ガリア戦記

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18世紀出版の『ガリア戦記』

ガリア戦記』(ガリアせんき、テンプレート:Lang-la)は、共和政ローマ期の政治家・軍人のガイウス・ユリウス・カエサルが自らの手で書き記した、ガリア戦争の遠征記録である。

指揮官カエサル自らが書いた本書は、もともとは元老院への戦況報告の体裁を取っていたと考えられ、文中において自己に言及するときは「カエサル」もしくは三人称で書かれていることが特徴である。また文中の所々にガリア人ゲルマン人の風俗についての記述がある。

タイトル

題名は、カエサルが刊行した当初は、中世の写本などから『ガイウス・ユリウス・カエサルの業績に関する覚書』(テンプレート:La)であったと考えられているが、ルネサンス以降の刊行における題名は『カエサルのガリア戦争に関する覚書』(テンプレート:La)であり、さらに省略されて現在流布している題名になった。

構成

本書は全8巻からなり、紀元前58年から同51年にかけて8年間にわたるガリアゲルマニアブリタンニアへの遠征について記述している。なお、第8巻のみカエサルでは無く、カエサルと同時代のアウルス・ヒルティウスが執筆している。

日本語訳

参考文献

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外部リンク