サイヤ人
テンプレート:Pathnav サイヤ人(サイヤじん)は、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』、『ネコマジンZ』、『銀河パトロール ジャコ』および『ドラゴンボール』を原作とするアニメシリーズ、コンピュータゲームに登場する架空の人種、宇宙人。
目次
特質
惑星ベジータ(旧惑星プラント)に住む宇宙最強クラスの戦闘種族。フリーザ一味にはサイヤ人より強い戦士が数多く所属しているが、これは宇宙に住む様々な種族から戦闘に秀でた戦士を選りすぐった結果であり、サイヤ人のように種族全体の戦闘力が高い民族は少ない[1]。彼らの文明や使用している戦闘ジャケット[2]、スカウター[3][4]、メディカルマシーン[2]はフリーザ一味が開発したもの。鳥山明がアニメオリジナルエピソードのために用意した設定では先住民のツフル人が開発したものであり、後にフリーザ軍に技術が渡ることになる[5]。銀河パトロールでも子供の時以外は太刀打ちできず、人類だけを全滅させるウイルスをばら撒く絶滅爆弾も効かない[6]。
純血のサイヤ人の名前は、全て野菜の名前から採られている。サイヤは野菜のアナグラムであり、作者いわく「戦闘民族なら肉だろ、というのを逆手に取ったもの」とのこと[7]。土地(星)の転売屋であるサイヤ人のモデルは「地上げ屋」であり、バブルの全盛期である連載当時に連日新聞をにぎわせていたために出たアイデアだとされる[8]。
少数民族であり惑星ベジータ消滅前には全部で数千人あまりしかおらず、戦闘民族であるためにその数を大きく増やすことが難しいとされている[9]。サイヤ人はほとんどが下級戦士で、中級戦士はわずか10人ほど、上級戦士に至っては王子であるベジータとベジータ王のみ。バーダックは下級戦士としては上位にいるが中級戦士にはなれていない。階級は持って生まれた潜在的な戦闘力で決められるが、その後に大きく戦闘力が上がれば昇級が可能[10]。
性格と外見
サイヤ人は程度の差はあれど基本的に凶暴で好戦的かつ残忍冷酷な性格である。生まれた時から凶暴な性格であり、地球に送られた赤ん坊の孫悟空も当初は手が付けられないほどの暴れん坊だったが、頭を打った衝撃で記憶を失って良い子になり、養父である孫悟飯や師匠となる亀仙人らの教育も受けて純粋で素直な少年へと成長した[11]。サイヤ人には女性もいるが[12]、ラディッツが地球に来たエイジ761の時点で男性数名しか生存しておらず、純血のサイヤ人は途絶える運命である。隔世遺伝が起こることで、一世紀もの時を経て純血サイヤ人に匹敵する戦闘力を持つ個体が生ずることもあるらしい。
ヒューマノイドタイプの体形に黒髪と黒目を持ち、風貌は地球人における黄色人種に似ているが、長い尾がある。満月を見ることで大猿に変化する。これは月から出る1700万ゼノを超えるブルーツ波が目を通じ、尻尾に反応することで起こるもので、大猿化後は戦闘力が通常の10倍にアップする。例え尻尾が切れてしまっても、一定期間を置けば自然に再生する[13]。尾を強く握られると力が抜けてしまうという弱点があるが、鍛えることで克服することができる。悟空、ベジータのような例外を除けば基本的に再生可能であるため、弱点と成り得る尻尾はその気になれば自分で切断できる。ベジータの切れた尻尾はメディカルマシーンでは再生できなかった。腰に巻きつけた状態でいる者も多い。尻尾の生えてこなかった子供は高い資質を持っている[14]。尻尾の弱点については『ドラゴンボール大全集』において、サイヤ人同士の闘いになった場合、種としては、いかに怪我をせず優越を決めるかが重要であるがゆえの、多くの動物が本能として持っている儀式的闘争のためと考えられると解説されている[15]。
純粋なサイヤ人は生まれた時に髪が生えきっており、生後に伸びたり変化することはなく、全て黒髪である[16]。サイヤ人の髪事情も、地球人と同じで禿げることがあり、髪型が変わらないというわけではなく髪質が少し違うだけである[17]。また、男は髭も生え、ナッパのように髭を蓄えている者もいる。『ドラゴンボールGT』ではベジータが髭を生やしていた[18]。
鳥山明が考えていた原作では描かれていない裏設定では、サイヤ人は顔の種類が少ないというものがあり、それを聞いたアニメスタッフにより悟空と同じ顔のバーダックやターレスが作られ[19]、劇場版『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』では階級ごとに別々の育てられ方をするため、同じ階級の者は同じ顔になるという設定が登場している[20]。
身体の特質と能力
地球のおよそ10倍近い重力を持つ惑星ベジータで生まれ育つこともあり皆屈強な体を持つ。また、非常に大食漢で地球人の数十倍も食べる。アニメオリジナルキャラクターであるベジータの弟ターブルは非戦闘体質であり、ジャンプスーパーアニメツアー08『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』において、ターブルの妻であるグレが悟空やベジータ、悟飯の食べっぷりを見て非常に驚いていた。
回復力が高く、地球人より遥かに短い時間で負傷や病床から復帰できる。初代ピッコロ大魔王に敗戦後、悟空は自力で心停止状態から蘇生している。ベジータもナメック星でザーボンに敗れてフリーザの宇宙船のメディカルマシーンで治療を受けた際、監視していたフリーザの部下のアプールの予想以上に早く回復し、アプールを瞬殺して「このオレの回復力をみくびっていたようだな」と発言しており、自身の回復力の高さを自覚しているようである。修行などによる戦闘力上昇のほか、瀕死状態から回復することにより戦闘力が大幅に上昇する。そのため悟空やアニメにおける戦闘力10,000近くのバーダックのように、まれに下級戦士でも激しい戦闘や修行を繰り返すとエリート戦士の戦闘力を超える場合がある。この「戦えば戦うほど強さを増していく」という特性と優れた戦闘センスこそ前述の凶暴で好戦的な性格と併せてサイヤ人が戦闘民族たりえる所以であり、サイヤ人の平均戦闘レベルを上回っているはずのフリーザ一味の戦士の中にも、そのサイヤ人の特性を把握していて自分より戦闘力が下のサイヤ人を心の底で恐れている者がいるという描写が劇中で何度かあった[21]。
