を待つ境遇である。1巻「認め合う者」で、味沢と互いの作った料理を食べ最後の別れをし、その際に余命間もない我が身と比して、今後も料理人として成長して行くであろう味沢に嫉妬心を抱いた事を告白した。その直後、喀血して絶命。
天馬 翔一(てんま しょういち)
若くして東京リッツホテル総料理長に抜擢された天才料理人。プライドが高く傲慢な性格で味沢をライバル視しており、何度も彼に勝負を挑むがことごとく敗れる。自身の結婚披露宴の際には新郎が厨房に立つわけにはいかず、しかし生半可な料理を出すわけにもいかないと断腸の思いで味沢に依頼をする。
風間 竹山(かざま ちくざん)
味沢の師匠。中学卒業後の味沢を弟子に取り、厳しい指導で持てる全てを叩きこんだ。味沢の料理ポリシーは渡仏の際に風間から餞として言われた「自分の腕だけで金の取れる超一流のプロになれ。本当にうまいものを食べたい人間はいくらでも金を出す。だが金持ちにしか好かれない料理ばかりを作っていてもダメだ」の言葉が影響していると思われる。
再会した時は味沢も家族の顔もわからぬほどの認知症に陥っていた。だが味沢の料理を食べた際には「あじさわ……」とつぶやき彼が作ったことを理解していた。それから間もなくして死去。店である「風間亭」は息子の清志が引き継ぎ、その後も何度か味沢が窮地を救っている。
田部 太一(たべ たいち)
味沢と同じく養護施設「希望の里」出身のコック。料理人としての腕も無いのに喧嘩っ早くて方々の料理店を転々としていた所、味沢と知り合い半ば強引に弟子入りする。おっちょこちょいで短慮な所もあるが、どこか憎めない所があり、味沢も迷惑そうにしながらも何かと面倒をみていた。努力して味沢に認められる程の腕前に成長し、37巻で味沢の元を離れて独立、38巻で幼馴染の弥生と結婚して家庭を設けている。更に新章では自分の店を持ち、5児の父になっている。
園長
味沢の出身である養護施設「希望の里」の園長である老齢の女性。登場回数は多いものの、外部の人間も含め一貫して「園長」「園長先生」とだけ呼ばれ、氏名は明らかになっていない。園の母親的存在として優しく、時に厳しく子供たちや老人に接している。37巻「少女と園長」で若い頃に殺人の罪を犯して服役していたことを告白している。
なお味沢は定期的に無報酬で「希望の里」に料理を作りに行っている。また財政危機から園の存続が危ぶまれた時に匿名で多額の寄付をし、その後も定期的に援助を続けているようだが、園長は味沢の意を汲んであえて真実を問うことをせずにいる。
叶 徳治郎(かのう とくじろう)
かつてはホテル東洋の総料理長を務め、伝説の名コックとまで呼ばれた料理人。晩餐会において世界最古の料理本「メナージェ・ド・パリ」の料理再現を失敗し、その責任を取らされ職を失う。以来、酒に溺れ身を持ち崩し、家族とも別れた。鯨岡より「メナージェ・ド・パリ」の再現を依頼された味沢が協力者として抜擢。その縁で「希望の里」の専属料理人となる。後に過去の荒んだ生活が祟り死の床につくが、味沢の尽力により今際の際で生き別れの娘と再会することができた。
森山 正樹(もりやま まさき)
世界一と評されるケーキ職人。味沢のリッツ時代に同店でパティシェを務めていた。名声を挙げた後、日本のデパートのケーキ店でチーフを務めていたが、ライバルデパートのレストランに雇われた味沢と客取り合戦をすることに。結果味沢が勝ち、店を辞めた。その後しばらくは流しのケーキ職人として定まらずにいたが、やがてかつての修行先である洋菓子店「クルミの木」に出戻って落ち着く。その間も味沢とは一緒に仕事をしたり、味沢から協力を依頼されてケーキを作るなどしている。その後独立を決意。同時に味沢との仕事で縁を得た女性との結婚を決めた。
渚 レイ子(なぎさ れいこ)
人気ナンバーワンと言われる美人女優。スランプ時代に食品CMの仕事の縁で味沢と知り合い、以後味沢の料理と本人のファンになる。恋心も抱いていたようで味沢に何度も誘いをかけるが友人以上の関係にはいたらなかった。やがて妻と死別した子持ちのTVディレクターと知り合い、結婚。同時に芸能界から引退する。しかし数年後、家族の後押しもありVシネマで女優として復帰した。
野咲 百合江(のざき ゆりえ)
味沢のパリ時代の恋人。病気の祖母が会いたがっているという理由で帰国を促されやむをえず日本に戻ったが二度とパリには帰ってこず、関係はそこで終わった。だが実は傾いた父親の会社を救うために政略結婚させられてしまっていて、再会した時は社長婦人兼高級クラブのママとなっていた。だが未練は断ち切れず、しばらくして夫と離婚し独立。味沢を追うようになる。パリ時代とはまるで変わってしまった味沢と左腕の火傷の謎を知るために再度渡仏したこともある。やがて小さなスナック喫茶を開くが、そこで雇ったマスターから愛を告白され、逡巡のうえ味沢との過去を振り切り結婚を決意する。
鮫島 壮一郎(さめじま そういちろう)
グルメで有名な作家でエッセイスト。「日本美食家協会」理事。政界や財界に知人が多く、影響力も大きい。貧乏時代に身なりや服装で料理店に差別されることが多かったので、店を評価する時は一度目は有名人として二度目はみすぼらしい身なりの変装で訪れ、公平な扱いをするかどうかを計っている。料理を食べる時のクセで味沢には変装を見破られた。接客にも料理にも一切のわけへだてや手抜きをしなかった味沢を高く評価した。(3巻「二つのオードブル」)以後は際立ったエピソードはないが、豊富な人脈から味沢の紹介者となったり、その回のゲストの知人だったりと登場回数は多い。
重美(しげみ)
新章で登場する味沢の弟子。太一同様、強引に味沢に弟子入りするちんちくりんの女子。元は芸能マネージャーだったが、マネージャー業に見切りをつけて料理の世界に飛び込む。結婚を憧れて料理に打ち込んでいた事もある為、腕前は内弟子時代の太一より上。若い女性弟子ということでしばしば周囲から味沢との関係を疑われているが本人の言うとおり「あくまで師匠と弟子だけの関係」であり、お互いとも恋愛感情を抱いている描写すら見られない。
丹阿弥 ヒカル(たあや ひかる)
新章より登場。人気急上昇中のJ-POP系の実力派歌手。味沢に一目惚れをし、以後追い掛け回すようになる。ラジオ番組内で恋人にすると宣言したり、味沢に強引にキスをしたりと積極的。マネージャーの重美は味沢のスケジュール調査とアポ取りに奔走させられた。
阿久根 修造(あくね しゅうぞう)
新章より登場。ホテルミツクラ東京の総料理長。日本のフランス料理界のドンと呼ばれており、業界内に多大な権力と影響力を持っている。味沢のことは自分の傘下に引き入れたいと望むほどその腕を認めていたが、味沢が協力を拒みまた阿久根の弟子の店を打ち負かしたことにより憎悪するようになる。以後は弟子たちに味沢を叩き潰すよう指令を出したり、新聞に味沢のイメージダウンになるような記事を書かせたりと妨害工作に熱心になる。
乾 佐千夫(いぬい さちお)
ファイナルより登場。味沢同様の助っ人専門のフランス料理人。料理店オーナーだった義父が自殺したのは味沢のせい(味沢在籍中は繁盛したが辞めた後は味のギャップで却って客が離れ、また高額の仕事料を工面するため借金をしその返済に追われて心労が重なった)と憎み、復讐を誓っている。味沢の依頼先に現れては彼より低額で引き受けると持ちかけ、味沢から仕事を奪うことを繰り返す。やがて日本でも指折りのシェフたちが集まった国際会議の宴席の場で非凡な腕前を披露、一躍名を上げ時代の寵児になる。そしてメディアを通じて自分と勝負するよう味沢を挑発する。対決の場で味沢は義父の仇であると同時に生き別れた実の兄でもあると発言するが……。

