クイズテレビずき
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『クイズテレビずき!』は、1993年1月9日から同年9月25日までTBS系列(テレビ山口を除く)で土曜日の19:30 - 20:00に放送されていたロート製薬一社提供のクイズ番組である。
17年続いた『クイズダービー』の後番組で、TBS系列としては最後のロート製薬一社提供の番組であった。
番組概要
テレビ番組に関する問題が中心のクイズ番組で、2時間特番で何度か放送された「芸能界クイズ大作戦」がレギュラー化された。
なお、この番組を最後に26年続いたTBSの土曜19時台後半・ロート製薬提供枠は消滅した。更に、1960年2月開始の朝日放送制作(腸捻転時代)の『ダイラケ二等兵』以来(TBS制作では1961年7月開始の『月曜日の男』以来)、また日曜19時台前半の毎日放送制作枠(1975年4月〜1991年9月の16年半)を含めて、放送枠を変えながら33年8か月続いたTBSのロート製薬一社提供番組は終了した。
出演者
司会
その他の出演者
○印は、クイズダービーでレギュラーだった解答者であることを示す。
- 夏木マリ
- 竹下景子○
- 平松愛理
- 古今亭志ん輔
- 植草克秀○
- 井森美幸○
- 佐藤政道
- 国生さゆり
- 西郷輝彦 - ロート製薬提供『アップダウンクイズ』3代目司会者。
- 細川ふみえ
- 竹内力
- 小林幸子 - 特番でも行われた「幸っちゃんクイズ」を担当。毎回クレーンに乗って歌いながら登場していた。
- ほか
備考
- この番組の放送期間中の1993年4月より、ロート製薬のオープニングキャッチがリニューアルした(詳細は、ロート製薬の項目も参照)。同様に、関西テレビ制作・フジテレビ系列の『三枝の愛ラブ!爆笑クリニック』の前半提供も対象だった。
- スタジオにもロート製薬の商品名「パンシロン」「新・Vロートプラス」「ロートZi:」の看板が掲げられていた。実質的には、この番組が最後のスタジオでのロートの看板表示となった。
- この番組はクイズダービーの初代プロデューサーだった居作昌果が企画した番組だった(「芸能人クイズ大作戦」の時にも企画を担当)。彼が制作スタッフに起用されたのも、視聴率向上のためでもあった。さらに製作発表で鶴瓶が「たけしさんに負けません」と発言したにもかかわらず、いずれも効果を果たせなかった。
- 初期のテーマ曲は、『KO世紀ビースト三獣士』オリジナルサントラに収録されている「ラブ・イズ・マケテラネレーションI〜アクション・インストゥルメンタル」からの流用。この曲は、同局で放送中の『オールスター感謝祭』のアンケート(「赤坂5丁目ミニマラソン」など)発表の時にも使われている。
- 初期の頃は一人二組のペア対抗戦だったが、途中で個人戦に変更された。
- CM明けのサウンドステッカー (SS) は高橋由美子の楽曲「だいすき」のイントロ部分が使用されていた。第1回目の放送に高橋がゲスト出演した時、「これ、わたしの曲です」と説明した後、鶴瓶が「すまんねぇ、勝手に使わせといて」とコメントしていた。
- エンディングの提供読みは、『クイズダービー』末期ならびに『クイズ!!ひらめきパスワード』末期と同様に、固定の女性ナレーターによる「健やかな明日のために、ロート製薬の提供でした」とのアナウンスが入っていた。しかし、一つ違うのは提供読みの際にBGMがなかったことである(同様に、『クイズ!!ひらめきパスワード』でもBGMなしの提供読みだった。ただし、『クイズダービー』では番組テーマ曲に乗せての提供読みだった)。また、エンドカードはブルーバックに白抜きで「クイズテレビずき! 終」と書かれていた。