寿命に関しては諸説あるが、戦闘に向いた若い時代が長いことは共通している。 一説には戦闘民族であるために青年期が長く、50歳を超えても老化現象がほとんどないが、寿命は地球人と同程度であり、ある年齢になると急速に衰えがくる[22]と説明されている他、寿命そのものは地球人よりも長いが、戦闘民族であるサイヤ人の宿命ゆえ、寿命を迎える前に戦闘で命を落とす者がほとんどであり、平均寿命はそれほどでもないとも語られている[10]。『銀河パトロールジャコ』ではジャコによると、子供時代が長く、青年になるまで幼児体形のままで相手を油断させ、その後一気に戦闘に向いた体形に成長し、以後ほとんど老化しないと説明されている[6]。 サイヤ人は生身の状態では宇宙空間で生存することができないとされている[23]。『ドラゴンボールZ 神と神』において、悟空が成層圏まで飛び出して戦ったことに対して鳥山明は「宇宙人なのでギリギリ息はできるのかな?」と語っている[24]。実際、ある程度の時間であればサイヤ人が宇宙空間で活動している例があり、子供の頃の悟空が月までウサギ団を連れて行ったり、アニメ版ではベジータとナッパが宇宙空間から星を攻撃、バーダックが宇宙空間で行動したりしている[25]。このほかベジータは悟空との初対決の際、地球を破壊しようとしていた[26]。また、多少趣が異なるが、劇場版オリジナルキャラクターのブロリーは新生児ながらも自分と父親を覆うほどのバリアを展開し、宇宙を放浪していた。
限られたサイヤ人はパワーボールを生み出すことができ、酸素との混合で人工満月を作ることができる。原作ではベジータのみが使い、アニメでは劇場版において劇場版オリジナルキャラクターであるターレス、ゲーム版ではベジータ王も使用している。3人とも「はじけて混ざれ!」の言葉と共に人工満月を作り上げる。
地球人との関係と混血
地球の人間との交配が可能であり、それによって生まれた混血の子供は純血のサイヤ人よりも潜在的な戦闘力が高い。ただし、好戦的な本能はその限りではない。悟飯に関しては幼少期から青年期に至るまで主に怒りと自らに迫る危機によって潜在能力を爆発させることが度々あった。ベジータはラディッツ戦での孫悟飯の戦闘力を「他のサイヤ人の子供に比べ、戦闘力が異常に高い」と評していた。
地球人とのハーフであるトランクスとブラは母親のブルマと同様、紫色の髪、青い目をしており[27]、髪も伸びる。同じくハーフの悟飯や悟天、クォーターのパンは父親、母親ともに黒髪のため3人とも黒髪。幼少期の悟天は悟空と瓜二つで同じ髪型であったことから、成長とともに悟空に間違えられるようになり、それが嫌で強引に髪型を変えた。
サイヤ人の特色である尻尾も遺伝するが、作中では悟飯以外に尻尾が生えている混血サイヤ人は登場しておらず、赤ん坊のトランクスについて、クリリンはブルマに尻尾を切ったのかと尋ねたが、回答は描かれていない。公式ガイドブックでは悟飯以外の尻尾については、生まれつき持たない混血サイヤ人は特に強大な戦闘力を秘めており、悟天やトランクスのように幼少の内から自然と超サイヤ人への変身も体得してしまうことが多いと解説されている場合と[28]、生まれてすぐに切られたと解説されている場合[29]がある。
サイヤ人の血統は地球移住後には悟空とベジータしか存在せず、子孫の多くは地球人の血が濃く、特性も地球人に近い。
社会・歴史
エイジ紀元前238年頃、後に伝説としてサイヤ人の間で語られることになった超サイヤ人が出現[30]して、殺戮と破壊を行い宇宙を震え上がらせた。
エイジ550年頃、謎の宇宙船で宇宙を漂流していた原始サイヤ人が、スカウターなどを生み出すほどの知的で高度な文明を持ち自分たちの半分の身長しかないツフル人が住む、プラント星に漂着。プレイディアの『ドラゴンボールZ真サイヤ人絶滅計画-宇宙編-』オープニングでは原始サイヤ人が乗ってきた謎の宇宙船が不時着した様子と、原始サイヤ人を受け入れる当時のツフル人が描かれている。原始サイヤ人は一般的に獰猛で野蛮な性格をしており、獣の皮を身にまとい発達した文明を持たない粗野で原始的な生活を送っていた。農耕文明を持った経験が無く、あくまでも欲しい物は敵から奪い取る純然たる狩猟民族で、サイヤ人の種族を代々の王が治めてきた。
720 - 730年頃にかけ、プラント星において、ベジータの父親であるベジータ王の指揮の元でサイヤ人たちが団結し反乱を起こしたことにより、ツフル人[31]と全面戦争になる。惑星プラントの大半を占めていたツフル人は自ら作り出した高度な武器で迎え撃つも、非常に少数の民族でありつつ好戦的で強いサイヤ人が徐々にツフル人を制圧していく。惑星プラントにおいて8年に一度迎える満月により一斉に大猿化したサイヤ人たちの侵攻が大きな脅威となり、ツフル人は決定的に大きなダメージを受ける。ツフル人の文明を取り入れ装備や服装まで一新しながら少しずつ数を増やしていったサイヤ人がツフル人を圧倒した結果、ツフル人は滅亡。ツフル人を絶滅させた後は惑星プラントを乗っ取り、惑星ベジータと名を変えて支配。その際、ただ一人の王を頂点とする専制君主国家が打ち立てられた。
サイヤ人の社会は、ベジータ王を頂点にした専制国家で王位は世襲制であり、代々の王はベジータの名を受け継ぐ[32]。しかし、作中ではベジータは「惑星ベジータの名前をもらうほどの天才戦士」とナッパに評されている。王族以外の全国民が兵士で、国全体として国民たちは戦うことを主な仕事としている軍隊組織のような社会構成。生まれた直後の戦闘力で、身分が、王族、エリート、下級戦士とランク分けされる身分制度社会である。戦闘力が高いと、前線で戦うほか、王族に仕えられる場合もあるが、低いと辺境送りになる。
エイジ731年頃にサイヤ人は宇宙進出を開始。他の異星人に対する戦闘提供を思いつき、戦いを外宇宙に求めていったが、ツフル人を絶滅させてしまった弊害により文明の発達が遅れてしまい、今のままでは更に遠い外宇宙へは行くことができないことを悟る。フリーザと同業者として友好同盟を結び宇宙の地上げ屋を始めたサイヤ人は、高文明でリッチな異星人と手を結び、その異星人の別荘用、もしくは移住用の星として環境の良い星を探しては襲撃し、他の星に住む住民を絶滅させ、乗っ取った星を他の異星人に商品として高額な値段で売り渡すことで、文明や金銭を得ることを主な仕事とした。星の地上げ行為は好戦的なサイヤ人にとって一石二鳥であり、それがどんどんエスカレートしていった結果、遂には生まれてすぐの赤ん坊までもが戦闘レベルの低い惑星に送り込まれ、赤ん坊が成長してからその星の住民を絶滅させてしまうというような、遠大な作戦までをも生み出した。生まれた直後の戦闘力の数値が低い者は孫悟空のように赤ん坊の時から強敵のいない辺境の惑星に送り込まれる。アニメでは劇場版において、戦闘力数値が高い赤ん坊は成長後に地位を脅かす可能性があるとして、劇場版オリジナルキャラクターのブロリーのように処刑されるエピソードが描かれている。
エイジ731年頃には妃を娶ったベジータ王を始めとするサイヤ人は、その高い戦闘能力と好戦性から全宇宙支配を目論むフリーザに重宝されており、フリーザ一味との契約の元、傭兵的役割もつとめたが、フリーザは実質、サイヤ人たちを支配下に置いたうえで星を攻めるときには傭兵のように使っていた[22]。