未収録作品

単行本14巻「インパクト」で西会長という人物のモノローグに、以前味沢の料理に衝撃を受けたコマの描写があるが、該当の話は当時『別冊漫画ゴラク』で連載されていた「包丁無宿」の作者たがわ靖之との共作で、包丁無宿の主人公である暮流助と味沢が競演しており単行本・愛蔵版ともに収録されておらず欠番扱いになっている。

注釈

テンプレート:Reflist

テレビドラマ

テンプレート:Sidebar with collapsible lists 1995年10月21日から12月16日まで、日本テレビ系でテレビドラマ化された。東山紀之主演。全9話。

設定やストーリーはテレビドラマ独自のものへ変更されている。「料理界のSFドラマ」と名乗り、常識外れな展開となっていた。テンプレート:要出典

キャスト

スタッフ

主題歌・挿入歌

サブタイトル

  1. 謎の天才料理人!超神ワザ世紀の対決 ゲスト:蛭子能収藤井恒久高知東急
  2. 奇跡!!時速160キロの料理人 ゲスト:モト冬樹伊藤俊人田島穂奈美小野了加門良、高知東急
  3. 見えない恐怖!危機からの脱出 ゲスト:河西健司森廉、山下真広
  4. 暴かれる過去!恐怖の亡霊が…運命の呪い ゲスト:山崎一西川浩幸
  5. 悪徳ニセ者との対決!死の淵からの挑戦!! ゲスト:渡辺いっけい高橋かおり石田太郎田口主将小林隆森川数間
  6. 究極の中華対決!命賭けた超豪華宴席料理 ゲスト:長門裕之篠井英介東根作寿英高橋玲奈
  7. 復讐鬼の女料理人・魔のデザート菓子対決!! ゲスト:夏木マリ団時朗阿南健治服部幸應三觜要介
  8. 愛と死の残酷!!病める少女を救え神秘料理 ゲスト:長谷川真弓阿藤海河野由佳相島一之宮地雅子山西惇上杉二美
  9. 史上最高Xマスディナー対決…味沢死す ゲスト:草薙良一滝沢秀明

テンプレート:漫画ゴラク連載中 テンプレート:前後番組

テンプレート:日テレ系土曜ドラマ (1988年以降)テンプレート:Asbox
  1. 旧作において味沢はヤケドをした時期を尋ねられた際「これはリッツにいた頃に」と答え(7巻「匠の過去」)また事情を知る友人とヤケドの件でリッツを辞めざるを得なかったと受け取れる会話をしているが(12巻「セーヌの流れに」)新章ではヤケドはリッツを辞め別の店で働いている時に負ったことになっている。また野咲百合江の調査では味沢がヤケドを負った日にそれに関する記事は新聞に載ってなかったとあったが(25巻「傷跡の秘密)新章では「有名店で起きたことなので新聞にデカデカと載った」とされている。(15巻「日本農園」)