エイチ・エス証券
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テンプレート:独自研究 テンプレート:Infobox エイチ・エス証券株式会社(エイチエスしょうけん)は、山一證券系の協立証券を、大手旅行代理店・H.I.S.の創業メンバーである澤田秀雄が買収し、誕生した証券会社である。現法人は、持株会社化に伴って、新設された法人。
概要
海外投資とモバイル株取引に特徴があり、同社は海外投資の商品ラインアップとしてブラジルやトルコ、インドネシアといった高利回りの外国債券やロシア株、中国株などを提供している。 また、モバイルサービス「株マル得ケータイ」では、携帯電話用株取引ツール「モバ株」、スマートフォン用株取引ツール「スマ株」といった株取引ツールを提供しているほか、同社の子会社を通してH.I.Sと提携し旅行や物販などを同モバイルサービスで提供している。 2011年(平成23年)10月24日時点でロシア株は101銘柄で業界最多銘柄数、外国為替保証金取引は126通貨ペアと業界最多水準の取り扱いとなっている。
2007年(平成19年)4月1日付けで、(旧)エイチ・エス証券は純粋持株会社となり、澤田ホールディングス株式会社に社名変更し、証券業を新設のエイチ・エス証券に分割した。持株会社は、モンゴルのハーン銀行も連結子会社としている。 業界初の試みである携帯電話より注文を行うと手数料が割引になる「モバ割」を展開し注目を集めた。また、ベンチャー企業のIPO件数の多さも同社の特徴である。
沿革
- 1958年(昭和33年)1月 - 協立証券株式会社として、旧法人を設立。
- 1999年(平成11年)4月 - 旧法人が、エイチ・アイ・エス協立証券株式会社に商号変更。
- 2001年(平成13年)10月 - 旧法人が、エイチ・エス証券株式会社に商号変更。
- 2004年(平成16年)10月13日 - 旧法人・エイチ・エス証券が、大証ヘラクレスに上場(証券コード:8699)。
- 2006年(平成18年)9月28日 - エイチ・エス証券の子会社として、エイチ・エス証券分割準備株式会社(現法人)を設立。
- 2007年(平成19年)4月1日 - 会社分割により(旧)エイチ・エス証券(現:澤田ホールディングス)から業務を引継ぐとともに、商号をエイチ・エス証券分割準備株式会社からエイチ・エス証券株式会社へ変更。
上場主幹事業務実績
その他
- エイチ・エス証券の前身にあたる合同証券は、大番 (小説)の主人公・赤羽丑之助のモデルである佐藤和三郎が社長を務めた企業である。