宇宙の傭兵として、星々を侵略することで、その星の文明を吸収し発展し繁栄してきたため、メディカルマシーン、元々はツフル人のものだった戦闘服やスカウターなど、高度な文明はサイヤ人独自のものではなく、すべて略奪物や同盟を結んだ星から戦闘に特化した技術を抽出した結果である。宇宙船技術などは地球の科学者も目を見張るほどだが、これはツフル人や漂流宇宙船を造った何者かによるもので、サイヤ人そのものの技術ではない[33]。
エイジ735年頃、惑星ベジータにおいてサイヤ人同士の内乱が多発。ベジータ王も長年にわたり自分たちを奴隷のようにこき使うフリーザに対し疑念を持ちつつ、サイヤ人による全宇宙の支配を目論むようになり、ベジータ王たちサイヤ人はフリーザに反感を強め始めていく。エイジ737年頃、原作ではフリーザが「サイヤ人の住む惑星ベジータに攻め込んだときに王とに戦った場合も、まったく変身する必要もなく勝ってしまった」と語っているが、アニメではベジータ王が部下数人と共に反乱を起こしフリーザを襲撃するも敗死するエピソードが挿入された。フリーザも、どんどん強くなり団結していくサイヤ人を危険視し、伝説の超サイヤ人が出現することを恐れていたこともあり、フリーザにとって使えそうなベジータや他の惑星に送り込まれた一部のサイヤ人を除き、惑星ベジータはフリーザの手によってサイヤ人ごと消滅させられた。『ドラゴンボールZ 神と神』では、破壊神ビルスがフリーザに惑星ベジータ消滅を指示したかのような発言をしている[34]。エイジ730年頃のサイヤ人による惑星征服からエイジ737年における滅亡までの期間は短かった。
生き残ったのはわずかにベジータ、ナッパ、ラディッツ、そしてフリーザが把握していなかったカカロット(孫悟空)の4人だけだった[35]。ベジータたちには、惑星ベジータの消滅は巨大隕石の衝突によるものと伝えられていた。後に悟空はフリーザとの戦いにおいて、サイヤ人が滅びたのは罪のない者たちを数多く殺したからという趣旨のことを語っている。
原作でフリーザが登場する前に放送されたアニメ『ドラゴンボールZ』20話「よみがえるサイヤ人伝説! 悟空のルーツ」では界王がサイヤ人の歴史を語るアニメオリジナルエピソードが挿入されているが、サイヤ人の悪行を止めるために惑星ベジータの神が天変地異を起こして惑星を破壊したと語られていた。
惑星ベジータ
エイジ550年頃に原始サイヤ人が謎の宇宙船で漂着したサイヤ人の故郷である惑星。巨大隕石の衝突が原因で消滅したと伝えられていたが、ナメック星にてフリーザによって破壊されたというのが真実であると判明した。旧名は惑星プラント。惑星ベジータの重力は地球の10倍もあり、この星で体を鍛えていたことも、サイヤ人が強力な戦闘力を持つ要因の一つとなった。
アニメのエピソード向けに鳥山明が用意した設定では、ベジータ王率いるサイヤ人が高度な科学力をもった先住民族のツフル人を滅ぼしたのちに惑星プラントを惑星ベジータに改名、自らの母星としたことになっており、これに準じてオリジナルエピソードが製作されている[36]。またこの星では、満月は8年に一度しか来ない[37]。
原作では惑星ベジータの様子が描かれていないが、ラディッツやフリーザの回想シーンに宇宙から見た惑星ベジータが描かれている。アニメで放映された『Z』TVスペシャル『たった一人の最終決戦』では惑星ベジータの様子が描かれ、国土の様子は詳細に描かれていないものの、フリーザ一味の宇宙基地が多く設置されていた。『Z』17話では、神殿にある時の部屋から時の旅により心が旅立った場所に過去のサイヤ人が登場しており、そこは国土が荒廃し、あちこちに尻尾がある白骨死体が群がっている状態だった。
宇宙には謎の宇宙船で原始サイヤ人が惑星ベジータ(惑星プラント)にたどり着く以前の、真の故郷が存在している可能性が示唆されている[33]。
大猿化
サイヤ人は、満月、もしくは作り出したパワーボールを見ると1700万ゼノ以上のブルーツ波により大猿に変身し、戦闘力が10倍に上がる。ラディッツいわく、大猿の状態こそがサイヤ人の本領を発揮する時であると言っている。原作で大猿に変身したのは孫悟空、孫悟飯、ベジータの3人。
アニメでは例外として、『ドラゴンボールZ』において悟飯が宇宙ポッドから作られた月の幻影で変身している。また、『ドラゴンボールGT』においては悟空が究極ドラゴンボールによって誕生したツフル星から見た地球を満月と見立てたことにより、大猿化している。通常の大猿とは違い、体毛が本来の茶色でなく金色で覆われていることから、黄金の大猿と呼ばれることが多い。黄金の大猿に変身するには従来の大猿同様に1700万ゼノのブルーツ波を浴びる必要があり、悟空やベジータなどの鍛錬を積んだ超サイヤ人のみ変身することが可能。悟空、ベジータはこの形態を経て超サイヤ人4に変身している。また、悟空のみ一度超サイヤ人4に覚醒して以降は、黄金の大猿を経ることなく一瞬で変身が可能。ベジータは再度ブルーツ波を浴びる必要があったらしいが、ブルーツ波発生装置を破壊されてしまったため再変身は叶わなかった。
尾を切断されると大猿に変身することはできなくなり[38]、大猿状態から元に戻る。
悟空は神殿での修行の際、その力を恐れ、月を元に戻したい神によって尻尾を切断され、何らかの処置をされたために尻尾は再生しなくなり、大猿化ができなくなった。また悟天やトランクス、パンらは作中で尻尾が確認されておらず、大猿になることはなかった。
大猿化すると悟空、悟飯は理性が保てずに無差別に周囲を攻撃するが、実際は理性を失うのではなく、大猿化するとサイヤ人本来の凶暴な性格に戻るのだとクリリンは推測した。混血である悟飯はわずかに地球人としての心が残っており、悟空とクリリンの声に反応し、ベジータのみに攻撃をした。『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』では親しくなったハイヤードラゴンを攻撃せず、逆にターレスに襲い掛かるシーンもある。ベジータは理性を失わずに大猿化が可能。ゲーム中ではラディッツ、バーダック、ターレス、セリパと言った下級戦士は大猿化すると理性を失う。それに対し、ベジータ、ナッパ、ベジータ王などのエリート戦士は理性を保つことができる。サイヤ人は元々は大猿だったが、知性を得て人間になったという説もある[33]。
変身したサイヤ人
- 孫悟空
- 孫悟飯
- ベジータ
- バーダック[39]
- セリパ[39]
- パンブーキン[40]
- トテッポ[40]
- トーマ[40]
- ターレス[41]
- ラディッツ[41]
- ナッパ[41]
- ベジータ王[41]
- オニオン[42]
超サイヤ人
超サイヤ人(スーパーサイヤじん)とは、サイヤ人が戦闘力上昇のために変身した姿。「スーパーサイヤ人」とも表記される。
