ケーシング
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ケーシング(Casing)はソーセージの表皮部分である。
主に動物の腸を用いるほか、人工(コラーゲン、プラスチック、セルロース製)のものもある。ケーシングの中に調味した挽肉を入れてソーセージを作る。
日本では、日本農林規格により使った腸によって名称が変わる。牛腸又は製品の太さが36mm以上のソーセージはボロニアソーセージ 、豚腸又は製品の太さが20mm以上36mm未満のソーセージはフランクフルトソーセージ、羊腸又は製品の太さが20mm未満のソーセージはウィンナーソーセージである。ヨーロッパではこれらのソーセージはそれぞれ、ボローニャ、フランクフルト、ウィーンのソーセージである。近年では人工ケーシングを使った製品が多く、その場合は直径で分類する。
日本ではケーシングを小ロットまたは1本単位で入手することは難しかったが、メーカー向けの納入業者がオンラインショップを開設して手に入れやすくなった。