オウギワシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オウギワシ(扇鷲、学名:Harpia harpyja、英名:American Harpy Eagle、あるいは単にHarpy Eagle)は、タカ目タカ科に属する鳥類の一種。 本種のみでオウギワシ属を形成する。
分布
形態
大型の猛禽類。平均的な雌は全長100cm、翼開長200cm、体重7.5kg に達する。雄は雌より小型で、体重は4.75kg 程度。爪の長さは13cm もある。体の大きさはフィリピンワシやオオワシと並び、猛禽類では最大の部類に入る。
握力が強く、猛禽類の中でも最強と言われる。聴覚や視覚も鋭い。
生態
熱帯雨林に生息する。
食性は動物食で、哺乳類(サル、ナマケモノなど)、鳥類、爬虫類(イグアナなど)、両生類などを捕食する。樹間をすり抜けるように飛行し、獲物を捕らえる。
高木の樹上に営巣する。
Sibley分類体系での位置
保全状態評価
画像
- Harpia harpyja -Sao Paulo Zoo, Brasil -adult-8a.jpg
ブラジルの動物園で撮影
- Harpia harpyja -Belize-8a.jpg
ベリーズのオウギワシ
参考文献
- 上田恵介監修 『小学館の図鑑NEO 鳥』 小学館、2002年、164頁。
- 小宮輝之監修 『原色ワイド図鑑 鳥』 学習研究社、2002年(改訂新版)、182頁。テンプレート:Bird-stub