変身に必要とされる条件は、一定以上の戦闘能力と穏やかで純粋な心、あるいは純粋な悪の心を兼ね備え、極端な危機感や強い怒り[43]、悲しみに苛まれていること[44]。エイジ762以降に孫悟空たちが超サイヤ人に次々と覚醒するまでは、一千年にひとりあらわれるという言い伝えの伝説がサイヤ人の間で浸透しており[45]、べジータもそう口にしていた。どんな天才でも越えられない壁を越えてしまう、あらゆる種族の戦闘力を超越するサイヤ人、血と戦闘を好む全宇宙最強の戦士と呼ばれる。超サイヤ人が多発したのは、サイヤ人の個体数が少数化したことにより種そのものが絶滅の危機にあることも関係している[15][44]。
変身といっても、満月を見て変身する時のように体格が極端に大きくなったり獣のようになったりするわけではなく、髪の毛が逆立って金髪と緑色の目、また眉も金色、そして黄金の気のオーラを纏うのが特徴である。変身時の戦闘力は通常時と比べて格段に上昇する。
原作で超サイヤ人になれるのは、孫悟空と孫悟飯、ベジータ、トランクス、孫悟天の5人。地球人との混血のサイヤ人は生まれながら高い才能を持っていることが多く、純血のサイヤ人で超サイヤ人になれるのは原作では悟空とベジータの2人だけであり、純血の超サイヤ人は非常に希少な存在である。作品の後半、トランクスと悟天が簡単に超サイヤ人になったのを知って、ベジータが「超サイヤ人のバーゲンセール」と評した[46]。原作以外の登場人物としてはブロリー、『ドラゴンボールGT』に登場した孫悟空の子孫の孫悟空Jrやベジータの子孫、『ネコマジンZ』に登場するオニオが覚醒しているほか、スピンオフ作品ではバーダックも覚醒している。ブロリーは超サイヤ人になった時、コントロール装置が付けられた劇場版『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では髪の色が青色だったが、2回目の登場である劇場版『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』では金髪になっている。
前述した条件の一つ感情面では、悟空のように何らかの経験による怒りで覚醒することもあれば、ベジータのように悟空を超えることができずにいる自分自身に対する怒りであったり、悟飯のように頭の中で想像する怒りなどで覚醒するパターンもある。また、アニメでの悟天のようにチチとの組み手の際になんとなくなれたというケース、アニメでの未来のトランクスの悲しみと怒りによる覚醒、ブロリーの怒りではなく悲しみによる覚醒もあり、パターンはそれぞれである[47]。超サイヤ人は一定の壁を超えることで、超サイヤ人2、超サイヤ人3へと段階的に発展するが、それに比例するように気の消費が激しくなっていくため、状況に応じて使い分けている。また、老界王神により、体に負担がかかりすぎて寿命を縮める要素も指摘されている。アニメでは『ドラゴンボールGT』で超サイヤ人4へ覚醒したことより、それらの弱点は全て解消された。
地球襲来前のナッパはサイヤ人と地球人との血が混じり合った、強力なパワーを持つ雑種のことを「スーパーサイヤ人…ってとこか」と表していた[48]。また、アニメ『ドラゴンボールZ』ではフリーザが「超(ちょう)サイヤ人」と呼んだこともある。
超サイヤ人のように、戦う時に変身するというアイデアは鳥山が当時子供と一緒に見ていた特撮テレビ番組からヒントを得たもの[49]。
擬似超サイヤ人
超サイヤ人に完全に覚醒しきっておらず、悟空が無意識のうちに超サイヤ人の力を瞬間的に発揮した形態。悟空自身、それが超サイヤ人の力であるとは気付いていない[50]。劇場版『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』のスラッグとの戦いにおいて、悟空が変身している[44]。
髪を逆立て、黄金の気を纏い、戦闘力が大幅に上がるところこそ超サイヤ人と同じであるが、金髪にならず目も白目をむき、超サイヤ人とは対照的に理性は失われる。また、この変身を長時間保つことはできない。劇中ではスラッグを一時圧倒したが、スラッグの正体が明かされた直後に状態が解かれてしまっている。擬似超サイヤ人にはこの他にも様々なパターンがある。例えば、TVアニメで見せた理性を保ち髪型も逆立つが、金色の髪ではない変身は、劇場版のものより本物の超サイヤ人に近い。
アニメでは、ベジータやフリーザにより、超サイヤ人の存在を匂わせているような場面がある程度だった時期に公開された劇場版で登場した形態。この時に髪の毛が逆立つというアイデアを出したのは、原作者である鳥山明自身。
アニメ『ドラゴンボールZ』の「あの世一武道会編」においても、悟空が黒髪状態の超サイヤ人に変身するシーンがある[51]。その際の風貌は黄金のオーラを纏い、理性を保ち頭髪も逆立つが瞳も体毛も黒色のままである。この形態の時は、オーラと共に発生する効果音が本来の超サイヤ人とは異なり、界王拳の物と同じになっている。ただし、次回予告においては該当部分で超サイヤ人になっている。
TVスペシャル『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』では、孫悟飯の指導の下、未来のトランクスが擬似超サイヤ人に似た状態に変化したことが多々ある。そのまま超サイヤ人への覚醒を進めていたが、全て途中で力尽きてしまった。また、トランクスは最初の人造人間との戦闘で変身することはなかった。
超サイヤ人(第1段階)
原作およびアニメ『ドラゴンボールZ』に登場する、超サイヤ人の最初かつ基本的な形態。軽い興奮状態になり、好戦的になる。元々好戦的であるベジータやバーダックは性格の変化が目立たないものの、変身後、当初は悟空も普段は「オラ」である一人称が、超サイヤ人になると「オレ」に変わっていた。悟空やトランクスのように正しい心を持ったまま変身した者に関して、争いを好むかどうかはもともとの性格によるという解説もある[52]。後述の超サイヤ人第2段階よりは少ないものの体に負担がかかる模様で、悟空は心臓病が一気に進行している。
戦闘力は通常時の約50倍に跳ね上がり[53]、作中に登場する戦闘力測定装置スカウターでは、超サイヤ人悟空の戦闘能力は初期段階で1億5千万[53]であるとされている[54]。ただし、後に鳥山明は「当時50倍の強さとされていたがちょっと大袈裟で、作者の気持ちとしては今までの10倍ぐらいの変化という感じで描いていたと思う」と語っている[55]。後述の超サイヤ人第2段階および超サイヤ人第3段階との対比で「超サイヤ人第1段階」と呼ばれることや、超サイヤ人2および超サイヤ人3との対比で超サイヤ人フルパワー共々「超サイヤ人1」と呼ばれることもある。
変身したキャラクター
- 孫悟空
- トランクス(未来)
- ベジータ
- 孫悟飯(現代)
- 孫悟飯(未来)
- 孫悟天
- トランクス(現代)
- ゴテンクス
- ベジット
- ブロリー
- ゴジータ
- 孫悟空Jr.
- ベジータJr.
