クイズDEデート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
テンプレート:出典の明記 テンプレート:基礎情報 テレビ番組
『クイズDEデート』（クイズでデート）は、1977年4月2日から1985年6月30日まで関西テレビで放送された視聴者参加型のクイズ番組である。土曜深夜時代にはMIZUNO（美津濃スポーツ）の一社提供で放送。
放送時間
放送開始当初は毎週土曜 23:00 - 23:30 （JST、以下同）に放送されていたが、後に『パンチDEデート』が同時間帯へ移動したことから、1984年4月以降は毎週日曜 11:25 - 11:55に放送されるようになった。以来、関西テレビでは『笑っていいとも!増刊号』の途中飛び降りが行われるようになった。また、それまではいくつかのネット局を擁していたが、同時期から関西テレビとキー局のフジテレビのみで放送されるようになった（フジテレビでは遅れネットで放送）。
出演者
歴代司会者
- 初代テンプレート:0 E・H・エリック、桑原征平（当時関西テレビアナウンサー）、木原美知子
- 2代目 桂三枝（現・六代桂文枝）、桑原征平、木原美知子
- 3代目 桂三枝、川島なお美（1984年3月まで）
- 4代目 原田伸郎、斉藤慶子（1984年4月以降）
- 5代目 原田伸郎、春やすこ
クイズの仕組
テンプレート:雑多な内容の箇条書き 毎回男女カップル4組が出場し、トーナメント方式で競いあっていた。土曜深夜時代には原則として恋人同士での参加、または未婚の友人カップルのみでの参加を条件としていた。優勝したペアにはスポンサーの美津濃スポーツが提供するスポーツ用品などが贈呈され、さらに海外旅行を賭けたクイズ「チャンスチャンス」に挑戦できた。
前期（土曜深夜時代）
- トーナメント方式で、まず1回戦はペアのどちらかがヒントを出し、もう一人がそれから連想するクイズに応える。正解するごとに1点獲得。お手つきや答えが難しいと思った場合のパスは5問まではポイントに影響しないが、6問目以降は1点のマイナスとなる。これを1分間2セット（2セット目は出題側、回答側が入れ替わる）行い、その合計ポイントで勝者を決めていた。
- 決勝戦は1回戦を勝ち抜いたチーム同士が、毎回登場するゲスト歌手がヒントを出題し、セットにある「ク」「イ」「ズ」「DE」「デ」「ー」「ト」の7枚のパネルの中から両チーム1枚ずつ選んで、そこにあるテーマに沿ったクイズを出題し、出場ペアが回答するという仕組みだった（決勝は1セット。その他のルールは1回戦にほぼ同じだが、得点・パス・誤答などは1回戦のものを加算しない）。
- 最終的にポイントを多く取ったチームの勝ち。同点になった場合には、パス・誤答の少ないチーム→1回戦のスコアの多いチームの順で優勝を決めていた。
優勝ペア決定後
- 優勝ペアにはスポンサーの美津濃スポーツが提供するスポーツ用品などが贈呈された。当初はチャンスチャンスは無く、その代わりに数か月に1度開かれる優勝者大会への出場権を獲得。優勝者大会で優勝したペアには割れたくす玉から紙吹雪が降り（後に天井から紙吹雪が降る演出に変更）、ヨーロッパ旅行が贈呈された。後に、毎週優勝チームがアメリカ西海岸旅行を目指すチャンスチャンスが導入された。
- チャンスチャンスは、最初は1回戦の方式と同じようにペアが出題側と回答側に分かれ、30秒間で7問正解するとアメリカ西海岸旅行を獲得できた（この時の紙吹雪が、天井から降らせるものに変わった）。なお、パス・誤答の減点は無かった。言い直しや答えに近い回答も司会者の裁量で認めたこともある（特に三枝時代には多かった）。
- 三枝・なお美ペアになった頃からセットがリニューアルした末期ではVTRの3ヒントクイズになり、最初のヒントで当てるとパネルを3枚、2回目は2枚、3回目は1枚のパネルを開けることができた。その7枚のパネルの中に2枚だけある天使のイラストを引き当てるとハワイ旅行獲得である。ヒントが易しかったためか、ハワイ獲得できた回数が多かった。
後期（日曜昼前時代）
- 1回戦の第1セット目は従来と同じく出場ペアが出題側、回答側に分かれて正解数を競うものだったが、第2セット目はヒントマン（タレント5人）から1人を選んで、ヒントマンからの出題をペア2人で答えるという仕組だった。
- 決勝戦（1セット勝負）もヒントマンを両チーム1人ずつ選び、さらに7枚のパネルから1つずつ選んでそのテーマに沿ったクイズを出題し、ペアが回答するシステムだった。
- 優勝チームにはチャンスチャンスへの挑戦権が与えられたが、この時から旅行の行き先がハワイに変更された。
- 初期には土曜深夜時代末期と同様に、VTRの3ヒントクイズで、最初のヒントで当てるとパネルを3枚、2回目は2枚、3回目は1枚のパネルを開けることが出来る。その7枚のパネルの中に2枚だけある天使のイラストを引き当てるとハワイ旅行獲得である。やはり優しいヒントのせいでハワイ旅行が続出。これにより、チャンスチャンスが後述の厳しい形式へ変わることになった。
- 中期からはルールが厳しくなり、ヒントマンの5人がリレー方式で1分間のクイズを出題し、13問正解でハワイ旅行獲得。パス・誤答の減点は無いが、言い直しや正解に近くても司会者の裁量でおまけ正解にしてくれることはなく、一言一句合っていないと正解として認められなかった。
- また、ヒントマンは指名されたペアが勝った場合には1ポイントが与えられ、8ポイントを貯めれば出場ペアと同様にハワイ旅行獲得となったが、負けた場合にはポイント0に戻された。
BGM
- 1984年4月から最終回までのオープニングテーマ：Show Dance （THE SQUARE、アルバム『MIDNIGHT LOVER』に収録）