- オニオ
- ドラゴンボールオンラインの主人公(名前不明)
- ドラゴンボールオンラインのオリジナルキャラクター
- バーダック[56][57]
- アバター男性超サイヤ人、アバター女性超サイヤ人[57]
- アバター[58]
超サイヤ人第2段階
超サイヤ人を超えるという観念の元に生み出された。超サイヤ人フルパワーとは異なり、第1段階から派生した別ベクトルの変身形態。筋肉が大きく膨れ上がり[59]、身体に纏うオーラがバーナーの炎のような激しいものへと変わる。パワーとスピードが第1段階から大きく増す。第1段階よりエネルギーを消費し、体への負担も大きくなる。悟空は精神と時の部屋で実験的にこの形態になったが、それ以外で使うことはなかった。作中にて最初にこの形態に変身したのはベジータで、自らを「超(スーパー)ベジータ」と呼んだ。書籍などでは他の2人も超悟空、超トランクスと表記されていることがある。
変身したキャラクター
- ベジータ
- トランクス(未来)
- 孫悟空
超サイヤ人第3段階
トランクスがセルとの戦いで変身した姿。トランクスはベジータがセルに痛めつけられたことからこの形態に変身した。悟空も精神と時の部屋の修行中に悟飯の前で変身している。筋肉が第2段階よりも、さらに大きく膨れ上がり、髪の毛が第1段階や第2段階の超サイヤ人よりも、さらに広がる。トランクスが変身した際には完全体のセルから、「パワーだけは私を十分に超えている」と評され、通常の超サイヤ人を遙かに超えたパワーだったため、トランクスはこれが超サイヤ人を超えた姿と思いこんでいた。だが、あまりにも膨れ上がった筋肉のせいでスピードを失ってしまっているためセルには一切攻撃が当たらず、エネルギーの消費が第2段階よりもさらに激しいためにすぐに息を切らしてしまい、逆に弱点を指摘されるだけの結果になった。ベジータも同様の形態に変身ができたようだが、すでに弱点を悟っていたために変身することはなく、悟空も同じく弱点を把握した後に、修行の方針を変更するなどしている。しかし、セル自身も超サイヤ人2の悟飯に追い込まれた際、逆上するあまりパワーに傾倒しすぎて動きを鈍らせてしまうという同様の失敗を犯している。
変身したキャラクター
- トランクス(未来)
- 孫悟空
超サイヤ人フルパワー
名称はドラゴンボール大全集[60]の記述より。「超サイヤ人第4段階」とも呼ばれる[61]。この形態は第1段階のまま、体や精神に大きな負担をかけずに超サイヤ人としての真の実力を発揮することができる。第2段階と第3段階はエネルギーを非常に激しく消費し、体の負担も大きくなることから総合的なバランスを考えた上では第1段階が一番安定していることを踏まえ、悟空と悟飯は精神と時の部屋での修行や、その後の日常で常に超サイヤ人の状態を維持することで普段から第1段階の状態に体を慣れさせることにより、超サイヤ人になったときの落ち着かない気分を消して興奮状態を克服した。同時に、パワーアップしても体への負担をごく小さくすることにも成功しており、気を高めることで高い戦闘力を発揮し、第1段階のまま第2段階のベジータや第2段階と第3段階のトランクス(未来)をも上回る強さを見せている。落ち着かない気分を消し興奮状態を克服したため、変身後の悟空も一人称がそれまでの第1段階時の「オレ」から通常状態時と同じ「オラ」になっている。悟空はブウ(純粋)との最終決戦にて、通常状態で元気玉を作って放ったが、ドラゴンボールによる体力回復後はこの形態に変身してとどめを刺していた。なお、この形態の時は通常時や驚いた時などにおいて、超サイヤ人の特徴である鋭い目が丸く描かれており、魔人ブウ編ではベジータや悟天とトランクス(現代)も同様の描写がなされている。
また、この状態はプレイディア版サイヤ人絶滅計画では、超サイヤ人の壁を越えた超サイヤ人と呼ばれている。劇場版では、その素地が悪である超サイヤ人の状態では元気玉は使えないと述べられているが、プレイディア版サイヤ人絶滅計画ではさらに変身してパワーアップしたハッチヒャックに対して悟空が「今のオラは超サイヤ人の壁を越えた超サイヤ人だ。心までは悪に染まっていないつもりだ」と述べ、この状態のまま元気玉を作り放っている。
超サイヤ人2
当初は「超サイヤ人第5段階(最強形態)[61]」。「超サイヤ人2」という呼称自体は悟空が魔人ブウ編にて、後述の超サイヤ人3の説明をするために便宜上のものとして付けた[62]。
全てにおいて超サイヤ人を遥かに越えた力を持つ形態で、超サイヤ人の進化形。容姿は超サイヤ人とそれほど変わりはないが、前髪などがさらに逆立ち、全身に時折稲妻状の火花が散るのが特徴である。超サイヤ人第1段階の良好な身体バランスを保ったまま超サイヤ人を超越する能力を持てるが、体への負担も大きくなる。性格も超サイヤ人第1段階以上に好戦的になるが、これは精神力で抑えることが可能である。強さは超サイヤ人の2倍[63]。
セルゲームにて孫悟飯が超サイヤ人から2段変身する形で覚醒したのが初登場。登場当初は超サイヤ人を遥かに超えた戦闘力を持つ最強の形態として描かれた。セルゲーム終了後の厳しい修行により、悟空とベジータも魔人ブウ編までに変身を会得した[64]。亜種を除けば、初めて覚醒したのが悟空以外であった唯一の形態。原作にて超サイヤ人2に変身したのは、悟飯と悟空、ベジータの3人。
変身したキャラクター
超サイヤ人3
原作と『ドラゴンボールZ』における超サイヤ人の最強形態。悟空が魔人ブウ(無邪気)との戦いで初披露。悟空いわく、「時間のあるこの世では使うエネルギーが多すぎるため、あの世でしか使ってはいけない技」とのこと[68]。現代の少年トランクスはこの形態を「ウルトラ超サイヤ人」と呼称している。髪がさらに伸びて腰の辺りまで来る他、それまでの超サイヤ人と異なり、眉毛が無くなり、眼窩上隆起が起こる。超サイヤ人2同様、常時、体の周りをスパークが飛び交う。初めて悟空が披露した時は変身に慣れていなかったため、変身を完了するまでにやや時間が掛かった。変身の際は周囲の建物が破壊されたり、雲の状態が変わるなど、驚異的なエネルギーの増大を示唆する何らかの影響が周囲に現れる。原作では悟空の初変身の時に地球全体が揺れるなど、その凄まじさが強調され、スクリーントーンも使われた。後の変身では比較的簡易な演出で変身していたが、アニメの変身では画面全体が揺れ動き、雷鳴や地鳴りが起こり、さらに大猿化のカットも入るなど変身描写が強調されている。なお、変身を解除すれば髪や眉は元に戻る。その強さは超サイヤ人2の4倍[63]。魔人ブウ(無邪気)と互角のハイレベルな戦いを見せ、その戦闘が悟飯、悟天、トランクスら新世代をさらなるレベルへの修行に鼓舞させることにもなった。それでも、悟空は悟飯ら若い世代に魔人ブウを倒してほしかったため、この時はまだ全力ではなく、魔人ブウ(無邪気)を本当は倒せていたと後に発言している。
それまで最強を誇った超サイヤ人2をも更に超越したパワーを発揮できるものの、エネルギー消費が著しいため生きている状態では短時間しかこの形態を維持できないが、一時期の悟空のように死者である場合はその制限がない。だが、死者の悟空がこの世に1日だけ帰ってきていた時に、この形態に変身した際には、その異常な力から現世にいられる時間が大幅に減った。フュージョンにより基礎能力が大幅に向上したゴテンクスは、精神と時の部屋での修行により比較的短期間で習得した。変身時は、その驚異的な戦闘力で魔人ブウ(悪)を追い詰めたが、膨大なエネルギー消費という欠点ゆえ、変身時間が終了してしまい窮地に陥った。ゴテンクスが超サイヤ人3でいられる時間は5分。
悟空は魔人ブウ(純粋)との最終決戦にて、生きている状態で初めて超サイヤ人3のフルパワーを出して戦った。1分間、気を溜め続けることだけに専念できれば、魔人ブウを完全に消し飛ばすことができると考えたが、生きている状態での気の膨大な消費量と、魔人ブウ(純粋)の戦闘力が想像以上でダメージも大きく、1分間以上気を溜め続けるも、実際はそこまで気を高めることができずに変身時間も終了した。だが、魔人ブウ(無邪気)戦もあの世で見ていたベジータが、この時の超サイヤ人3のフルパワーの戦闘を見て「想像以上の強さ」と発言している[69]。
鳥山明は「超サイヤ人、2、3は超サイヤ人のパワーアップしたバリエーションに過ぎず、ビルスとの闘いの後に平常時と超サイヤ人を極めたほうがレベルを上げられて体力の消耗も少ないと悟った悟空は、おそらくもう超サイヤ人2や3に変身することはない」と語っている[70]。
原作にて超サイヤ人3に変身したのは、悟空とゴテンクス。
変身したキャラクター
- 孫悟空
- ゴテンクス
- ブロリー[71]
- ベジータ[71]
- トランクス(未来)[57]
- トランクス(GT)[57]
- ゴジータ[57]
- ベジータ(GT)[57]
- 孫悟飯(未来)[57]
- ベジット[57]
- アバター男性サイヤ人、アバター女性サイヤ人[57]
超サイヤ人4
『ドラゴンボールGT』に登場する形態で、同作における超サイヤ人の最終形態。大猿に変身して理性を保てた超サイヤ人である悟空とベジータだけが変身できた、大猿の力がベースの最強の戦士[72]。黄金大猿状態の強力なパワーと、大猿にはない超スピードを併せ持つ。これまでの超サイヤ人とは違い黒髪で、他には全身が赤い体毛に覆われていること、大猿の面影を残した容貌、そして瞳の色や眼の周りが赤く縁取られる点が特徴として挙げられる。性格は冷静かつ好戦的になり[73]、悟空の一人称は「オレ」に変わる。また、従来の超サイヤ人、特に超サイヤ人3の欠点でもあった激しいエネルギー消耗による肉体への負担とそれに伴う変身時間の減少といった問題は超サイヤ人4への覚醒によって解消された。各種書籍では、「最強を超えた存在[74]」、「究極の戦闘フォーム[75]」、「超サイヤ人の究極形態[76]」、「完全最強モード[76]」、「悟空とベジータだけが到達できた最強モード[73]」、「サイヤ人のパワーを極限まで引き出した姿[73]」、「サイヤ人の持っている戦闘力を極限まで引き出した姿[77]」、「最強の戦士[77]」と評されている。
ただし、従来の形態とは異なり、サイヤ人特有のサイヤパワーでないと力を回復することはできない[78]。一星龍との戦いにおいて悟空はサイヤパワーを限界以上に取り込むことによって回復するだけでなく超サイヤ人4の限界を超えることに成功した。
究極ドラゴンボールによって子供の姿に戻ってしまった悟空であるが、超サイヤ人4に変身している間だけは大人の姿に戻ることができる。本来はブルーツ波を浴びないと変身できないが、悟空は自由に超サイヤ人4に変身できる特異体質らしく[73]、1度、黄金の大猿になった後における2回目以降の変身は、意識の中だけで、大猿に変身する過程を経過して飛ばすことが可能[79]。この形態に変身したのは孫悟空とベジータだが、尻尾がないベジータは変身する際、ブルマが開発したブルーツ波発生装置により満月状態のブルーツ波を千倍にして一点に集め照射されたブルーツ波を浴びる必要がある。
デザインはアニメーターの中鶴勝祥。『GT』中盤のストーリーを練っているうちに出てきた流れから考え出され[80]、サイヤとツフルのパワーが融合した敵であるベビーとの決戦には、超サイヤ人3をしのぐ戦士が必要という考えや、敵の邪悪龍を通じてドラゴンボールの存在意義を考えるというテーマから、物語の幹であるドラゴンボールが敵なら悟空も究極の形になるべきという考えから、潜在能力を更なる開放させる変身として4を登場させるしかないという結論に到り、超サイヤ人4こそが1000年に一度現れる伝説の超サイヤ人ではないかというコンセプトでデザインされ物語への登場となった[81][82]。
上半身が上着を着ていないのは、赤い体毛を目立たせることで野生を強調するという演出の狙いからであり、悟空が大猿になるという話を聞いた中鶴により野性をコンセプトにしてデザインされた[83]。悟空が変身後、大人の姿で描かれているのは、これまでのシリーズを通して最強の形態にあたるため、子供の姿のままでは説得力に欠けることから、強さを最優先で強調させるためビジュアル的なインパクトで勝負すべきという判断から[79]。
後にドラゴンボールGT DVD-BOXのブックレットには、中鶴勝祥のデザイン画をみて描いた似顔絵として鳥山明が描き下ろした超サイヤ人4孫悟空が掲載された[84]。
変身したキャラクター
- 孫悟空 (瞳の色:黄色)
- ベジータ(瞳の色:緑)
- ゴジータ(瞳の色:青、髪の色:赤)
- ブロリー[71]
伝説の超サイヤ人
劇場版『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』他劇場版2作品において登場した劇場版オリジナルキャラクターであるブロリーのみが変身する形態。1000年に一人あらわれるというサイヤ人の伝説にあるように、破壊と殺戮を好むことから伝説の超サイヤ人と呼ばれている[85]。悟空たちが変身する超サイヤ人とは異なる進化を遂げた存在であり[85][86]、超サイヤ人の本来の姿である最も血と殺戮を好むサイヤ人そのものというコンセプトで生み出された。ブロリーは通常の超サイヤ人になることが可能だが、それからさらにこの形態へと変身することができる。変身すると白目になって超サイヤ人第3段階のように筋肉が膨れあがる[87]。なお、変身時には全身から閃光を発する。
変身したキャラクター
- ブロリー
- バイオブロリー
超サイヤ人ゴッド
劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』において悟空が変身した「伝説の救世主」と言われる最強のサイヤ人[88]。破壊神ビルスと渡り合えるほどの驚異的な戦闘力を誇る。神のような質の高いクリアな[89]気を持っており、神の域に達していない者には、その気を感じ取ることすらできない。伝説の中の伝説の存在と言われており、神龍のみが詳細を知っていた。作中ピッコロやビルスが指摘したような、単なるパワーアップでしかない単純なエネルギーの譲渡ではなく、正しい心を持ったサイヤ人が6人集まり、5つの正しい心の光を1つの正しい心に注ぐことで覚醒する。全身を炎のようなオーラが包み、頭髪の色は赤になり目は輪郭線があるものに変わり、瞳孔は黒、虹彩は赤からなる二色の瞳に変化する。身体は通常時より若干スリムな体格になる。過去にも一度だけ、悪しきサイヤ人を倒すため正しい心を持つ少数のサイヤ人の中から現れたが、反乱途中で変身が解け力尽きた。
デザインを行った鳥山明は、「超サイヤ人がどんどん派手になっていったため、できる限り削ぎ落とすことにした」「サイヤ人の神様なので逆に限界までシンプルにする方向にした」と語っている[90]。
- 詳細は「超サイヤ人ゴッド」を参照
変身したキャラクター
- 孫悟空
サイヤ人の一覧
原作に登場するサイヤ人は、純血は孫悟空(カカロット)、ラディッツ、ナッパ、ベジータ、バーダック。このうちバーダックは元々、テレビスペシャル『たったひとりの最終決戦』に登場したアニメオリジナルキャラクターだったが、これを観た鳥山明が感心し、逆輸入の形でフリーザが回想するシーンの2コマのみながら、原作にも登場することとなった。地球人との混血は孫悟飯、トランクス、孫悟天、パン、ブラが登場。フュージョンやポタラによる合体で誕生したサイヤ人としてはゴテンクス、ベジットが登場する。また悟空の想像の中で、悟空とミスター・サタンの合体した姿が登場し、一部のゲーム作品においてはゴタンと名付けられプレイヤーキャラクターとして使うことができる。
鳥山明による漫画作品では他に、『ネコマジンZ』のオニオや、『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』に登場するラディッツとカカロット(孫悟空)の母ギネが描かれている。
アニメにのみ登場するオリジナルキャラクターは、神様がクリリンたちの修行の時に闘わせた過去のサイヤ人、バーダックの仲間であるセリパ、トーマ、トテッポ、パンブーキンや、ベジータの父であるベジータ王など、そのほかに悟空の想像の中で、悟空とデンデがポタラにより合体した姿が登場。映画オリジナルではターレス、ブロリー、パラガスなど。フュージョンで誕生したサイヤ人としてゴジータが登場する。『ドラゴンボールGT』では悟空の子孫で同姓同名の孫悟空(悟空Jr)と、ベジータJr(ベジータにそっくりの子孫〈名前は不明〉)が登場。ジャンプスーパーアニメツアー08用のオリジナルアニメ『オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』にはベジータの弟であるオリジナルキャラクターターブルが登場する。
ファミリーコンピュータ対応ゲームソフト『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』では、ブロッコ、オニオン、パンプキン(前述のパンブーキンとは別人)が登場している。『ドラゴンボール アルティメットブラスト』ではオリジナルのサイヤ人を「アバターモード」で作成でき、『ドラゴンボールヒーローズ』ではアバターとして男性と女性のサイヤ人が登場する。
備考
原作本編では、純血の女サイヤ人は登場しない。アニメでは界王によるサイヤ人の回想シーンで1カットだけ女性のサイヤ人が、フリーザの回想(ベジータ王反乱のシーン)で女性らしい青髪のエリートサイヤ人が登場する。テレビスペシャルではセリパ以外に酒場の一場面にも女性サイヤ人が登場している。
ゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』では、アメリカザリガニ (お笑いコンビ)のアメパイ(柳原)・ザリパイ(平井)、アッキーナ(南明奈)もサイヤ人の姿で登場している。
テーマソング
脚注
テンプレート:ドラゴンボールen:Dragon Ball#Plot summary- ↑ 地球人やナメック星人にもサイヤ人の平均戦闘レベルを凌駕した者が少数だが出現している。
- ↑ 2.0 2.1 「DRAGON BALL 科学館 PART1」『DRAGON BALL フルカラー フリーザ編1』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、245頁。
- ↑ 週刊少年ジャンプ特別編集『鳥山明 THE WORLD』39頁。
- ↑ 「DRAGON BALL 科学館 PART2」『DRAGON BALL フルカラー フリーザ編2』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、245頁。
- ↑ 『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』において、この戦闘服がサイヤ人の正装だとベジータが述べている。
- ↑ 6.0 6.1 鳥山明『銀河パトロールジャコ』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、209頁。
- ↑ ジャンプ・コミック出版編集部編『テレビアニメ完全カイド「DRAGONBALL」〜天下一伝説〜』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2004年7月2日、ISBN 4-08-873705-9、84頁。
- ↑ 『鳥山明○作劇場『改』 其之壱』188頁。
- ↑ 鳥山明『銀河パトロールジャコ』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、239頁。
- ↑ 10.0 10.1 「鳥山明先生超一問一答!!」最強ジャンプ2014年3月号第1ふろく『ドラゴンボール エピソードオブバーダック』80頁。
- ↑ 亀仙人いわく、悟空は世の平和や正義より前に強者との戦闘を楽しみたいという動機で戦っている。好戦的な性格により活発に暴れるが、仲間や地球を思う優しさを持っており何度も地球の危機を救った。
- ↑ ジャンプ・コミック出版編集部編『テレビアニメ完全カイド「DRAGONBALL」〜天下一伝説〜』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2004年7月2日、ISBN 4-08-873705-9、82頁。鳥山明は「女性だとやっつけにくいから描かなかったんだと思う」と当時を振り返っている。アニメ『Z』TVSP「たった一人の最終決戦」ではセリパなど女性のサイヤ人が登場する。
- ↑ 危機的状況下に陥ると突如として生えることもある。ただし、地球の神によって処置を施された悟空や地球での戦いで尾を失ったベジータ、悟飯は以後再生することはなかった。
- ↑ 渡辺彰則編 「CHARACTERISTICS サイヤ人」『ドラゴンボール大全集 4巻』集英社、1995年10月9日、ISBN 4-08-782754-2、42-44頁。
- ↑ 15.0 15.1 渡辺彰則編「DBの世界 種族」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、43頁。
- ↑ 切れてしまった頭髪が元に戻るかどうかは不明。ただ悟空はムラサキ曹長や桃白白の刀によって髪が一部切れたことがある。ベジータはアニメ版の初登場時は茶髪だったが、これは原作での登場時色が不明だったため。
- ↑ ジャンプ・コミック出版編集部編「マンガ「DRAGON BALL」の真実 トリヤマはこう考えていたよスペシャル part2」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874803-0、94頁。
- ↑ 週刊少年ジャンプ編集部編「GT超辞典」『復刻版 ドラゴンボールGT パーフェクトファイルVol.1』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2006年4月9日、ISBN 4-08-874089-0、89頁。髭を生やすこと自体は、鳥山明自身のデザイン。
- ↑ ジャンプ・コミック出版編集部編『ドラゴンボール完全版公式ガイド Dragonball FOREVER 人造人間編〜魔人ブウ編 ALL BOUTS & CHARACTERS』198頁。
- ↑ 『東映アニメフェア'90夏 鳥山明 THE WORLD』パンフレットより。
- ↑ べジータと戦って敗れたザ―ボンとドドリア、そしてフリーザもサイヤ人の特性を把握していたらしい描写が劇中であった。また、アニメ『Z』TVSP「たった一人の最終決戦」では、ドドリアの部下2人が仲間2人を瞬殺したバーダックと交戦する際、「(バーダックは最下級戦士ではあるが)レベルはどうあれ、サイヤ人に違いはない。油断するな」と発言しており、フリーザ一味の戦士達がこの頃からサイヤ人を恐れていたことがうかがえる。
- ↑ 22.0 22.1 ジャンプ・コミック出版編集部編「第2章 ワールドガイド DBの住人 2 サイヤ人」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874804-7、58-61頁。
- ↑ 宇宙空間に出たら死ぬとサイヤ人自身により断言されたことはない。元となっているフリーザの台詞は「(自分は宇宙空間でも生きられるが)お前はどうかな?」というもの。
- ↑ 「鳥山明スペシャルインタビュー」『DRAGON BALL フルカラー フリーザ編5』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、242頁。
- ↑ 前者に関してはウサギ団員と兎人参化も月面上で生きており、後者はこのシーンが大気圏内と大気圏外、どちらでの出来事であるかは不明。
- ↑ ただし、攻撃直後に地球消滅をさせる意思での攻撃だったのか、星の消滅までの間に脱出する意思での攻撃だったのかは不明。宇宙空間に出た場合の生死の可不可いかんにかかわらず、星の爆発・消滅までに脱出することは可能。
- ↑ アニメでは、ブラはブルマ同様、水色の髪。トランクスは灰色。
- ↑ 渡辺彰則編「DBの世界 社会」『ドラゴンボール大全集 4巻』集英社、1995年10月9日、ISBN 4-08-782754-2、44頁。
- ↑ 鈴木晴彦編「SON GOKU IN Z 最強!孫悟空」『テレビアニメ完全ガイド ドラゴンボールZ孫悟空伝説』集英社、2003年10月8日、ISBN 4-08-873546-3、38頁。
- ↑ 『ドラゴンボール エピソード オブ バーダック』にて過去に飛ばされたバーダックとの関係は不明。
- ↑ ベジータはサイヤ人を労働力や奴隷として扱ったと言っていた。
- ↑ 渡辺彰則編「DBの世界 社会」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、39頁。
- ↑ 33.0 33.1 33.2 週刊少年ジャンプ編集部編「GTワールドガイドIV サイヤ&ツフルの章 パート1 徹底検証 二大種族!!」『復刻版 ドラゴンボールGT パーフェクトファイルVol.1』74-75頁。
- ↑ DVD & Blu-ray『ドラゴンボールZ 神と神』特別限定版 特製ブックレット「CHARACTER CORRELATION DIAGRAM」、東映、17頁。
- ↑ 原作以外の作品を含めるとターレス、ブロリー、パラガス、ターブルを入れた8人となるが、原作最終回まで生き残ったのは悟空とベジータ、アニメまで入れるとターブルのみ。また、ターブル以外は少なくとも1度死亡した描写がある。
- ↑ 鳥山明が東映動画に提供した一色イラストおよび設定メモには、スカウターはツフル人が発明したものである旨が記されている。
- ↑ 『Z』20話より。
- ↑ アニメ『ドラゴンボールGT』では、ベジータがブルーツ波発生装置を使い尻尾が無い状態で変身している。
- ↑ 39.0 39.1 TVアニメとゲームのみの登場。
- ↑ 40.0 40.1 40.2 TVアニメのみの登場。
- ↑ 41.0 41.1 41.2 41.3 ゲームのみの登場。
- ↑ 『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』で登場。
- ↑ 自分自身に対するものでも可。
- ↑ 44.0 44.1 44.2 44.3 渡辺彰則編「SPECIAL ATTACK DICTIONARY 技事典」『ドラゴンボール大全集 7巻』123-152頁。
- ↑ 渡辺彰則編「ドラゴンボール世界観用語解説」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、47頁。
- ↑ 鳥山明「其之四百二十九 迫る天下一武道会」『DRAGON BALL 第36巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1993年11月4日、ISBN 4-08-851495-5、124頁。
- ↑ 経緯については個々のキャラクターページ参照。
- ↑ 自分たちで混血の子孫を増やしサイヤ人の天下を目指すことも提案していた。
- ↑ ジャンプ・コミック出版編集部編「THE SECRET IN Z 知られざる『Z』」『テレビアニメ完全カイド「DRAGONBALL Z」孫悟空伝説』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2003年10月8日、ISBN 4-08-873546-3、198-199頁。
- ↑ 劇場版公式サイト 劇場版ドラゴンボールヒストリー マル秘ノート
- ↑ セルゲーム後の逸話であり、本来の超サイヤ人形態には変身可能な状況にあった。
- ↑ 『'92夏東映アニメフェア』パンフレットより。
- ↑ 53.0 53.1 「孫悟空 戦闘力成長の軌跡」 ドラゴンボール大全集7巻 83頁、「技事典」 155頁
- ↑ 実際に計測する場面はなくドラゴンボール大全集で判明した情報。また、アニメではフリーザのフルパワーの戦闘力を計測できた軍の基地に内蔵されている高性能なスカウターが大爆発している。この時も数値は「すごい戦闘力」としか言われていない。
- ↑ 「マンガDRAGONBALLの真実〜トリヤマはこう考えていたよスペシャル」『ドラゴンボール超エキサイティングガイド ストーリー編』88頁。
- ↑ 『ドラゴンボール エピソード オブ バーダック』に登場。
- ↑ 57.00 57.01 57.02 57.03 57.04 57.05 57.06 57.07 57.08 57.09 57.10 『ドラゴンボールヒーローズ』に登場。
- ↑ 『ドラゴンボール アルティメットブラスト』に登場。
- ↑ 原作ではベタの部分にはハイライトが入る。
- ↑ 「GROWING UP 孫悟空」ドラゴンボール大全集2巻 112頁
- ↑ 61.0 61.1 週刊少年ジャンプ編集部編「超2大特集 超サイヤ人進化論!!」『ジャンプ・アニメコミックスドラゴンボールZテレビスペシャル 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』集英社〈ジャンプコミックスセレクション〉、1993年5月31日、ISBN 4-8342-1185-1、146-147頁。
- ↑ 鳥山明「其之四百七十四 限界!!超サイヤ人3』『DRAGON BALL 第40巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1995年3月3日、ISBN 4-08-851499-8、23頁。
- ↑ 63.0 63.1 ジャンプ・コミック出版編集部編「第3章 修行の章 修行Ex 修行以外で果たした悟空のパワーアップ」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド ストーリー編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月9日、ISBN 978-4-08-874803-0、62頁。
- ↑ 「技事典」『ドラゴンボール超全集4巻』集英社、2013年5月9日、ISBN 4-08-782499-3、156頁。
- ↑ PlayStation 2専用ソフト『ドラゴンボールZ3』に登場。
- ↑ PlayStation Portable専用ソフト『ドラゴンボールZ 真武道会2』に登場。
- ↑ 『ミラクルバトルカードダス』に登場。
- ↑ 鳥山明「其之四百七十七 孫悟空 帰る』『DRAGON BALL 第40巻』55頁。
- ↑ 鳥山明「ベジータとカカロット」『DRAGON BALL 第42巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1995年8月4日、ISBN 4-08-851090-9、116頁。
- ↑ 「鳥山明先生 魔人ブウ編(秘)一問一答!」『最強ジャンプ』2014年6月号、集英社、10頁。
- ↑ 71.0 71.1 71.2 データカードダス『DRAGONBALL改 DRAGON BATTLERS』、『ドラゴンボール レイジングブラスト』、『ドラゴンボールヒーローズ』に登場。
- ↑ 週刊少年ジャンプ編集部編「GT超辞典」『復刻版 ドラゴンボールGT パーフェクトファイルVol.2』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2006年4月9日、ISBN 4-08-874090-4、92頁。
- ↑ 73.0 73.1 73.2 73.3 「GT超辞典」『ドラゴンボールGTパーフェクトファイルVol.2』集英社、1997年5月19日、ISBN 4-83-421528-8、94頁。
- ↑ 「DESIGN BASE GT 中鶴勝祥ビジュアルガイド」『ドラゴンボールGT DVD-BOX特製ブックレットDragonbook』、50-55頁。
- ↑ 「ドラゴンボールGT STORY GUIDE」『ドラゴンボール超全集3巻』、集英社、2013年4月4日、ISBN 4-08-782498-5、6頁。
- ↑ 76.0 76.1 「GTキャラクターズ」『ドラゴンボールGTパーフェクトファイルVol.1』集英社、1997年5月19日、12頁。
- ↑ 77.0 77.1 「GTワールドガイド 超サイヤ人・進化の章」『ドラゴンボールGTパーフェクトファイルVol.1』集英社、1997年5月19日、ISBN 4-83-421524-5、67頁。
- ↑ なお、サイヤパワーを取り込むにあたって、他のサイヤ人の協力は不可欠である。
- ↑ 79.0 79.1 「DRAGON BALL Q 前川淳ストーリーQ&A」『ドラゴンボールGT DVD-BOX特製ブックレットDragonbook』、56-59頁。
- ↑ 「あのころのGT プロデューサー森下孝三インタビュー」『ドラゴンボールGT DVD-BOX特製ブックレットDragonbook』、44-49頁。
- ↑ 「ウラ話Q&A編」『ドラゴンボールGTパーフェクトファイルVol.1』集英社、1997年5月19日、ISBN 4-83-421524-5、40-42頁。
- ↑ 「GTワールドガイド マル秘ストーリー」『ドラゴンボールGTパーフェクトファイルVol.2』集英社、1997年5月19日、ISBN 4-83-421528-8、80-83頁。
- ↑ 「Gokou's Trush PART2 悟空の秘密が明らかに!!」『ドラゴンボールGT DVD-BOX特製ブックレット Dragonbook』、42頁。
- ↑ 「鳥山明先生からのメッセージ」『DRAGON BALL GT DVD BOX Dragonbook』、1頁。
- ↑ 85.0 85.1 渡辺彰則編 「アニメ版サイヤ人の系譜」『ドラゴンボール大全集 補巻』集英社、1996年8月18日、ISBN 4-08-102019-1、92頁。
- ↑ バンダイから発売された食玩である『ドラゴンボールZ リアルワークス 人造人間編』のブロリーのパッケージには「突然変異の超サイヤ人」と記されていた。
- ↑ 変身における体への負担や、筋肉膨張によるスピードの犠牲については不明。
- ↑ 「ピラフ大王がチェックするホントの最強は誰だ!!選手権」ドラゴンボールZ神と神 パンフレット、東映、2013年3月30日、20頁。
- ↑ 「世界観用語事典」『ドラゴンボール超全集4巻』集英社、2013年5月9日、ISBN 4-08-782499-3、48頁。
- ↑ 「鳥山先生SPインタビュー」『Vジャンプ』2013年5月号、集英社、35頁。